4月

各種訓練等
令和3年度特科戦技競技会及び装輪整備競技会

各種訓練等

 令和3年度特科戦技競技会及び装輪整備競技会
 
 連隊は、令和3年4月8日から19日までの間「令和3年度特科戦技競技会及び装輪整備競技会」を実施しました。
 今年度は、昨年に引き続き第11特科隊が測量の部に参加したほか、有線通信の部には本部中隊Bチームが、無線通信の部には情報中隊が、初めてオープン参加しました。
 競技は、射撃指揮を皮切りに、通信、観測、測量及び装輪整備の種目で実施し、各部隊の競技参加者は、飽くなき勝利への執念と一射絶命の精神をもってそれぞれの競技に挑み白熱した戦いを繰り広げました。

【測量競技会】
 測量競技会は、4月15日及び16日の深夜、近文台演習場において、第11特科隊測量班も参加して実施しました。
 各部隊は、残雪深い3月中旬から特に練成に練成を重ね競技に挑みました。
 また、事前に作成した測量計画の変更を余儀なくされる困難な状況の中、不測事態に対処しつつ、夜間の行動において必要最小限の光の使用及び防音対策に努め陣地地域測量を実施しました。
 全部隊が、継続して練成した成果を遺憾なく発揮し、連隊全体として飛躍的に練度の向上が図られました。
 なお、第4大隊測量班が前人未到の3連覇を成し遂げました。
測量ポールを設置する隊員 測量成果表を作成する隊員

【射撃指揮競技会】
 射撃指揮競技会は、4月8日、吹雪の中旭川駐屯地FCCS庫地域において実施しました。
 特科戦技競技会の初日を飾るにふさわしく、各部隊のプライドをかけた緊張感漂う戦いの幕開けとなりました。
 中隊射撃指揮班を含む大隊射撃指揮班が、不測事態に対処しつつ冷静沈着な射撃指揮を実施しました。
射撃号令を伝達する隊員(写真右) 射撃諸元を点検する補佐幹部

【無線通信競技会】
 通信競技会(無線の部)は、4月9日及び10日の2日間に亘り、近文台演習場において実施しました。
 各組は、班長を核心として密接な連携に努め、必通の信念をもって、緊急電報を含む5通の電報を送受信しました。
 電けんを正確に叩く符号音の響きだけが張り詰めた空気を震わせ、無言で作業する隊員の真剣さをより一層際立たせていました。
限られた時間の中、
必死に翻訳する隊員
翻訳した電報文の提出のため、
指揮所に急ぐ隊員         

【有線通信競技会】
 通信競技会(有線の部)は、4月15日及び16日の2日間に亘り、近文台演習場において実施しました。
 本競技は、野外ルータを使用した回線構成、埋設、絡車交換、3点架設による道路横断、急勾配錯雑地での徒歩構成、FM無線での電報送受信等を含む内容で実施し、班長の指揮能力及び班員の個々の能力が試される競技となりました。
ソリに器材を積載し残雪斜面で
有線構成する隊員   
架設ポールを設置する隊員

【観測競技会】
 観測競技会は、4月12日、旭川駐屯地及び春光台公園内展望台において実施しました。
 本競技は、前進観測班として、正確・迅速な特科火力を発揮のため、射撃能力の十分な把握、報告準備の万全、地図と現地の照合等の実戦において必要な能力を評価しました。
真剣な眼差しで目標位置を
標定する前進観測班長    
普通科中隊長(写真左)から防御構想について
説明を受ける、前進観測班長(写真中央)     

【装輪整備競技会】
 装輪整備競技会は、4月13日及び14日の2日間に亘り、旭川駐屯地において実施しました。
 本競技は、夜間の灯火管制下における小型車両のA整備を実施し、併せて各種法令・規則等の学科試験及び大型車両の操縦技能判定を実施し、中隊の車両に対する総合力が試されました。
フロントライトの点検をする隊員 内輪差を意識し、大型車両を操縦する隊員


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