日印防衛相電話会談について

2020年5月8日
防衛省
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標記について、下記のとおり実施されましたのでお知らせします。

2020年5月8日(金)19時30分から約30分間、河野防衛大臣とシン印国防大臣との電話会談が行われました。

  1. 両大臣は、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している現状を踏まえ、防衛当局の役割等について意見交換を行いました。河野大臣からは、ダイヤモンド・プリンセス号における自衛隊の活動や感染予防策等のほか、自衛隊中央病院の症例分析等について資料(別添)を用いながら説明を行いました。
  2. 両大臣は、昨年11月の日印外務・防衛閣僚会合(2+2)で調整を進めることを決定した日印戦闘機共同訓練に関し、新型コロナウイルス感染症の現状を考慮し、実施時期を延期することとしましたが、日印間で行う初の戦闘機訓練であることから、その重要性を踏まえ、感染症の終息後速やかに調整を再開し、日印防衛協力の深化を目に見える形で具体化していくことで一致しました。
  3. また、両大臣は、二国間の防衛協力・交流等についても意見交換を行い、河野大臣から、感染症の状況を踏まえつつ、両国が隙のない防衛態勢を維持していくこと、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化が日印両国共通の利益であることを踏まえ日印防衛協力・交流を継続・強化していくことの重要性を指摘しました。
  4. その上で、両大臣は、新型コロナウイルスの感染が拡大する現状を踏まえ、次の3点について一致しました。
    1. 一刻も早い新型コロナウイルス感染症の終息に向け、防衛当局として感染症対策を行う中で得られた情報・教訓・知見を共有していくこと
    2. 防衛当局の役割等の観点から、現状を踏まえた脅威認識や感染症の拡大が各国の防衛政策に与え得る影響に関する認識を共有していくことの必要性
    3. 防衛当局間のコミュニケーションを継続するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向け、防衛協力・交流を引き続き強力に推進していくこと

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