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　27.10.3　平成２７年度方面隊職種協同訓練（特科）
　

　第１特科団（団長：德川将補）は、平成２７年１０月３日から１１日までの間、矢臼別演習場において「平成２７年度方面隊職種協同訓練（特科）」を担任実施しました。
　本訓練は、情報と火力の連携、特に対砲兵戦における火力戦闘について練度向上を図ることを目的として、参加人員約１９００名、火砲３０門、火砲の実弾２１００発を使用し、方面隊内特科部隊の他、東北方面特科隊、第９特科連隊からも参加を得て行われました。
　各訓練部隊は、「師団の陣地防御の中、主戦闘地域の戦闘において、敵師団砲兵群と対砲兵戦を行う特科部隊」として、情報中（小）隊、観測中隊及び直轄観測機関を展開して、対抗部隊（砲兵群）の砲目標情報を獲得するとともに、特科連隊・群・隊本部は、情報処理・射撃指揮を含む火力戦闘指揮を一連の状況下で行いました。
　対抗部隊（砲兵群）は、砲兵群長（第４特科群長：山﨑１佐）指揮の下、現代戦の様相を反映するとともに、保有する火砲の能力を最大限発揮させるため、隠掩蔽を追求した陣地の選定、数分単位の頻繁な小移動を含む対抗射撃の回避等の実戦的な行動により射撃練度を向上し、また、射場勤務は、訓練準備間に安全点検要領を演練して、訓練間迅速・確実な安全点検の実施により夜間射撃を含む射撃任務を整斉と射撃し、訓練の目的達成に寄与しました。
　参加各部隊は連・群・隊長以下、今まで積み上げてきた訓練成果を遺憾なく発揮するとともに、特に今年度は、対砲兵戦における火力戦闘を強く意識させるため審判を実施したことから訓練部隊及び対抗部隊ともに真剣勝負で訓練に臨み、じ後の特科部隊の訓練実施要領の改善に多大な教訓を得て訓練を終了しました。


第２特科連隊指揮所	第７特科連隊情報中隊指揮所


第５特科隊指揮所	第１１特科隊指揮所


第１特科群指揮所	第９特科連隊情報中隊指揮所


第３０４観測中隊指揮所	対抗部隊砲兵群（第４特科群）指揮所


審判部　射撃審査係	敵砲迫を標定するＰ－１６レーダ（第３０１観測中隊）


射撃位置へ前進するＭＬＲＳ発射機（第１３１特科大隊）	２０３ｍｍ自走榴弾砲の射撃（第１２０特科大隊）


２０３ｍｍ自走榴弾砲の夜間射撃（第１２０特科大隊）	９９式１５５ｍｍ自走榴弾砲の射撃（第２特科連隊第５大隊）