日パプアニューギニア防衛相電話会談について

2020年6月16日
防衛省
英語版/English

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 標記について、下記のとおり実施されましたのでお知らせします。

 2020年6月16日17時00分から約30分間、河野防衛大臣とソロマ・パプアニューギニア独立国国防大臣との電話会談が行われました。

  1.  両大臣は、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している現状を踏まえ、防衛当局の役割等について意見交換を行いました。河野大臣からは自衛隊のダイヤモンド・プリンセス号における活動に加え、水際対策強化及び市中感染拡大防止のための活動や、活動に従事した隊員から一人も感染者を出していない自衛隊の感染予防策のほか、自衛隊中央病院の症例分析等についてとりまとめた新たな資料(別添)を用いながら説明を行いました。また、ソロマ大臣から、パプアニューギニアにおける最新の状況・取組について説明がありました。
  2.  両大臣は、感染症対策に関する知見等は人類共有の財産であり、国際社会で透明性をもって広く共有されるべきであることについて一致しました。また、河野大臣は、これまでの世界の平和と繁栄を支えてきた自由で開かれた国際秩序を維持・強化する観点から、価値や利益を共有する諸外国との間で引き続き連携していく必要がある旨指摘しました。
  3.  さらに、両大臣は、最近も東シナ海・南シナ海において生じている事象を踏まえ、東シナ海・南シナ海情勢を含む地域情勢について意見交換を実施し、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。その中で、河野大臣は、力を背景とした一方的な現状変更の試み、また、緊張を高めるいかなる行為にも強く反対し、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要であるという考えを共有しました。
  4.  両大臣は、二国間の防衛協力・交流等について意見交換を行い、河野大臣から、感染症の状況を踏まえつつ、両国が隙のない防衛態勢を維持していくこと、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向け、日パプアニューギニア防衛協力・交流を継続・強化していくことの重要性を指摘しました。河野大臣から、2015年から実施しているパプアニューギニア軍楽隊への能力構築支援事業の成果として、次回以降の自衛隊音楽まつりにおいて同軍楽隊による演奏の実現のため両国で引き続き協力することに言及し、これに対してソロマ大臣より謝意が示されました。また、ソロマ大臣より、現在調整中の施設分野での能力構築支援事業について期待が示されました。さらに、両大臣は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から延期となっている日・太平洋島嶼国国防大臣会合(JPIDD)について、新型コロナウイルス感染症の収束次第、早期に実施する必要性について一致しました。
  5.  その上で、両大臣は、新型コロナウイルスの感染が拡大する現状を踏まえ、次の3点について一致しました。
  1. 一刻も早い新型コロナウイルス感染症の終息に向け、防衛当局として感染症対策を行う中で得られた情報・教訓・知見を共有していくこと
  2. 防衛当局の役割等の観点から、現状を踏まえた脅威認識や感染症の拡大が各国の防衛政策に与え得る影響に関する認識を共有していくことの必要性
  3. 防衛当局間のコミュニケーションを継続するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向け、防衛協力・交流を引き続き強力に推進していくこと