令和5年度師団レンジャー集合教育

  第4師団は、令和5年9月4日(金)から11月30日(木)までの間、大村駐屯地・大野原演習場等において、令和5年度師団レンジャー集合教育を実施しました。
 本教育は、主として遊撃行動間の困難な状況を克服して任務を完遂し得る、高い能力及び不撓不屈の精神力を有する隊員を養成する目的で行われました。
 レンジャー集合教育を実施するにあたり、第16普通科連隊第4中隊長 永瀬智弘3佐を教育隊長とし、基幹要員約40名が約2カ月間の準備期間をもって訓練地域の偵察や教育予行等を行い、 教育全般の認識の統一及び安全管理を徹底して教育体制の万全を図りました。
 教育開始にあたり、参加者全員の体力・泳力等の素養試験を行い、試験を突破した隊員は、当初の2カ月間は、レンジャー隊員に必要な気力・体力の向上を図るとともに、遊撃行動に必要な各種作戦を理解するための戦術教育等に臨みました。
 行動訓練の最後を締めくくる第9想定では、これまでの過酷な状況を克服してきた気力・体力の限界に挑み、劣悪な環境下においても全員が一丸となって全ての任務を完遂し、担任官である第16普通科連隊長から帰還した隊員へレンジャーき章わ渡され、 新たなレンジャー隊員20名が誕生しました。
 帰還した隊員たちは、同僚や家族から盛大な歓迎を受け、隊員の顔からは笑顔と涙が溢れました。新たなレンジャー隊員の誕生とともに、第4師団はこれからも国民の皆様の安心安全のために日々