令和5年8月1日付で第32代第20普通科連隊長に着任した武田1佐を紹介します。
挨 拶
この度、第32代第20普通科連隊長を拝命した武田一佐でございます。
諸先輩方が、心血を注いで育て上げられた歴史と伝統ある郷土連隊、そしてなによりも生まれ故郷であり、2等陸士から3等陸尉までの間、育てていただいた原隊において約21年振りに連隊長として職務できることに、この上ない喜びを感じるとともに、その重責に身の引き締まる思いであります。
さて、陸上自衛隊を取り巻く安全保障環境は、ロシアによるウクライナ侵攻、中国の軍事活動の拡大・活発化、北朝鮮による弾道ミサイル発射、地震・台風・豪雪等の自然災害の発生、重大な事故・事案の発生等、戦後最も厳しく複雑な情勢であります。我々は、何時如何なる任務が与えられようと、危険を顧みず身をもって責務を完遂して国民の負託に応えなければなりません。
このような中、第20普通科連隊は、山形県の防衛・警備、災害派遣等を任務の基本とするほか、国内における事態発生に際しては、全国区において行動するとともに、国外における国際平和協力活動等に派遣を期待されている等、陸上自衛隊のあらゆる任務に対応する役割を担っております。
我々は、あらゆる任務に即応し完遂する使命を全うするため、士気旺盛にして団結強固、規律厳正にして訓練精到な部隊・隊員を育成して、国民からの信頼と期待に応えることを最重視し、国民の生命と財産を守り平和な社会を実現する最も強く信頼される郷土部隊「第20普通科連隊」であるべく、連隊一丸となり更に努力していく所存であります。
結びに、先輩方が脈々と築いてきた良き伝統をより充実発展させ、何時如何なる任務に即応完遂、最も強く信頼される連隊とすべく、連隊の先頭にたって職務に邁進することを誓い、皆様へのご挨拶とさせていただきます。