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令和7年度米豪軍との実動訓練【サザン・ジャッカル―25】

 第13旅団(第46普通科連隊)及び中部方面特科連隊等は令和7年度米豪軍との実動訓練(サザン・ジャッカルー25)に参加しました。
参加部隊は、豪州(タウンズビル演習場等)において実動訓練及び実弾射撃を実施し、作戦・戦闘に係る作戦遂行能力の向上及び米豪軍との連携強化を図りました。

百万一心

隊長写真

「予定を立てることの重要性」
第13通信隊長
丸山 裕加里 2佐

 みなさま、普段生活をする上で予定は立てていますか?

 陸上自衛隊においては「業務予定」といい、自身の業務予定、組織の業務予定とその用途は様々ですが、今回は、個人が立てる業務予定にフォーカスし、個人的な意見として、その重要性について紹介します。

 業務予定とは、端的に言うと、
「将来のやるべきこと(計画等)に対して、いつまでに何をするか」これをアウトプットすることと考えます。

 では、どうやって予定をたてるのか?
〆切(いつまでに)を意識し、そこまでに実施すべき事項(何をするか )を洗い出して、これらをいつまでにやるか、そしてこの内容をアウトプットする(表、箇条書き等、個人が分かればOK)。ざっくりですが、こんな感じでしょうか。

 予定を立てることで、複数の並行した業務等を管理でき、「結果何とか終わった!」と一定程度の達成感を経験をした方が多いのではないかと思います。これまでに私自身が様々な職務において感じた効果は下記の通りです。

〇 意識をすることにより実行の可能性が高くなる。
  既に具体的にやるべきことをアウトプットしていることから、やるぞという意識が生まれる。項目をすでに洗い出しているので、抜け漏れを防ぎやすい。

〇 計画等の中身を考えることにリソースを割くことが可能内容そのものに悩む時間を使うことができることから、集中して考えるという、作業に没頭できる。結果、比較的短時間で成果が出やすい。

〇 達成したか否かの振り返りができる。
予定通りに行かないことがある(むしろ多い)が、逐次予定の見直しができ、結果、大幅な遅れや実行できなかったという事態を避けられる。

〇 「重要であるが急ぎでない仕事」を計画的に実施することが可能
  目の前の急ぎの仕事のみにリソースを割き、結果、時間をかけて実施すべき計画等の検討・調整する時間がなく、実施することそのものが目的になりかねない。

〇 上司や関係者に安心感を与えることができる。
  「この案件はいつまでに方向性まで指導受けに上がる予定です」といった会話が習慣化することで、案件がどこまで進んでいて、何で悩んでいるか等の状況について、上司部下等間で共通認識を持つことができ、不用意なストレスを極限できる可能性が高い。

 今回は仕事での予定を立てることの重要性について紹介しましたが、プライベートでも同じことが言えるのではないかと思います。ぜひ、近い将来やりたいことや目標を決め、それに至る予定を立ててみてはいかがでしょうか。

三矢の訓え

先任写真

「苦労と成長」
第17普通科連隊
最先任上級曹長
松浦 誠 准尉

 山口駐屯地に赴任し3年が経ちその間、小銃小隊長、先任上級曹長上番後、現在最先任上級曹長を拝命し、仕事や生活環境に慣れたところであります。
 私は、自衛隊生活において大切にしている言葉があります。それは、日清・日露戦争で活躍し、日本の騎兵の生みの親と言われた陸軍大将で退役後、教育に生涯を捧げた秋山好古の「人間は苦労せんとできあがらん」という言葉であります。苦しみを楽しみとする心掛けが大切であるという教えであり、その言葉を胸に日頃の業務や訓練が多忙で辛い時こそ、その苦労が成長に繋がると自分自身に言い聞かせ、常に前向きな姿勢で隊務に取り組み努力をしています。また、苦労して成長することによって、他人に対する思いやりの気持ちを持つことができ、適時適切な隊員の育成にも繋がり、謙虚な人材になると考えています。
 これからも、困難をポジティブにとらえ、挫けそうな時こそ、この言葉を胸に一日一日を大切に努力を積み重ね、信頼される最先任上級曹長となり、部隊の精強化に努めていく所存であります。

spotlight

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第13施設隊
平野 優也 士長

 平野士長は令和6年4月に一般陸曹候補生として入隊し、新隊員前期を松山駐屯地、後期教育を海田市駐屯地で過ごした後、第13施設隊に着隊、現在は施設手として活躍しています。

Q1 自衛隊に入隊したきっかけは何ですか?

 僕は、学校で広報官の方がくれた資料の中に、今の僕のように、現役の自衛官の人が書いた投稿を見て、僕もこんな風になりたいと思いました。

Q2 なぜ施設科を希望しましたか?

 クレーン等の、色々な重機を取り扱うと聞いて、災害派遣時に活躍できると思ったからです。

Q3 あなたの自慢を教えてください?

 自衛官であることです。

Q4 学生時代の部活動は何ですか?

 小中高と野球をやってました。高校では寮生活をしていて、自衛隊に入ってからも寮に入り、高校生活のように毎日楽しく過ごせてます。

Q5 施設科部隊に入って苦労したことは何ですか?

 最初は専門的な言葉や道具の名前が覚えれなくて、何をどうしたいのかわかりませんでしたが、今は少しずつ覚えられてきて、次に何が必要なのか、わかるようになってきて、とても楽しく仕事ができてます。

Q6 自衛隊での一番の思い出は何ですか?

 自衛隊に入ってから、たくさんの思い出ができましたが、その中で、一番しんどかったのが、前期教育でした。なれない環境で、知らない人と一緒の部屋で過ごすのは、泣きたくなりました。でも、それも最初のうちだけで、同じ部屋の仲間と仲良くなってからは、毎日が楽しかったです。教育が終わって、別れるのは悲しかったですが、またどこかで会えると思うと、いい思い出です。

Q7 自衛隊を目指す人に助言をお願いします。

 人の役に立てる素晴らしい職業なのでとてもやりがいを感じます。

ベテランズコーナー

ベテランズコーナー

「情報の共有と意志の共有」
鳥取県自衛隊隊友会
柳田 孝臣

 令和7年3月に自衛隊を退官し、4月から鳥取県庁において危機管理専門官として勤務しています。先月、県庁内で出水期を前に風水害を想定した災害対策本部運営訓練を実施し、4月から運用を開始したばかりの「総合防災情報システム」の運用も併せて訓練しました。本システム上に表示される電子マップも視覚的に見やすく、事象別にレイヤーで区分された情報が選択でき「今、どこで何が起こっているのか」を知るための「情報の共有」のツールとしての有用性を確認しました。他方「紙地図」が有効に使われないという点は議論になりました。「電子マップがあるなら地図は不要…」「いや、地図(アナログ)はシステム(デジタル)のバックアップのため必要…」など、どこかの部隊の作戦室でも耳にするような会話もありました。
 部隊勤務を振り返ると、訓練演習も災害派遣も「紙地図」を囲み、各部の幕僚が頭を突き合わせて運用構想や対応策の検討等を練り幕僚案(幕僚としての意思)を認識の共有したうえで、指揮官の指導をいただくプロセスを思い出します。「紙地図」は、人と人とのコミュニケーション、意思の疎通を生み出し「これから何をどうしていくのか」という「意思の共有」をさせてくれる一つの有効なツールでした。自衛隊では良く「認識の共有(認識の統一)」を目的に会議・会同を行いますが、これも所掌の違う各組織を同じベクトルにそろえるための有効なプロセスの一つと思います。幕僚勤務一つとっても、次の再就職先の勤務でも役に立つことばかりです。皆様のご健闘をお祈りいたします。 (文責:鳥取県危機管理部危機管理専門官 柳田孝臣)