後期まとめ

令和５年度新隊員教育隊活動紹介

令和5年度新隊員特技課程及び第２０期一般陸曹候補生課程後期教育修了式

　９月２２日（金）、新隊員教場において「新隊員特技課程及び第２０期一般陸曹候補生課程後期教育修了式」が行われました。
　式には教育を修了した軽火器区隊２２名、迫撃砲区隊１５名の計３７名が参加し、最先任上級曹長、各幕僚、各中隊長及び各先任上級曹長が陪列しました。新隊員を代表して軽火器２区隊２班　矢部２士（福島県出身）が教育修了申告及び中隊配置申告を行いました。３ヵ月の教育を終えた新隊員たちの表情は、自信に満ち溢れていて、「中隊配置後はいち早く中隊の雰囲気に慣れ、教育で学んだことを実践したい。」と決意を新たにしていました。


連隊長：武田１佐より表彰をされる矢部２士	新隊員たちに対して激励する連隊長

３ヶ月間の教育を終え更にたくましくなった新隊員	新隊員の成長を見守ってきた要員

式の終了後に行われた最後の班終礼	最後のエール（第２区隊）

エールで感極まる新隊員たち（第１区隊）	区隊長との感謝の握手

配属される部隊に移動する様子	配属した部隊で挨拶をする新隊員

総合訓練

　９月１４日（木）から１５日（金）までの間、大高根演習場及び神町駐屯地周辺において「新隊員総合訓練」を行いました。
　１４日夕、新隊員たちは、村山市山の内自然体験交流施設やまばと（旧山ノ内小学校跡地）より出発し、目的地である神町駐屯地までの約３５ｋｍにわたる距離を行進しました。新隊員たちは、疲労と睡魔に襲われるなかが互いに声を掛け、励ましあいながら行進し一人も欠けることなく駐屯地に到着しました。
　その後引き続き、西訓練場において戦闘訓練が行われました。軽火器区隊は偵察行動から陣地攻撃までの一連の行動を、迫撃砲区隊は陣地進入から射撃及び陣地変換までの一連の行動を実施しました。
　新隊員たちは、行進に続く戦闘訓練のため疲労困憊の中ではありましたが、普通科隊員らしい気迫溢れる戦闘行動を展開をし、任務を完遂しました。


行進開始	夜間の行進

休止中においても警戒を実施	一人も欠けることなく駐屯地に到着

勇猛果敢に前進する軽火器区隊	女性自衛官も最後まで戦い見事任務完遂しました。

迅速な射撃準備（８１ｍｍ迫撃砲）	３ヶ月にわたる訓練成果を発揮（１２０ｍｍ迫撃砲）

後期教育訓練評価

　９月１２日（火）から１３日（水）までの間、神町駐屯地において「訓練評価」を行いました。
　「訓練評価」とは３ヶ月間の新隊員特技課程教育で学んできた普通科職種の専門的知識及び技能の練度を評価する試験です。「学科試験」をはじめ軽火器区隊は「５．５６ｍｍ機関銃MINIMIの分解及び結合」、迫撃砲区隊は「砲手試験」を実施し、１３日（水）に神町駐屯地西訓練場において「戦闘訓練」を行いました。新隊員たちは緊張しながらも真剣に各種試験に臨み、今まで学んできた成果を存分に発揮しました。


学科試験	真剣な表情の新隊員

５．５６ｍｍ機関銃MINIMIの分解及び結合	すばやく機関銃の分解及び結合を実施する女性新隊員

１２０ｍｍ迫撃砲区隊「砲手試験」	仲間と息を合わせて迅速な照準を実施

班長の号令により一斉に駆け出す（81ｍｍ迫撃砲区隊）	正確な照準は砲手と副砲手の連携が重要
戦闘訓練

前期教育のときよりもさらに素早くほふくを実施	前期教育では扱わなかった個人携帯対戦車弾も駆使

８１ｍｍ迫撃砲戦闘訓練の様子	１２０ｍｍ迫撃砲区隊の火力戦闘

８１ｍｍ迫撃砲及び１２０ｍｍ迫撃砲実弾射撃

　８月１９日（土）から２０日（日）までの間、王城寺原演習場（宮城県）において、「８１mm迫撃砲及び１２０ｍｍ迫撃砲実弾射撃」が行われました。
　本訓練は、２０連隊の「令和５年度連隊戦闘射撃」に合わせて２０連隊の重迫撃砲中隊及び第１中隊迫撃砲小隊の支援及び協力で実施され、新隊員たちは、初めて触る実弾に緊張しながらもこれまで駐屯地で練成してきた非実射訓練の成果を遺憾なく発揮して無事に射撃任務を完遂することができました。

８１ｍｍ迫撃砲射撃	１２０ｍｍ迫撃砲射撃

先輩隊員たちが新隊員に丁寧に教育を実施

確実な弾薬の点検

弾薬手による弾薬の受け渡し

慎重に半装填を実施する新隊員

発射時の様子

第６１回山形花笠まつり（新隊員教育隊）

　新隊員教育隊は、８月５日（土）から６日（日）に山形市で行われた「第６１回山形花笠まつり」に参加しました。
　新隊員たちは、教育訓練の合間での数少ない練成期間ではありましたが、新隊員らしく若々しく勢いのある動きと自衛隊らしく統制された踊り、活気が伝わるような溌剌とした表情で一生懸命取り組み、花笠まつりを盛り上げました。


沿道の観客より温かい声援をいただきました	観客に対して敬礼で応えます

正調踊り（自衛隊伝統のオリジナルの振り付け）	統制された踊りを披露しました

爽やかな笑顔で踊る新隊員	班長たちも花槍を観客を魅了しました

後期教育開始！！訓練開始式

　７月３日（月）、新隊員教場において「新隊員特技課程及び第２０期一般陸曹候補生課程後期教育開始式」が行われました。執行者（連隊長：荒木１佐）に対し教育開始の申告を迫撃砲区隊１班中村２士が代表して行いました。また、開始式終了後に引き続き、同教場において区隊旗授与式が行われ、令和５年度の後期教育が開始されました。
　後期教育については、軽火器区隊２コ区隊及び迫撃砲区隊１コ区隊のあわせて約５０名が約３ヶ月の教育に臨み、普通科部隊における軽火器及び迫撃砲の専門的知識及び技能の修得に努めます。