日独防衛相テレビ会談について

2020年11月10日
防衛省
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標記について、下記のとおり実施されましたのでお知らせします。

2020年11月10日17時00分から約45分間、岸防衛大臣とクランプ=カレンバウアー独国防大臣とのテレビ会談が行われました。

  1. 冒頭、クランプ=カレンバウアー大臣から、岸大臣に対し就任の祝意が示され、岸大臣から感謝の意を示しました。
  2. 両大臣は、東シナ海・南シナ海を含む地域情勢について意見交換を実施し、引き続き緊密に連携していくことを再確認しました。その中で、両大臣は、最近生じている事象も踏まえ、両国間で意思疎通を維持し、力を背景とした一方的な現状変更の試み、また、緊張を高めるいかなる行為にも強く反対することに加え、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要とのメッセージを明確に発信していくことで一致しました。
  3. また、岸大臣は、平和と安全保障に影響を与えうる感染症に係るリスクに対し、結束した活動を実施していきたい旨述べ、以下の取組をドイツと進めていくことを提案し、クランプ=カレンバウアー大臣の賛同を得ました。
    • 新型コロナウイルス感染症流行下の人道支援及び災害対処(HA/DR)活動で得られた教訓の共有
    • 感染拡大への対処能力を高めるべく、第三国協力を進める新たな機会を模索
    • 同志国と協力し、自国により有利な国際秩序・地域秩序を形成しようとする影響工作等の動きに関する意見交換
  4. さらに、岸大臣から、先般ドイツが発表した「インド太平洋ガイドライン」を歓迎し、高く評価するとともに、同地域におけるドイツのコミットメント強化への強い期待を表明しました。両大臣は、今後も、防衛当局間のコミュニケーションを継続し、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向け、防衛協力・交流を引き続き活発に進めていくことで一致しました。

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