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みつや表紙

日米共同基地警備訓練(Active Shield 2025)

 第13旅団は10月下旬、米海兵隊岩国航空基地で、日米共同基地警備訓練(Active Shield 2025)を実施しました。訓練を通じて、互いの信頼と連携をさらに深めることができました。

令和7年度旅団訓練検閲

 第13旅団は11月中旬、あいば野演習場(滋賀県)において、令和7年度旅団訓練検閲を実施しました。
 第8普通科連隊、第13偵察戦闘大隊、第13特殊武器防護隊及び第13高射特科中隊が受閲し、各部隊は積み重ねた訓練成果を十分に発揮すべく検閲に臨み、与えられた任務を完遂しました。 

第46回定期演奏会

 第13旅団は12月13日(土)、広島文化学園HBGホールにおいて第46回定期演奏会を実施しました。
 第13音楽隊による演奏を通じて自衛隊に対する理解及び親近感と信頼感の醸成に努めました。

百万一心

隊長写真

「サザンジャッカルー25に参加して感じたこと」
前第46普通科連隊長
森田 裕哉 1佐

 第46普通科連隊長森田1佐です。「みつや」に投稿する機会をいただきましたので、連隊長として参加した「豪州における米豪軍との共同訓練(サザンジャッカルー25)において体感した教訓について投稿させていただきます。
 連隊は令和7年5月~6月の約2か月にわたり、豪州タウンズビルに所在する豪第3旅団及び豪州ダーウィンに展開配置している米海兵隊の中隊と共に、豪州インガム市街(生地)とタウンズビル演習場(豪第3旅団が持つ広大な演習場)において共同訓練を実施しました。一昨年のサザンジャッカルー24では普通科中隊での参加でしたが、今回25ではMCV・FH等を含む普通科連隊を基幹とした諸職種で参加しました。準備や本訓練を通じて非常に多くのことを学び、部隊を強くするため参考となる教訓を多く得られました。そのうち特に皆さんに伝えたい3つの事項について紹介させていただきます。
 まず1つ目は「実戦に近い演習要領」です。今回の演習では約3週間の戦術行動と約1週間の射撃訓練を一連で実施しました。戦術行動において敵を撃破する攻撃行動を実施したのはわずか2日程度でした。それ以外は、移動・警戒・偵察・調整・必要により事前打撃等でした。設想等はなく、味方と識別できない人員や車両は敵、状況が途中で切られることもありません。豪軍人に確認したところ、アフガニスタン等でもこのように逐次必要な地域に移動し露営し時に攻撃行動を実施する等発生すること全てが状況であると伺いました。また、任務も計画通りになることは少なく、当時の状況により刻々と変化するものであるとも伺いました。今回の演習においても我々の任務が計画上「地域を確保」することから急遽後退する敵を「追撃」することに変化する状況もありました。我々も演習を実施する場合、短期間で単一任務で終わるような演習ではなく、生地や演習場を最大限活用した様々な任務が次々新たに付与され、3週間程度続く長期の演習を実施することが必要ではないか、そのような演習を恒常的に実施することで更に部隊を強くできる可能性を強く感じました。
 2つ目は「自然と必要となる兵站・衛生」です。豪州での演習であることから検疫が厳しく車両、装備品、衛生資材等がそもそも限定された状態での演習でした。行動する範囲は基地から100km離れた生地や100km四方の広大な演習場でした。全て実距離・実行動となり、特に「弾薬」「燃料」「水」「糧食」「ゴミ」等の管理を常に考えなくてはならず、また実際に補給や回収をしないと部隊は行動できなくなる状況が自然に作られていました。連隊の補給小隊や後方支援隊のDS小隊により日々各部隊の使用量を把握し、タイミングを図り補給・回収、故障等に対する整備も併せてリアルに実施しました。日本では「持ってるもので足りる」、「我慢すればなんとかなる」等、兵站と真剣に向き合うことができなくなっているのではと思います。陸上自衛隊が有事に求められる作戦には終わりが無く、長期に続く作戦であり、兵站が重要となると改めて痛感しました。また、衛生は負傷してからの対応も重要ですが、作戦全期間を通じた予防や初期対応が重要であり、衛生小隊により演習間毎日朝・夜、全隊員の巡回診療を実施しました。長期間の演習でありましたが戦闘以外での離脱を局限することができました。連隊では平素でも演習間でも衛生小隊による巡回診療を自然に行うよう習慣化して取り組んでおります。
 3つ目は、「自己管理」です。準備から本訓練に至るまで海外での共同訓練であることから、特に強調して自己管理の重要性を伝え続けました。今回の演習でも約4週間隊員はずっと野外において露営し、携行食と水のみで過ごしました。豪軍・米軍も当たり前のように野外で過ごしていました。(野外であるものの、ひげそり、ドウランの塗りなおし、武器手入れ等を毎朝実施していました。)タウンズビル演習場は周りに民家も街灯もありませんし、携帯の電波もありません。訓練実施時期は日本でいう秋頃であり、昼は熱く夜は寒い環境でした。車両や個人物品も制限される中で、自分の身体の状態はもちろん武器・装備品の状態、個人携行品の管理等、組織での管理もあるものの最終的に重要だったのは「自己管理」でした。そこが破綻すると任務や作戦への影響は避けられないことを痛感しました。終わりのない長期かつ苦しい作戦、見知らぬ土地での制約を受ける環境においてこそ「自己管理」が求められます。任務を受けて作戦する時は間違いなく過酷な環境となるはずです。自己管理を適切に実施できるよう平素から隊員各個人に自分のことは自分でやるとの責任を持たせて取り組ませることが重要であると感じました。 
 最後に、共同訓練はまさに積み上げた練度を最大限発揮する場です。参加すれば練度が上がるものではありません。共同訓練に臨む姿勢として、「日本では実施できない訓練や射撃等に挑戦すること」そのために「できうる限り事前に練成し練度を積み上げること」そして「挑戦したいことを自ら考え明確にして臨むこと」が非常に重要と感じました。サザンジャッカルーは今後も中部方面隊が担当する計画となっており、隷下各師・旅団には4年に一度参加機会があります。規模も拡大していく方向であると聞いていますので、豪州における制約のない無限の可能性を持つ演習基盤を最大限活用できるよう今からできる準備をして、強い部隊を作る「チャンス」としてサザンジャッカルーを活用することをお勧めします。より多くの皆さまが参加できることを祈念します。皆さまのご参考になれば光栄です。
 PS:BG(バトルグループ)アサヒとして共に豪州の地で2カ月にわたりともに戦った隊員のみんなへの感謝と今後の飛躍を祈念します。

 ※森田1佐は12月1日付で教育訓練研究本部(目黒)へご栄転されました。

三矢の訓え

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「 努力と継続 」
第13旅団司令部付隊
先任上級曹長
山田 晋也 曹長

 令和7年3月17日付で第6代第13旅団司令部付隊先任上級曹長に上番している山田曹長です。今後ともよろしく願いいたします。
 気が付けば自衛隊生活35年、通信器材と向き合ってきた私ですが、人と向き合う勤務に少々不安を感じつつの上番となります。
 今回は、「努力と継続」について話してみようと思います。
 1 「努力」、努力は惜しむな。
  どんな小さなことでも努力することにより結果はついてくる。
 2 「継続」、常に継続せよ。
  継続することにより小さなことでも大きな成果となる。
 3 「努力」と「継続」は、合わさることで相乗効果をもたらし、大きなことへの準備となる。

 上記が学生時代から印象のある漢字です。
 努力については、努力は自分でするもの自慢するものではない、コツコツと実施するもので、将来的にはその努力が何らかの結果をもたらすものであり、惜しむものではない。
 継続については、継続も努力を積み重ねることによるもので、努力との相乗効果をもたらすものである。と、考えています。その効果があってか現在の職に上番することとなったのだと思っています。努力することが無駄なことではなく、今後の成果のための過程であると考え、今まで実施してきました。
 現在の若年隊員等を見ると、先ず「反論」により身構えた態度から入ってくるように思われるのですが、その隊員は「努力」をしたのだろうかと考えさせられるところです。勉強する努力、実施してみる努力、必要と思います。
 「結果が大事」と押し付けるのではなく、少々時間を与え、努力させてみるのはいかがでしょう。司令部付隊には、陸士隊員が所在していない中年配隊員が多く、なかなか難しい状況ではありますが、各人の努力と継続により団結した部隊であると考えています。
 今後更なる「努力」と「継続」を付隊隊員にも実施してもらおうと思います。

三矢の訓え

先任写真

「 小旅行のススメ 」
第13偵察戦闘大隊  
最先任上級曹長
渡辺 恵一 准尉

 令和7年9月4日付で第13偵察戦闘大隊の最先任上級曹長に上番した渡辺准尉です。今回は、私の趣味を含めて小旅行のススメについて記事を書かせていただきます。
 私の趣味は、車旅(車中泊)であり目的地に愛車を走らせ、その土地の歴史、景観、飲食や温泉などその土地の文化に触れることが好きで、休日等を活用し小旅行を楽しんでいます。その中で、私が一番の楽しみとしているのが、地元再発見の旅です。遠方の連泊も楽しいのですが、地元の小旅行こそ新たな気付きが刺激的だったりします。
 私が約26年勤務している島根県ですが、東西に約230kmと細長く、まだ足を運べていない土地が沢山あり、車旅で様々な気付きと出会うことができます。例をあげますと、製鉄(たたら)で有名な奥出雲をドライブしていたところ、田舎道に続く棚田があり、のどかで美しい景色に感動を抱きました。よく調べてみると、実は元々棚田になっている所は、砂鉄を掘る為に山を切り崩した跡地であり、ただ自然を破壊するのではなく、田を作り自然を再生するという、いかにも日本人らしい発想から生まれたものだと知りました。この美しい景観だけでなく、その土地の人・心や歴史を含めて郷土の素晴らしさに「日本人で良かった」という想いと郷土を守ることができる自衛官としての誇りと責任感を感じることができました。これは愛着のある島根だけでなく、単身赴任で縁があった熊本でもそう思える出会いが沢山ありました。
 皆様の住んでいる地域にもそれぞれ素晴らしいものが沢山あると思います。インドア派の方も、たまには地元の小旅行でもどうでしょうか。様々な気付きと出会えると思いますし、デジタルデトックスやストレス発散にも非常によいものです。日帰りでも結構楽しいので是非ご検討ください。

spotlight

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第13音楽隊
土井 春華 士長

 土井士長は令和5年4月に自衛官候補生として入隊し、新隊員前期教育を第10後方支援連隊(春日井)、後期教育を中央音楽隊(朝霞)で修了した後、第13音楽隊に配属され、現在は楽譜係として活躍しています。

Q1 自衛隊に入隊したきっかけは何ですか?

  きっかけは駐屯地の記念日行事で音楽隊の演奏を聞いたことです。

Q2 音楽隊を希望した理由はなんですか?

  自衛隊の音楽隊という責任ある組織で、私の今まで培ってきた音楽技術を活かしたいと思ったからです。

Q3 学生時代の部活動は何ですか?

  吹奏楽部に所属していました。

Q4 あなたの自慢(長所)を教えてください。

  陸曹候補生選抜試験科目の3000m走で、WACの中で一番だったことです。

Q5 休日はどのように過ごしていますか?

  ショッピングをしたり、カフェでゆっくり過ごしています。

Q6 自衛隊での一番の思い出を教えてください。

  部隊配属後、クラリネット独奏曲を第13音楽隊の伴奏で演奏したことです。

Q7 今後の目標は何ですか?

  今まで挑戦してきたこと、これから挑戦したいことを1つ1つ極めることです。

Q8 自衛官を目指す人にメッセージをお願いします。

  とてもやりがいがあり、人間的に成長できる場所です。一緒に頑張りましょう!!

ベテランズコーナー

ベテランズコーナー

「油の一滴は血の一滴」
燃料の品質検査業務を通しての思い出

岡山県隊友会副会長
総支社部長藤井 久己

 私はかって会計補給の職種にありまして、退職後は需品と燃料の検査法人を第二の就職先として、主にタイヤと車両、航空機と艦船用燃料を出荷する時の品質検査業務を仕事としていました。多くの部隊勤務の方には馴染みが薄いとは思いますが、貴重な資源である油について少しお話しをさせていただきます。
 皆さん、車の燃料が高騰しており懐がまこと厳しいと思います。私が退職する時の車の燃料は確か1ℓ80円ほどだったと記憶しています。今は倍以上ですね。国も同じで油が不足して図上演習に終始した時期もありました。石油は時の国際情勢などに左右されますが不足すると災害派遣に対応できないため、近年補正予算で補填されるようになり即応態勢の面では向上しています。
 油は部隊に納入されるまで、契約を経て受注した石油会社の製油所で精製し出荷するまで燃種によっては25項目の品質試験を行い防衛局検査官などの検査と審査を経て部隊に出荷されます。ご存じの方は多くはないでしょうが、厳しい検査の下で品質の良い燃料が部隊に届けられています。日本で生産される石油は世界でも高品質のものではないでしょうか。
 資源の乏しいわが国では「油の一滴は血の一滴」とも言われ、20世紀の戦争の遠因ともなりました。この言葉は資源としての石油の貴重さを訴える言葉ですが、このフレ-ズは今も変わりません。この貴重な資源を大切に、また安全に使ってくださることを祈念します。しかし、仕事の上では油は売らないようしましょう。
 「火に油を注ぐ」「水と油」「油断大敵」「鳶に油揚げをさらわれる」など、油にまつわる言葉が一杯ありますよね。意味を調べるのも楽しいと思います。

ベテランズコーナー

ベテランズコーナー

「アスリートの紹介」
山口譲司会員(予備自)

鳥取県隊友会西部地区会
加茂分会
田村 博男

 全日本トライアスロン皆生大会は1981(昭和56)年に第1回が開かれ、高石ともや氏(令和4年逝去)と下津紀代志氏が優勝した。この大会は日本でトライアスロン発祥の聖地として、今年で第43回を迎えている。
 山口会員は現役の38歳から挑戦し、戦績は第24回大会(平成16年)初出場で680人中38位(山陰勢で1位)と輝かしい戦績を挙げている。山口会員は令和3年に米子駐屯地で定年退官後、創業以来350年の老舗酒蔵の稲田本店に再就職、酒造のかたわらトライアスロンの錬磨に励み、昨年は全国ふるさと対抗リレーでチーム米子市としてエントリー、スイムは即応予備 小崎2曹(女性)、バイクを山口会員が、ランは現職の赤瀬1曹(女性)の自衛隊員でチームを組みリレーの部で7位と健闘した。
 今年は再びロングタイプ(個人)に挑戦して完走した。これまでに、ロング17回、リレー2回出場している。
 現在59歳であるが、これからも挑戦をし続けるとの事です。益々のご検討を期待します。