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みつや表紙

大学生等サマーツアー

 第13旅団は、9月3日から4日の間、海田市駐屯地において大学生等サマーツアーを実施しました。ツアーでは、体験搭乗や装備品展示、生活体験を通じて、普段見ることができない自衛隊を体験していただきました。 

CH-47に乗り海田市駐屯地に到着

装備品展示

装備品の装着体験

基本教練

自衛隊体操

令和7年度旅団射撃競技会

 第13旅団は、9月に原村演習場及び日本原演習場において、令和7年度旅団射撃競技会を実施しました。日頃の訓練の成果を競い合いながら、競技を通じて射撃の技術だけでなく、チームワークや団結の強化を図りました。

夜間(暗闇)を想定した射撃

競技に臨む選手を送り出す部隊の仲間たち

素早くかまえて射撃

選手に対する部隊長からの声かけ

選手の他、勤務員も競技に全力で取組みました。

橋爪旅団長初度視察

8月1日(金)に着任した橋爪旅団長は、海田市駐屯地に所在する各部隊の視察を実施し、各部隊の現況及び任務遂行状況を確認・把握しました。

<第13後方支援隊>

部隊状況の説明

<第13後方支援隊>

職場環境(工場)の視察

<第13施設隊>

隊員への訓示

<第13通信隊>

職場環境(駐車場)の視察

<第13旅団司令部付隊>

生活環境の視察

<第13音楽隊>

生活環境の視察

百万一心

隊長写真

「強い部隊の氷山理論」
第13飛行隊長
佐藤 秀律 2佐

 自衛隊生活も約35年が過ぎ、様々な経験をさせていただく中、現在はついに目に見えない世界に足を踏み入れてしまい、人間の本質的な真理を見つけて隊員の幸せに繋げようと日々の事象から学びを得ているところです。
 「氷山理論」とは、海に浮かぶ氷山が、実際には見えている部分よりもはるかに大きく水中に隠れていることに由来し、目に見える領域と目に見えない領域を対比させた表現のことですが、いわゆる「氷山の一角」というように、物事の全体像のうち、表面に現れているのはほんの一部に過ぎないという意味でネガティブな表現で使われることが多い慣用句とは少し視点が異なります。
 「氷山の一角」が目に見える領域に着目した表現であることに対し、「氷山理論」は、目に見えない領域に着目した表現であり、水中に隠れているような人間の精神や魂に関する「心」の部分を理解し活用することで見える世界が変わってくるというものです。今回は、今から使える考え方の一端を紹介します。自身の幸福追求そして隊員の幸せのために参考にしていただけると幸甚です。
① 心が先、現実が後
 皆さんは、現実に起こった現象に対して心が動かされることがあるのではないでしょうか。例えば、叱られたり、事故・事案に遭遇したり、家庭や仕事が上手くいかなかった場合には、落ち込んだり悩んだり怒ったりしたことがあると思います。目に見えない代表格には人間の「心」があり、実はこの心を上手くコントロールすると現実社会に心を動かされて疲れてしまうことがなくなるそうです。「何が起こったか」ではなく「どう思うか」が大切であり、心と現実は繋がっているため、心がマイナスになれば現実もマイナスになります。現実というものは変えられませんが、心は自分で選択できるので、最も重要なのは「順番」ということになります。つまり、先に心を充実させれば、現実が良い方向に必然的に向かっていくということです。逆に心が充実していないのに、目に見える成果を追求しても上手くいかず、心が潰れてしまう可能性があります。
② 相手の声にならない声を聴く
 人間の悩みのほぼ全ては、コミュニケーションに起因しているという説があります。皆さんは、相手との会話で自分勝手に言いたいことをベラベラと話して満足していないでしょうか。奥様や旦那様を言葉で論破して勝った気で喜んでいないでしょうか。朝礼で自分が話したいことを上手くスピーチして自己満足している指揮官ほど悲しいものはありません。人間は興味のないことには耳が塞がれてしまいます。重要なのは、相手が何を求めているか、隊員は指揮官にどんな話を期待しているか、これを常に追い求める探究心だと思います。この目には見えない双方の欲求が合致したとき、はじめてあなたの声は相手に刺さります。従って、日頃から隊員の関心事に関心を持ち、会話中においても相手の表情・目・声のトーン・動作をじっと見据え、なかなか目に見えてこないのですが、「相手の声にならない声を聴く」ことに努めることがコミュニケーションを深めるために重要だと感じています。
 隊員に「見ててくれているんだ」と感じさせて心を充実させ、隊員から「何で考えていることがわかるんですか?」と声にならない声を聴くことに成功することを目指すのも、部隊を強くするために必要なことではないでしょうか。
 まだまだ紹介したい考え方は多くありますが、私の考える「強い部隊」とは、この氷山理論の目に見えない領域が大きく充実した部隊であると考えています。
 作家のアンソニー・ロビンズ氏は、目に見える顕在意識よりも目に見えない潜在意識(無意識)のエネルギーは約3万倍というように説明しております。この現実社会は、目に見えない世界を支配することで成功を得られるのかもしれません。かつて、評論家の山本七平が集団社会における「人望」や「空気」等を研究されましたが、軍事においても、ロシアによるウクライナ侵攻の序盤戦で「愛国心」の差が戦線に影響したり、自衛隊においては、「規律・団結・ 士気・訓練練度」といった無形戦闘力の強さが求められたり、近年では、「宇宙・サイバー・電磁波・認知戦・心理戦」等の目に見えない領域が注目されています。この目に見えない領域における隊員の心の充実が、3万倍どころではなく「百万一心」として目に見える部隊の強さとなって表れてくることを夢見て、日々精進していこうと思います。

隊長写真

三矢の訓え

先任写真

「 諸君、
      狂いたまえ 」
第17普通科連隊
第3中隊先任上級曹長
梅田 敏宏曹長

 1926年12月25日。1989年1月7日。皆様は、この日が何の日かお分かりでしょうか?この日は「昭和」が始まった日であり、「昭和」が終わった日であります。第124代天皇であられた「昭和天皇」が崩御された日を持って、長らく続いた「昭和」は終わりを迎え、翌日の1月8日から「平成」に改元されました。我々の勤務する陸海空の自衛隊においても、「昭和」に入隊された方々が定年を迎えようとしており、自衛隊においても、文字通り「昭和」が終わりを迎えようとしています。私は、そんな「昭和」生まれの「昭和」育ちの多くの諸先輩方より「手厚い」ご指導を多くいただき現在に至っております。周知の事実ではありますが、「昭和」は日本の元号で最も長く、そして最も厳しい時代であったように個人として感じております。動乱とうねりの中を生きられた先人たちを思うと、いつも頭の中をよぎるのが「日本人気質」。それらは、日本の歴史や文化、社会システムに深く根ざしており、日本人の行動様式や価値観に影響を受けていたからだと思います。私は、そんな時代を生きた「じじばば」「ちちはは」そして、諸先輩から多くの理(ことわり)を教えて頂きました。厳しいことも、辛いことも、嬉しいことも、楽しかったことも、頂いたものは私の生涯の「宝物」であり、仲間内で酒を飲むときの話題に困ったことなど、ただの一度もありませんでした。ぎっしりと詰まった「宝箱」を私は、後進へ渡すことが、私の残り少ない自衛隊生活での「任務」であると感じております。無論、今の若人達が貰っても嬉しくない物もぎっしりと「箱」に詰まってありますが・・・・・・。時には欲しくない物を与え・渡さなければならないときもあり(真剣に叱るも怒るも)。楽しかった・嬉しかった時、先輩たちは我々に何をしてくれたのか?これらの「宝物」をよりよく精査し、若人達に渡すことが出来れば温故知新たることと感じております。

      狂うほどの情熱を持って常識から外れる者は、
                     行動を起こしている愛すべき存在

 「昭和」は、狂うほどに情熱と活気が満ち溢れ、日本を再び繁栄に導いた時代であったと・・・・・・・・・若人達が活気とやる気に満ち溢れ、膝を突き合わせて、お互いが楽しそうに会話をしている造形が浮かぶとき、なぜだか、私は「昭和」を感じてしまっている。

 終わってしまった時代に浸っている訳ではなく、残すべき文化、伝統は埋もれてはいないかを自問自答しつつ、令和を狂うほどの情熱を持って生きていこうと思います。

 「皆様、狂いたまえ」

spotlight

spotlight写真

第13高射特科中隊
江見 愛里 1士

 江見1士は、令和6年4月に自衛官候補生として入隊し、新隊員前期を海田市駐屯地、後期教育を姫路駐屯地で過ごした後、第13高射特科中隊に着隊し、現在は有線通信手として活躍しています。

Q1 自衛隊に入隊したきっかけは何ですか?

  小学生の時から人を守る仕事にあこがれていたからです。

Q2 なぜ高射特科を希望しましたか?

  対空実射を経験したかったからです。

Q3 学生時代の部活動は何ですか?

  中学校は美術部に、高校では自然科学部に所属していました。

Q4 あなたの自慢(長所)を教えてください。

  人一倍元気です。

Q5 部隊に入って苦労したことは何ですか?

  いろいろな機材の名前や使い方を覚えるのが大変でした。

Q6 自衛隊での一番の思い出は何ですか?

  新隊員の前期教育で、同期といろんなことを達成できたことです。

Q7 自衛隊を目指す人に助言をお願いします。

  いろいろな教育で、同期とのつながりを大切にしたらいいと思います。