日マレーシア防衛相電話会談について

2020年7月20日
防衛省
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 標記について、下記のとおり実施されましたのでお知らせします。

 2020年7月20日17時00分から約20分間、河野防衛大臣とイスマイル・サブリ・マレーシア国防大臣との電話会談が行われました。

  1.  両大臣は、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している現状を踏まえ、防衛当局の役割等について意見交換を行いました。河野大臣からは、自衛隊のダイヤモンド・プリンセス号における活動に加え、水際対策強化及び市中感染拡大防止のための活動や、これまでの活動中隊員に一人も感染者を出していない自衛隊の感染予防策のほか、自衛隊中央病院の症例分析等についてとりまとめた新たな資料(別添)を用いながら説明を行いました。また、イスマイル・サブリ大臣から、マレーシア国軍の新型コロナウイルス感染症への対応を含む、マレーシアによる予防及び管理のための措置が共有されました。
  2.  さらに、両大臣は、東シナ海・南シナ海を含む地域情勢について意見交換を実施し、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。その中で、河野大臣は、最近も東シナ海・南シナ海において生じている事象を踏まえ、日本は力を背景とした一方的な現状変更の試み、また、緊張を高めるいかなる行為にも強く反対すること、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要であるということを共有しました。イスマイル・サブリ大臣は、南シナ海における平和、安全及び安定を維持・促進することの重要性や、南シナ海に関連する問題は、1982年国連海洋法条約(UNCLOS)を含む普遍的に認識されている国際法の原則に基づき平和的に解決されなければならないという点を強調しました。
  3.  両大臣は、二国間の防衛協力・交流等についても意見交換を行いました。河野大臣からは、これまでの世界の平和と繁栄を支えてきた自由で開かれた国際秩序を維持・強化する観点から、日本が価値や利益を共有する諸外国との間で引き続き連携していくことの重要性を指摘しました。また、河野大臣から、感染症の状況を踏まえつつ、両国が隙のない防衛態勢を維持していくこと、日マレーシア防衛協力・交流を継続・強化していくことの重要性を指摘しました。両大臣は、両国の共通利益に基づき、日マレーシア二国間の防衛関係をより深化させるために取り組むことを再確認しました。
  4.  その上で、両大臣は、新型コロナウイルスの感染が拡大する現状を踏まえ、次の3点について一致しました。
  1. 一刻も早い新型コロナウイルス感染症の終息に向け、防衛当局として感染症対策を行う中で得られた情報・教訓・知見を共有していくこと
  2. 防衛当局の役割等の観点から、現状を踏まえた脅威認識や感染症の拡大が各国の防衛政策に与え得る影響に関する認識を共有していくことの必要性
  3. 防衛当局間のコミュニケーションを継続するとともに、防衛協力・交流を引き続き強力に推進していくこと