陸上自衛隊福島駐屯地

令和6年度の駐屯地ニュース

令和6年度持続走競技会

令和6年5月30日(木)第44普通科連隊は「令和6年度持続走競技会」を実施しました。
コロナウイルス等の影響で、駐屯地外での開催は9年ぶりでした!

あずま総合運動公園周辺の上り坂が続く約5㌔を、約600人が中隊対抗及び個人の部で競い合いました。

当日は天気にも恵まれ、自衛隊OB・協力団体及び地域の方々の声援の中、隊員たちは汗を流しました。
出場した隊員は全員が無事完走!隊員たちは公園近くの清掃を実施して競技会の幕を閉じました。

第57回市民納涼盆踊り大会

7月29日(月)福島市市民納涼盆踊り大会実行委員会が主催する「第57回市民納涼盆踊り大会」を支援しました。
本大会は、福島駐屯地のグランドにおいて昔からおこなわれ、今年で57回目を迎えました。
新型コロナウイルスの影響で開催できない時期もありましたが、令和5年度から再開され、大変好評のイベントの1つです。

今年は野外売店が21店舗と例年より多く、盆踊り会場の周りにはたくさんの人だかりができていました。
盆踊り大会は、子供の部・一般の部の二部構成で実施され、子供の部にはお子様連れのお客様や隊員家族が踊り笑顔が会場に溢れました。

一般の部は、福島市(西地区)の各町内会から9団体が出場しました。
福島駐屯地に所在する部隊及び一般来場のオープン参加者がひとつとなり、やぐらを中心に作った大きな輪は、掛け声でにぎわっていました。

福島駐屯地は、隊員と隊員家族間、地域住民との親睦を深め、駐屯地に対する理解の促進、親近感を醸成することができました。
最後はたくさんの打ち上げ花火で大会の幕を閉じました。

新隊員教育隊総合訓練

第44普通科連隊は、新隊員教育隊の教育訓練の集大成として9月11日(水)から12日(木)にかけ「35km行進訓練」を、
13日(金)は総合訓練として新隊員教育隊初となるヘリボン含む攻撃を実施しました。

35km行進訓練は、新隊員の徒歩行進能力、体力・気力の向上を図りました。
11日の夜に福島駐屯地を出発した新隊員たちは背のうを背負い、小銃を携行した重装備で同駐屯地周辺を福島市特有の高温多湿の中、夜通し行進しました。

汗で上着の色が変わる隊員もいましたが、歯を食いしばり、同期と共に声を掛け合い行進を続けました。

翌日、夜明けと共に気温が上がり始める中、約13時間の行進訓練を終え隊員たちは駐屯地に帰隊
駐屯地では駐屯地音楽隊の演奏の中、連隊の隊員、福島市家族会、防衛モニター、駐屯地モニター、及び地域の方々に盛大に出迎えられ、連隊長へ帰隊報告を実施し行進訓練を終えました。

また13日、第44普通科連隊の新隊員教育隊で初となるヘリボンによる機動に引き続く攻撃の一連の状況を実施しました。

第6飛行隊のヘリコプター(UH―1J)の支援を受け、行進訓練の疲労を感じさせず6波に分かれて福島駐屯地を離陸し、水原演習場(福島市)に向け迅速に空中機動を行いました。
同演習場に到着後は、班長等の指導により個人の偽装を実施し、軽火器・迫撃砲の各区隊に分かれ攻撃準備を実施しました。

軽火器区隊は、分隊における敵陣地への攻撃を任務とし、錯雑地を機動と火力を連携させ前進

迫撃砲区隊は、軽火器区隊の前進を容易にする為、120mm迫撃砲及び81mm迫撃砲の射撃準備(陣地進入)を速やかに完了させ、敵陣地へ砲迫射撃を実施

隊員のコメント

(千葉愛美華2士)
「とても貴重な経験ができました。飛行機とは違う迫力がありヘリコプターについてたくさんのを学ぶことができました。これから、自衛隊について知識と経験を学んでいければと思います。」

(成田さら2士)
「今回、初めてヘリコプターに乗りました。私の入隊動機もヘリコプターが関わっていましたので、今回乗ることができ、とても貴重な経験ができました。中隊配置後も色々な事に興味を持ち、成長していけるように頑張りたいと思います。」

両区隊の連携により目標を奪取し、状況終了

後期教育、約3ヶ月で修得した普通科中隊の基本的事項を遺憾なく発揮した彼らのこれからの飛躍が楽しみです。

新隊員特技課程修了式

9月24日、第44普通科連隊は福島駐屯地教育隊教場で令和6年度「新隊員特技課程および一般候陸曹候補生後期課程教育修了式」(執行者:古庄連隊長)を挙行しました。

式には、教育を修了した軽火器区隊14名、迫撃砲区隊16名の計30名と最先任上級曹長及び各中隊長が参加しました。
新隊員は、7月に東北方面区内の教育隊から福島に着隊後、普通科隊員としての共通課目のほか、軽火器と迫撃砲の特技に分かれ日々教育訓練に励んできました。

新隊員を代表し、髙橋京太 2等陸士が修了及び中隊配置申告を実施しました。
古庄連隊長は式辞で、「中隊配置後は、いつ、如何なる任務を与えられても「即動」し得るよう、本教育で修得した事項を基礎として、より一層の「鍛錬」に励むとともに、引き続き仲間を大切にしてお互いを思いやる気持ちを大事にしてもらいたい。第44普通科連隊の隊員として「ONE TEAM 福島」を合言葉に、「即動」「鍛錬」「思いやり」をもって任務完遂することを祈念する。」と述べました。

最後に全員で連隊歌を斉唱し修了式の幕をとじました。

【隊員のコメント】

(髙橋京太2士)
「自分は現在23歳で大学時代はコロナで行動に制限がありました。自衛隊入隊後は同期とともに生活することで2回目の青春を味わうことができました。」

 

(和田大翔2士)
「決められた事を守り、積極的に行動できるよう、中隊でがんばりたいと思います。」

頑張れ新隊員!

訓練検閲(霧島演習場)

第44普通科連隊(連隊長:古庄1佐)は、令和6年10月29日から31日までの間、霧島演習場(宮崎県)において、令和6年度第2中隊、補給小隊、衛生小隊及び狙撃班の訓練検閲を実施しました。

本演習は第2中隊(中隊長・諸我1尉)を基幹とした青部隊と第4中隊(中隊長・瀧3佐)を基幹とした赤部隊との対抗形式で実施され、第2中隊を補給小隊、衛生小隊が支援し、狙撃班は第2中隊の対抗部隊として第4中隊と協同して行動しました。

訓練に先立ち、同年10月28日の訓練開始式において統裁官(連隊長)は、各級指揮官に対して、「現地・現物・現場で『指揮の要訣』を実践せよ」
各隊員には、「銃口に思いを込めよ」「決して仲間を見捨てない」「安全管理」の3点を要望しました。

同月29日重要施設に見立てた市街地訓練場奪還の攻撃命令を受けた第2中隊は、達成に重大な影響を及ぼす敵の狙撃手からの狙撃を回避するため、視界が制限される30日0400に攻撃を開始しました。敵からの損耗を局限し市街地訓練場に突入し、3棟の施設内の敵を掃討し目標を奪還。その後速やかに防御へ移行し、四周から迫り来る赤部隊の敵特殊部隊から重要施設を死守しました。

補給小隊は、29日0850に連隊段列地域へ先行班の誘導の下、主力を進入させ迅速に給油所・弾薬交付所等を開設。30日0730、敵の化学攻撃を受けるも速やかに防護マスクを着用し検知及び除染を実施し、第2中隊を支援すべく後方段列の維持・運営に寄与しました。

 

衛生小隊は、29日0830に段列地域へ進入し隣接する補給小隊長と段列地域の警備要領を現地で調整し、連隊収容施設の開設を実施。31日、第2中隊地域において合計45名の後送所要が発生し、救急車を速やかに前進させトリアージ(治療の優先順位の決定)を行い、仲間を決して見捨てず衛生科隊員のプライドを見せました。

狙撃班は、戦闘地域の入念な図上研究により最短かつ隠掩蔽良好な潜入経路を選定し、その後の任務を容易にしました。戦闘の終始を通じ、中・長距離(400~600m)での射撃を追求し、自己位置を秘匿しながら確実に狙撃していました。

敵の狙撃班(4名)及び小銃小隊(13名)へ狙撃を実施し、第2中隊へ多大なる損耗を与えました。
各演習参加部隊は、それぞれの任務を理解するとともにあらゆる状況に対応しONE TEAMとなり任務を完遂し本訓練検閲の幕を閉じました。

二十歳を祝う会

福島駐屯地(駐屯地司令・古庄1佐)は、1月10日(金)、同駐屯地体育館において「二十歳を祝う会」を挙行しました。
来賓には福島県防衛協会会長代理をはじめ各協力団体、駐屯地近傍の地域の方々、駐屯地モニター、隊員の家族が多く列席しました。

式辞では、駐屯地司令が「我が国の平和と安全を守るという高い国防の志をもって、自衛官という職業を選び、ここに「二十歳を祝う会」を迎えた諸官は「国の宝」です。これからは「思いやり」という言葉を胸に相手のおかれた状況、相手の立場を考えて、いつも「ありがとう」という思いをもって発言・行動する事によって、必ずや周りから信頼される存在になるものと確信しています。」と述べました。

また、駐屯地修親会(会長:駐屯地司令)及び駐屯地曹友会(会長:44普連遠藤曹長)より記念品の贈呈を行い、最後に二十歳を迎えた隊員を代表して4名が「二十歳の主張」を発表しました。
第11施設群第356施設中隊 陸士長 玉川弥直(みち)は「二十歳という節目を迎えることの喜びをかみしめると共にこれからの長い人生を過ごしていく上で、私は3つの目標を立てました。「自己成長を追及する」「社会貢献を意識する」「人間関係を大切にする」です。目標を胸に刻み困難に直面しても諦めずに挑戦し続けることを誓います。また、周囲の人たちとの絆を大切にし、感謝の気持ちを忘れず自衛官として、また社会人としての自覚を持ち、未来に向かって力強く歩んでいく所存です。」と語りました。

式終了後は、同駐屯地食堂において二十歳を祝い祝賀会食も開かれました。駐屯地音楽隊の生演奏が会場を包む中、福島県郷土料理「こづゆ」を含む特別お祝い献立でテーブルを彩りました。
来賓式辞は、(公社)福島県自衛隊家族会(会長渡邉武様)が二十歳を迎えた隊員と家族を労い、乾杯のご発声は女性による自衛隊協力会「花ももの会」(会長横山りつこ様)が祝福と激励の言葉とともにおこないました。

二十歳を迎える隊員を代表して、第44普通科連隊第2中隊 陸士長 安達楓香は「仕事をする大変さが身にしみて感じると同時に、ここまで関わってくださった方々への感謝気持ちでいっぱいです。どんな時も変わらぬ優しさと厳しさ、大きな支えがあったからこそここまで成長することができました。この場を借りて感謝申し上げます。一社会人として大人の責任を改めて認識し、自衛官としての自覚を胸に、社会貢献していけるよう努めてまいります。」と誓いました。
最後は、福島県隊友会(会長片倉幸男様)の万歳三唱で人生の節目を迎えた二十歳の隊員の門出を祝いました。

第45回福島自衛隊音楽祭

福島駐屯地(司令・古庄1等陸佐)は2月22日と23日に福島市のパルセいいざかにおいて「第45回福島自衛隊音楽祭」を開催しました。

音楽祭には、福島駐屯地音楽隊、福島駐屯地ファンシードリル隊及び福島駐屯地らっぱ隊が出演し、第6音楽隊(神町駐屯地)と郡山駐屯地音楽隊の演奏支援を受け、今回は福島北高校吹奏楽部と福島西高校吹奏楽同好会が賛助出演しました。
古庄司令もフルート奏者として出演したほか、第6偵察隊長兼ねて大和駐屯地司令の2等陸佐 宇野仁太郎がバストロンボーン奏者として出演する等、二人の駐屯地司令が出演しました。

今回のテーマは「融和」とし地域の方々へ自衛隊の理解を深めるとともに親近感の醸成を目的とし、22日午後にリハーサル公演(先着順)、23日に第1公演・第2公演(応募制)を行い約3200人が来場しました。

音楽祭は3部構成からなり、第1部では、第6音楽隊によるイギリスの作曲家、サー・エドワード・エルガー作曲『威風堂々第4番』(指揮・第6音楽隊隊長・1等陸尉石村 俊之)から始まりました。

次に、『スコットランドの釣鐘草(つりかねそう)』を演奏しました。
この曲はスコットランドの民謡を変奏曲にしたものであり、徐々にトロンボーン独奏の難易度が上がっていく。トロンボーンは速いパッセージ演奏するには不向きな楽器とされていますが、第6音楽隊・陸士長 廣實 蓮が多くの観客の前で超絶技巧を披露し、一気に観客の視線を釘付けにしました。

次に、福島・郡山駐屯地の音楽隊と地元高校生との合同演奏でディズニーランドのアトラクションで有名な『小さな世界in POP』(指揮・44普連・1等陸曹 西戸健陽)で第2部が始まりました。
official髭男dismの『ミックスナッツ』、Mrs.GREEN APPLEの『ケセラセラ』(指揮・福島北高校吹奏楽部顧問)で会場を盛り上げ、Creepy Nutsの『Bling-Bang-Bang-Born』では福島駐屯地らっぱ隊が登場し演奏に合わせダンスを披露しました。

続いて演奏された『らっぱメドレー』では、陸上自衛隊の日常生活等に使用されるらっぱ吹奏である日課号音を吹奏楽とコラボし演奏しました。
第2部の最後は、福島駐屯地ファンシードリル隊の女性自衛官2名を含めた19名が登場し、重さ約4.3キロの64式小銃を軽々と扱い、統制美あふれる華麗な演技を披露しました。

第3部は、全演奏者(5団体合同)がステージに登場し、東京オリンピックの選手入場曲にも使用された大人気ゲームソフト「モンスターハンター」シリーズメインテーマ曲である『英雄の証』の大編成による迫力ある演奏から始まりました。

2曲目は、福島市出身の作曲家・古関裕而氏の代表曲『高原列車は行く』を歌は44普連・3等陸曹 武山英伝(たけやまえでん)が披露し、会場からは歌に合わせて手拍子が巻きおこりました。
3曲目は、2012年の吹奏楽コンクール課題曲『さくらのうた』を、曲の中盤では古庄司令によるフルートによるソロも演奏され会場を魅了しました。

曲が終わると会場には、マスコットキャラクターたちが登場!
福島県からは「キビタン」、福島市から「ももりん・ブラックももりん」、飯坂温泉からは「ゆげお」、陸上自衛隊からは、「ユウちゃん・タクマくん」が応援に駆けつけ、一番の盛り上がりを見せた『昭和アイドルコレクション』『YOASOBIメドレー』で迫力のある演奏とマスコットたちのダンス、来場者の手拍子と掛け声で会場が一体感に包まれました。

第3部最後の曲は被災地を勇気づけるシンボル曲『あすという日が』を演奏しました。
歌は第6音楽隊の2等陸曹 田中瑞希、及び3等陸曹 成田美香並びに福島駐屯地音楽隊の3等陸曹 武山英伝が、東日本大震災及び能登半島地震からの一日も早い復興を祈り歌い上げました。
心に染みる歌詞と演奏に、涙を流す観客も見られました。

フィナーレでは『また逢う日まで』の演奏で出演者・会場準備班等が紹介・退場し、会場から割れんばかりのアンコールと拍手が巻き起こり『マツケンサンバⅡ』で応え、歌と踊りで盛り上がり音楽祭の幕を閉じました。

今回の音楽祭に来場した観客からは「地元高校生とのコラボが印象的でした。会場にいる皆さんと一緒に楽しんでいる雰囲気が最高で、一体感を感じることができ、自衛隊を知るいい機会になりました。また、来年も参加したいと思います。」との感想が聞かれました。