第15代旅団長德永陸将補初度視察
第15代旅団長として着任した德永陸将補は日本原駐屯地及び米子駐屯地の初度視察を実施しました。
<日本原駐屯地>
<日本原駐屯地>
<米子駐屯地>
<米子駐屯地>
16式機動戦闘車入魂式
9月8日、第13戦車中隊は新たな装備品である16式機動戦闘車の入魂式を実施しました。多数の関係者が見守る中、16式機動戦闘車に魂を入れ、第13戦車中隊に新たに配備されました。
令和5年度新隊員特技課程及び一般陸曹候補生課程(後期)総合訓練
8月28日、米子駐屯地の新隊員教育隊は令和5年度新隊員特技課程及び一般陸曹候補生課程(後期)の練度判定を実施しました。学生は積み重ねてきた訓練成果を発揮して練度判定に臨みました。
令和5年度部隊集合教育「レンジャー」
9月4日、海田市駐屯地において令和5年度部隊集合教育「レンジャー」が開始されました。約3ヶ月にわたる教育を受け、学生はレンジャー隊員として必要な知識と技能の修得を目指します。(写真は体力向上運動)
令和5年度重機関銃対空実射訓練
8月15日~21日の間、第17普通科連隊は佐多射撃場において令和5年度重機関銃対空実射訓練を実施し、対空防護の練度向上に努めました。
令和5年度バトラ競技会
9月20日、第8普通科連隊は米子駐屯地において令和5年度バトラ競技会を実施しました。市街地で敵と遭遇したとの想定の下、各小隊がしのぎを削り競い合いました。
令和5年度広島市総合防災訓練への参加
8月30日、広島市において実施された令和5年度広島市総合防災訓練に第46普通科連隊が参加しました。大規模災害時における防災関係機関相互の緊密な連絡協力態勢を確立するとともに、災害応急対策の検証・確認を行ない、今後の災害対策に万全を図りました。
とっとり防災フェスタ2023への参加
9月10日、鳥取県において実施されたとっとり防災フェスタ2023に第8普通科連隊が参加しました。大地震の発生により、鳥取市を中心とした県東部の広範囲に被害が発生したとの想定の下、訓練が実施されました。
職場体験学習
9月21日、米子駐屯地では南部町立南部中学校に対して職場体験学習を実施しました。コンパスの使用方法や車両整備を研修した他、体験喫食も実施しました。
「日本人の愛国心」
第13施設隊 隊長
能見 高史 2佐
本陸上自衛隊における愛国心とは、精神教育の細目のうち一番上に記載されている、即ち、自衛官にとって最も重要な精神要素のうちの一つであり、自衛官として勤務する中で、あるいは精神教育の場で耳にすることが多々あると思います。
しかしながら、駐屯地を一歩出て、自衛官以外のいわゆる民間の方々を見ていると、「日本人の愛国心」を感じることは少ないなと思っていました。私自身も、約20年前に自衛隊に入隊する前は、「愛国心」について考えたことはほとんどなかったのではないかと思います。
「日本人に愛国心はあるのか?」そんなことを感じながら日々を過ごしていましたが、最近、ある場面では「日本人の愛国心」を強く感じることができることに気づきました。
それは、スポーツの国際大会等の場面です。
2年前の東京オリンピックやサッカーのワールドカップ、ボクシングのタイトルマッチやメジャーリーグでの大谷翔平選手の活躍等々、スポーツの世界大会や日本人選手が海外で活躍している場面では、普段は「愛国心」なんてまるで興味なさそうな人たちが、日の丸を掲げて一致団結して日本代表チームや日本人選手を応援し、活躍すれば国全体が盛り上がります。
令和4年2月、ロシアがウクライナに侵攻した直後、有志のウクライナ市民が「領土防衛隊」として訓練を受け、祖国を守るために戦っているという報道がなされていました。
我々自衛官は、有事の際は武器を取って、日本という国を守るために率先して戦います。しかしながら、ウクライナ侵攻の例を挙げるまでもなく、有事の際に国を守ることは自衛隊だけでは不可能であり、国民の協力は必要不可欠です。
「わが国が侵略を受けた際に、日本人は武器を持たないまでも、国を守るために立ち上がり、我々自衛官と共に戦ってくれるのか。」
ずっとそんな疑問を抱いていましたが、スポーツの国際大会での国や国民が一致団結して盛り上がってる姿を目にすると、そんなに悲観的になる必要はないのかなと感じています。
「歳を重ねて想うこと」
第13施設隊
先任上級曹長
山根 和宏 准尉
振り返ってみると、18歳で入隊してから早いもので34年が過ぎました。
歳(年)を取る、年齢を重ねるといえば、体力と気力が衰える、疲労が溜まりやすく抜けにくくなる、身体の老化(シミやシワ)など、マイナスなイメージを持つ人は少なからずいると思います。
私は、これまでの服務や訓練等で得た経験や知識は、自分自身にとってとても大きな財産になっていると思います。その中には成功して学んだものもあれば、失敗して上司や同僚に指導や助言を受けて学んだものもあります。またその時に受けた助言やアドバイスは、今の自分が後輩へ指導や助言をするときに大変役立っています。
近年の自衛隊は、入隊した頃と比べると大きく変化してきました。私は、過去の自分の経験や知識だけに囚われるのではなく、変化してきている服務や訓練等に対して、他の人の意見等は否定せず、まずは受け止めて、自分の視野を広げて見るように心がけています。
こうして考えると、日々の積み重ねが将来の自分に反映しているのが分かると思います。
皆さんも将来の自分のために、何事にも明るく前向きにとらえ、懸命に取り組むようにして見てはどうでしょうか。
第46普通科連隊 本部管理中隊
安本 光希 士長
安本士長は令和2年3月に自衛官候補生として入隊し、新隊員前期(福知山駐屯地)、後期(海田市駐屯地)を経て、第46普通科連隊本部管理中隊に配置、現在は弾薬補給手として活躍しています。
Q1 自衛隊に入隊したきっかけは?
過去に報道で地震災害の救助活動を見たことがきっかけです。
Q2 学生時代の部活動は何ですか?
ラグビー部です。
Q3 普通科部隊に入って苦労したことは?
多種多様な装備の取扱要領、整備等初めての作業が多く大変だと感じました。
Q4 あなたの自慢を教えてください。
気力と体力が人一倍あります。
Q5 休日の過ごし方は?
映画を観て過ごしています。
Q6 自衛隊での一番の思い出は?
新隊員教育が一番の思い出です。一緒に頑張った同期との思い出は、私の自衛隊人生の中でもかけがえのない宝物です。
Q7 今後の目標は何ですか?
陸曹になり、教育隊の班長として後輩育成に携わり、今まで以上に活躍することです。
「退官して20年 今の現況」
鳥取県隊友会 中部地区会会長
京田 徹
日夜訓練に励んでおられる隊員の皆様ご苦労様です。私は平成15年1月に第13特科隊(日本原駐屯地)を最後に定年退官し、妻の故郷である鳥取県倉吉市に居を構え生活しています。
定年後は社会保険庁の国民年金推進員として採用されましたが、初めての土地で右も左も分からず毎晩地図とにらめっこし翌日、各家庭を回っていました。国民年金推進員は国民年金を納めていない方々の家を訪問し、懇切丁寧に年金制度を説明して何とか納めていただく仕事でした。仕事をする上において先ず任務分析し、高い目標を掲げ、目標達成に向け努力した甲斐あって社会保険庁長官表彰を受賞することができました。仕事が順調な矢先、平成21年9月社会保険庁の不祥事が発覚し解体され、それに伴い私達推進員も解雇されました。その後請われて某保険事務所で損保や生保の資格を取り3年間勤務、じ後パートの仕事をしながら、地域においては自治会公民館長8年、現在は交通安全指導員・いきいきサロンの会長・老人クラブ及び神社の役員・防犯パトロール・学校支援ボランティア等自衛隊で培った経験と実行力をもって安全安心な地域づくり及び健全な青少年の育成に寄与しながら現在に至っております。最近では地区グラウンドゴルフ同好会の会長に推され、日曜日以外は毎日ともに練習し、各種大会の案内や同好会親睦大会の企画・運営、「同好会だより」の発行等忙しくしております。
まもなく後期高齢者に突入しますが、それぞれの役職を、常に「俺がやらねば」の気持ちと気概、そして向上心をもって更に頑張っていこうと思っています。