第4師団は、令和7年11月下旬、大分県の日出生台演習場において第41普通科連隊を基幹とする「第41戦闘団」を受閲部隊とし、「令和7年度第3次師団訓練検閲」を実施しました。寒気が強まる中で実施された訓練検閲は5夜6日にわたり、戦闘団は、現代の複雑な戦場環境を模擬した戦場で戦い抜き任務を完遂しました。
状況が開始されると、戦闘団は速やかに陣地地域へ前進し防御陣地を構築しました。この過程において、偽陣地の構築や車両等の装備品模型を設置することによって敵を欺くとともに、敵の偵察衛星やドローンによる上空からの監視に対応するための対空偽装を施す等、地上のみならず宇宙や低空域での偵察から部隊を守る戦闘要領が徹底されました。現代戦では、領域横断作戦(陸・海・空の領域に加え、宇宙・サイバー・電磁波も含む複数の領域を統合して活用する作戦概念)への対応が勝敗を左右する非常に重要な要素となっていることから、本検閲では、「領域横断作戦環境下」における部隊の対応能力が評価の対象となりました。受閲部隊は、これまでの練成の成果を発揮し領域横断作戦への対応を重視しつつ、刻一刻と変化する状況下において各級指揮官が的確に指揮の要訣を実践するとともに、諸職種が協同し各種戦闘力を効果的に組織化しました。
防御戦闘では、隊員からの火力要求に対し迅速かつ効果的に対機甲火力(装甲車に対するミサイル等)、砲迫火力(大砲等)及び対空火力(航空機やドローンに対するミサイル等)を発揮し、敵の主要な戦力を撃破して攻撃前進を阻止する等、全隊員が戦闘団長の要望事項である「最善を尽くせ」を具現実行し、一致団結して任務を完遂しました。
本検閲を通じて現代戦に関する様々な教訓が得られ、第4師団としての各種能力を向上させるものとなりました。