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みつや表紙

第44回定期演奏会

 令和6年2月11日、広島文化学園HBGホール(広島市)において、在日米陸軍軍楽隊と合同で第44回定期演奏会を実施しました。
 オープニングでは令和6年能登半島地震における自衛隊、在日米陸軍の災害派遣活動の様子を映像と音楽でお届けしました。

演奏に先立ち黙祷

演奏に先立ち黙祷

映像に合わせて音楽演奏

映像に合わせて音楽演奏

大観衆に見守られながらの演奏

大観衆に見守られながらの演奏

ピアノソロ演奏

ピアノソロ演奏

第13音楽隊による演奏

第13音楽隊による演奏

在日米陸軍軍楽隊と合同演奏

在日米陸軍軍楽隊と合同演奏

令和5年度特科隊実射訓練検閲

 令和6年1月、旅団は第13特科隊(令和6年3月改編)に対し日出生台演習場(大分県)において、令和5年度特科隊実射検閲を実施し、野戦特科射撃訓練の成果を評価するとともに、その進歩向上を促しました。

検閲開始式

検閲開始式

弾薬準備

弾薬準備

照 準

照 準

弾薬装填

弾薬装填

射撃の様子

射撃の様子

観測(弾着の確認)

観測(弾着の確認)

令和5年度総合戦闘射撃

 旅団は令和6年2月~3月の間、あいば野演習場(滋賀県)において、総合戦闘射撃を実施し、普通科連隊各級指揮官の射撃指揮及び部隊の射撃能力の向上を図りました。

第8普通科連隊

第8普通科連隊

第8普通科連隊

第8普通科連隊

第17普通科連隊

第17普通科連隊

第17普通科連隊

第17普通科連隊

第46普通科連隊

第46普通科連隊

第46普通科連隊

第46普通科連隊

百万一心

隊長写真

「保険について」
第46普通科連隊長
宮原 修 1佐

 職務上、保険会社の顧問の方や営業担当の方とご挨拶する機会があり、保険の必要性について説明を受けます。
 自衛官は危険な仕事であり、怪我や病気、亡くなった場合に備え、保険に加入しておくことは大事です。 ただ、自衛官の中には保険は自分には無縁だと思っている隊員がいるかもしれません。 厚生労働省の資料によると入院する確率は約1%、死亡する確率は40歳で約0.1%以下の様です。 確かに確率は低いかもしれません。また、掛け金がもったいないと感じているかもしれません。 私は入隊以来、ひと月総額約3万円を保険に掛けていますが、20代の給料が安い頃を思い出せば非常に厳しい状況でした。では、保険に入る必要があるのでしょうか。 それは、主に、万が一自分が亡くなった場合に家族が生活を維持するのに苦労させないためです。結婚して子供がいる場合は、家族の生活費、住居費、子供の学費等を考えると数千万~億のお金が必要になります。 お父さんが急に亡くなったら家族は途方にくれます。結婚していなくても親の生活を面倒見ている場合は、親が困る場合もあります。私が強調したいのは、誰のために保険金を残すのかをよく考える必要があるということです。
 私は、入隊当時、勧誘されるまま保険に加入し、結婚もしていなかったので保険金の受取人を父親とし、私の身に何かあった場合には親の助けになると考えていましたが、今思えば、おそらく親は望んでいなかったでしょう。 今は、妻の今後の生活に必要な保険を掛けています。 そして、私には2人の社会人の息子(独身)がいますが、息子は保険に加入していませんし、息子が死んだ場合の保険金を私たち親は望んでいません。 親としては、手取りの少ない給料の一部を掛け金にするよりも、息子自身のために有効に使ってほしいと思います。 ただ、世の中には私のような状況とは異なり、隊員が亡くなった際、保険の加入が少なくて部隊に苦情を言う父兄がいたことを聞いたことがあります。 また、結婚や出産を契機に保険金の見直しをせず、結果として後々後悔したという話も聞いたこともあります。
 保険とは自分だけで判断するのではなく、お金を必要とする人に必要な額を残すべきなのです。保険は他人に言われて入るものではないと思います。
 一度、家族と相談してみると良いと思います。

三矢の訓え

先任写真

「夢と目標を掲げよう」
第13偵察隊(令和6年3月改編)
先任上級曹長
渡辺 恵一 曹長

 私は、令和5年3月に先任上級曹長に上番して、はや1年が経ちました。 先任上級曹長交代式の際、曹士隊員に対して「平素はみんな笑顔で幸せに、有事は生きて任務完遂」を精神的支柱として取り組んでいくと話をしました。 そのためには、まずそれぞれの立場で、仕事・プライベートの夢と目標を掲げることが大切だと私は思っています。 私の好きな名言に「夢のある者には希望がある。希望のある者には目標がある。目標のある者には計画がある。計画がある者には、行動がある。行動がある者には実績がある。実績ある者には反省がある。反省がある者には進歩がある。進歩がある者には夢がある。」という吉田貞雄先生の言葉があります。
 夢を叶えるために目標を掲げ、その目標を達成するため計画を立て、日々一歩一歩経験と失敗、成長を積み重ねて、理想に近づき又は達成することで、個人が充実し新たな目標へ向かって邁進する。そんな個人が集まって、健全で強い組織となると考えます。
 肩肘張らずに、まずは小さなことでも良いと思います。 その小さな夢と行動がとても大切だと思うのです。 また、先輩隊員は、後輩隊員の夢や目標、何をしたいのかを掌握し、そのために行うべき事について助言、指導を与えて行動を促すこと。 これは服務指導に通ずるものであり、平素は隊員の健全かつ充実した日常を、有事の際は困難を克服し任務を達成できる隊員育成に繋がるのではないかと思います。
 手塩にかけた後輩隊員の喜ぶ姿や成長を感じることは、先輩隊員にとって嬉しいことですよね。
 有限の人生を、笑顔で充実した毎日を過ごせるように、是非皆さん夢を語り、未来に望みをかけ目標を掲げてみてはいかがでしょうか。 また先輩隊員の方は、その隊員の目標の実現のために、一緒になって考え、夢に向かって一歩を踏み出せるようにアドバイスをしていただきたいと思います。 私の夢は、そんな人間関係の構築された部隊作りに貢献し、その部隊で笑って定年退官を迎えることです。

spotlight

spotlight写真

第13音楽隊
川原 佐恵  1士

 川原1士は令和5年3月に自衛官候補生として入隊し、新隊員前期及び新隊員後期を朝霞駐屯地で過ごした後、第13音楽隊に着隊、現在は音楽手(職務)として活躍しています。

Q1 自衛隊に入隊したきっかけは何ですか?

熊本地震を経験し、そこで見た自衛隊に憧れを持ち、自分も人のために働きたいと思い、入隊しました。

Q2 なぜ音楽科を希望しましたか?

音楽隊員の方に楽器を教わっていて、その方と同じステージで演奏してみたいと思ったからです。

Q3 学生時代の部活動は何ですか?

吹奏楽部に所属していました。

Q4 あなたの自慢(長所)を教えてください。

ひとつの物事に対しストイックに取り組めるところと我慢強いところです。

Q5 休日の過ごし方は?

ネイルやエステなどの美容巡りや買い物をすることです。

Q6 自衛隊での一番の思い出は何ですか?

前期教育での総合訓練です。仲間同士で助け合い、支えあうことの大切さを知り、絆も深まりました。

Q7 今後の目標は何ですか?

楽器の技術を向上させて、様々なジャンルの音楽に対応できる奏者になりたいです。

Q8 自衛隊を目指す人に助言をお願いします。

今できること、始められることにコツコツと取り組むことが大切だと思います。頑張ってください。応援しています。

ベテランズコーナー

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「厳しい指導を受けた思い出」
鳥取県隊友会事務局長
西田 勝造

 私はかつて、地方協力本部勤務で離島の駐在員所長を経験しました。 勤務期間は2年半でしたが厳しい募集環境の中にも自衛隊の啓発活動や高校生との触れ合いを通じて楽しく勤務したことを思い出します。 当時の本部長のご指導で、「離島だから甘えるんじゃないぞ、担当地域の募集5か年計画を作成して持ってこい。」と言われ、無い知恵を振り絞り考え抜いて指導受けしたことがあります。 その中で印象に残っているのは、いわゆる戦術ではなく戦略ということも大事なんだということでした。 募集というものは2~3年で成果が出ることはままありません。 小学生のころからイベントに案内する等、自衛隊・自衛官というものを印象付けていく必要があるということでした。 おかげさまで当初の望成目標であった入隊者1名が、私の次の所長では10名以上の入隊者を輩出できたことを聞きまして他の地域事務所から一目置かれる存在になったということでした。 駐在員事務所として募集の種が蒔けたものとうれしく思いました。 あきらめかけて設定する目標ではなく、地域の特性や募集環境を分析しての目標の設定は、大変重要なことだと思った次第です。 当時の厳しくも親身になって指導してくれた上司には感謝しかありません。