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  • 2017.10.13 学校長コラム『早起きは三文の徳(得)』

 

早起きは三文の徳(得)

  近ごろ年のせいか、朝早く目が覚めるようになりました。「早起き は三文の徳(得)」ということわざがありますが、一体どのくらい得 をするのでしょうか。 三文は現在の価値で 90 円くらいですが、そもそも「三文」はき わめて価値が低いという意味で、三文判とか三文小説というように 使われます。元々は、早起きしてもたいして良いことはないという 意味だったという説もあります。 このことわざの語源は諸説ありますが、次の二つの説がよく語ら れています。 【土佐説】土佐山内家の執政、野中兼山が、仁淀川下流 に八田堰を造った際、堤を早く固めさすため、早起きして 堤の上を歩いた者に褒美として三文を与えた。 【奈良説】昔、奈良では、家の前に鹿の死体を放置して いると、三文の罰金が科せられた。そのため、できるだけ 人より早起きをして家の前に鹿の死体がないか確認し、も しあったら隣へ移す。そして、置かれた家は、またその隣 の家に移す。それが繰り返されて、最も遅く起きた家が罰 金を取られた。 どの説が正しいかはわかりませんが、私の場合、早起き してウォーキングすることで、体重が減り、体調も良く過 ごせているので、「三文の徳」はあったようです。読者の 皆様も、いつもより少し早く起き、何か始めてはいかがで しょうか。