年頭の挨拶

　

新年あけましておめでとうございます。

　

　松本駐屯地隊員及び関係・協力各団体の皆様には、ご家族ともども輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

我が国を取り巻く安全保障環境は、戦後最大の試練の時を迎え、既存の秩序は深刻な挑戦を受け、新たな時代に突入しようとしており、非人道的な武力の行使のほか、宇宙、サイバー、電磁波といった新領域、認知領域等への新たな対応も求められています。

まさに我が国の領土、領海、領空、国民の生命と財産を守るための国家安全保障戦略等の見直しや防御力の強化が求められている状況です。

　このような情勢下で、松本駐屯地はあらゆる事態に即応し、任務を完遂し得る精強な部隊を育成すべく、コロナ禍での感染及び拡大防止に留意しつつ隊務の充実発展を図ってまいりました。

　特に、４月から５月にかけてのＳＪ２２参加、１０月における連隊訓練検閲受閲、１１月における陸自・米海軍・海自の初めての３者共同となるＫＳ２３参加のほか、３年ぶりの一般開放による過去最大約１万８千人の来客となった駐屯地創設７２周年記念行事等、 非常に多くの国内外の教育訓練や各種行事を完遂し、大きな成果を得る事が出来ました。

また、関係・協力団体の皆様から多くのご支援・ご協力、激励を通じ、我が国の安全保障・防衛基盤の充実・発展にご尽力いただき厚く御礼申し上げます。

本年は、引き続きコロナ禍での感染対策を講じつつ、平素からの厳しい教育訓練を通じて練度向上に励み、あらゆる事態に迅速に対応して任務を完遂し、国民の負託に応え得るよう「即応完遂」を連隊長統率方針として取り組んでまいります。

また、駐屯地司令として「連携」「信頼」をモットーに、県内各自治体・関係機関と密接に「連携」し、県民てん地域住民の皆様から「信頼」され愛される長野県唯一の伝統ある駐屯地を目指し取り組んでまいります。

　今年１年も松本駐屯地隊員の益々のご活躍を期待するとともに、松本駐屯地の益々の発展と、隊員及び関係・協力各団体の皆様のご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

　

駐屯地司令要望事項

　「連携　信頼」 　

第１３普通科連隊長統率方針及び要望事項

　統率方針「即応完遂」
　要望事項「指揮の要訣の実践」
　　　　　「組織力」
　　　　　「プロ意識」