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みつや表紙

第14代旅団長 松永康則 陸将補 着任

令和3年12月22日、第14代旅団長として松永康則陸将補が着任しました。統率方針を「任務の完遂」、「部隊・隊員の安全の確保」とし、旅団隊員に対し「進化」、「自反」を要望しました。

儀仗隊を巡閲

儀仗隊を巡閲

慰霊碑参拝

慰霊碑参拝

着任の辞を述べる旅団長

着任の辞を述べる旅団長

記者会見

記者会見

離任 兒玉旅団長 第1師団長へ

令和3年12月21日、第13代旅団長として第13旅団の指揮を執った兒玉恭幸陸将補は、陸将に昇任し第1師団長にご栄転されました。

離任の挨拶を述べる兒玉前旅団長

離任の挨拶を述べる兒玉前旅団長

サプライズの胴上げで栄転を祝福

サプライズの胴上げで栄転を祝福

日米共同方面隊指揮所演習(YS-81)

旅団は12月上旬に行われた日米方面隊指揮所演習(YS-81)に参加し、指揮・幕僚活動能力の向上を図りました。

会議において幕僚活動の結果を旅団長に報告

会議において幕僚活動の結果を旅団長に報告

様々な状況に応じて対処案を案出する幕僚

様々な状況に応じて対処案を案出する幕僚

旅団集合教育「部隊格闘指導官」

旅団は12月14日、山口駐屯地において行われていた令和3年度旅団集合教育「部隊格闘指導官」の全ての訓練を終了し、認定試験合格者に対して部隊格闘指導官徽章を授与しました。

部隊格闘指導官の徽章を授与

部隊格闘指導官の徽章を授与

共に汗水流した同期と

共に汗水流した同期と

旅団自動二輪集合訓練

第13偵察隊は11月から12月までの間、出雲駐屯地等において旅団自動二輪集合訓練を行い、参加隊員に対し自動二輪免許の取得及び操縦技術の向上を図りました。

操縦技術を駆使し錯雑地を走行

操縦技術を駆使し錯雑地を走行

同期と共に

同期と共に

第13後方支援隊訓練

旅団は12月下旬に日本原演習場において第13後方支援隊を基幹とした医療訓練等を行いました。

感染が疑われる患者の対応

感染が疑われる患者の対応

ヘリコプターを活用した緊急患者空輸

ヘリコプターを活用した緊急患者空輸

成人行事

米子、山口、出雲駐屯地は1月上旬、それぞれの駐屯地において成人を迎えた隊員を祝う成人行事を行いました。

成人としての決意や想いを記した感想文を発表(米子駐屯地)

成人としての決意や想いを記した感想文を発表(米子駐屯地)

意気込みをしたためた書を披露し決意発表(山口駐屯地)

意気込みをしたためた書を披露し決意発表(山口駐屯地)

地雷原処理車との綱引き(出雲駐屯地)

地雷原処理車との綱引き(出雲駐屯地)

情報発信

旅団は令和4年もSNS(ツイッター、フェイスブック)やYouTubeを通じて様々な情報を発信してまいります。

ホームページ

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百万一心

隊長写真

詩


「やる、すぐやる」
第13飛行隊長
 恭  やすよし 2佐

私が部隊長を勤めさせていただいております第13飛行隊は、第13旅団が担任する中国地方の最西端である山口県の防府市に所在します。山口県は、伊藤博文初代総理大臣等の明治維新の志士を多く輩出した、吉田松陰が生まれ育った地です。松陰は、鎖国をしていた日本が大きく変わっていく時代に「日本にとって今なにが一番大事なのか」を考え、外国を学ぶ海外渡航のため小舟で黒船に直接乗りつける思い切った行動を直ぐにやってしまう人物であったと見聞しています。松陰は教育者として塾生に「学問は読書だけではだめだ。実行が大事だ」と説いています。考えるだけではなく、実行が第一と。
松陰所縁の山口県の部隊長として、私は部隊隊員に対する要望事項を「やれ、すぐやれ」としています。このことは、私の短い自衛官生活の中でもとても重要だと感じています。「5分考えて浮かばないのであれば、白紙ででも同僚に相談する、指導を受け形作っていく」実行力が、階級問わず、更に重要になってくるのではないかと思います。元来、陸上自衛隊は、「細部にわたり緻密に計画して、その計画に基づいて行動する」という伝統があると思います。勿論、検討に十分な時間が得られるのであればいいのですが、迅速に実行し、結果を出すことが求められる現状においては、まず、実行してみるということも必要だと思います。急速に変化していく時代において「実行すること」の意義は、まさに、明治維新の日本が激動した時代の意義と同等であると思います。
他方、すぐに行動することは、検討が浅くなってしまうためリスクを負います。これを部隊長としてどこまで許容できるのか、指揮官の器を試されるところです。また、どんなに「すぐやれ」といってもおざなりにできないことは安全に関することです。航空機を運用する場合、安全に係る失敗は取り返しのつかない事態になります。リスクの許容と安全の確保を念頭に、各隊員が「やれ、すぐやれ」の気概で実行力を高めることでいつしか隊員個々が主動的に「やる、すぐやる」の志へと変化していく。そんな部隊を思い描きながら、第13飛行隊は任務にまい進しているところです。
今後も、地域の偉人と相まって部隊の伝統を構築し伝承していければと、飛行隊一丸となって日々精進しております。

三矢の訓え

先任写真

「先任上級曹長に上番しておもうこと」
第13音楽隊
先任上級曹長
かみがき 雅  まさひろ 准尉

私が入隊して陸士長から3等陸曹の時代に、自分の頭の中を毎日のように駆け巡っていたのは山本五十六海軍大将の「男の修行」であった。
「苦しいこともあるだろう 云い度いこともあるだろう 不満なこともあるだろう 腹の立つこともあるだろう 泣き度いこともあるだろう これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である(原文)」である。
そして、2等陸曹になりこの名言を意識した。
「やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ」
1等陸曹になると更に、
「話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず」
陸曹長では、
「やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず」
先任上級曹長に上番すると、2曹、1曹、曹長でやってきたことを、更に意識してやっている自分がいる。が、そこには、隊員の質の向上と現代のモラル、それに立場の変わった自分。
現実は容赦ない「男の修行」の連続である。首から下で奉公していた自分には、いささかしんどいと感じる。
しかし、なによりも隊員第一! 自分のことは二の次。じっとこらえていこう。
今が一番しんどいときと思い、ここで立ち止まるのではなく、もう一度陸士のときのような真っ白でまっすぐな気持ちと、3曹のときのようなエネルギッシュで熱い心をもって、指揮官の補佐・曹士の育成に取り組んでいくためにギアを一段上げていこうと思う。人を動かすことの難しさをかみしめながら。

spotlight

spotlight写真

第13戦車中隊
すず 梨  り 1士
ほそかわ 扇  あお 1士

鈴木1士、細川1士は令和3年3月に自衛官候補生として入隊し、新隊員前期を大津駐屯地、後期教育を今津駐屯地で過ごしたあと、第13戦車中隊に着隊、現在は戦車小隊にて戦車手(装填手)として勤務しています。

Q1 自衛隊に入隊したきっかけは?

鈴木1士 「災害派遣における活躍、女性自衛官の活躍をテレビで知ったこと。」

細川1士 「親からの勧め。」

Q2 なぜ戦車部隊を希望したか?

鈴木1士 「圧倒的な存在感がある戦車に乗りたかった。」

細川1士 「かっこよかった。免許が欲しかった。」

Q3 運動が苦手でも大丈夫か?

鈴木1士 「大丈夫、自衛隊に入れば自ずと体力はつきます!」

細川1士 「部隊にもよると思いますが大丈夫、入隊前まで一切運動をしてこなかった私でもなんとかやっていけてます!」

Q4 戦車部隊に入って苦労したことは?

鈴木1士 「腕の筋肉を使う仕事が多く、重たい戦車砲弾を持ち上げること。」

細川1士 「筋力が必要なこと。また、戦車はその取扱要領等、覚えることが多いこと。」

ベテランズコーナー

「生徒の絆」
島根県隊友会平田支部長
はまむら 聡  さとし

私は広島県呉市生まれで海上自衛隊生徒出身です。
第十三旅団所属の皆様の中には生徒出身の方も多数おられると思います。生徒制度も長年にわたり組織改編等が行われ、採用人員の半減に続き、海上・航空自衛隊生徒は平成十八年第五十三期生徒の採用をもって募集停止となり廃止されました。生徒の特色として、と言っても私が一番感じたのは陸・海・空の垣根が無く幕は違えど先輩・後輩の絆が強いということです。全自大会や中央観閲式等に参加すると即席県人会や交流会が行われたり、隊友会の会合でも先輩方から親しく声をかけて頂きました。
先日定期的に通院されているお客様をお送りさせていただいている時(私は現在タクシー乗務員です)、お互い自衛官出身と分かり自己紹介をしました。
「私は元海上自衛官で生徒出身です」「何っ!君は何期だ!」「はい。二十二期です」「そうか。俺は陸上の八期だ。これからは生徒の先輩・後輩だ。よろしくな!」
現在住んでいる出雲市には陸上自衛隊出雲駐屯地があり、自衛官やOBの方、ご家族の方に弊社をご利用して頂いており、接する機会も多く本当に感謝しております。陸上自衛隊生徒制度も少年工科学校から高等工科学校と名称が変わり、身分も変わりましたが今春入校する六十八期生と期別が受け継がれていることを嬉しく思います。現役隊員の皆様におかれましては、生徒に限らず、先輩・後輩の絆を大切にして円滑な部隊運用や隊内生活に活かして頂きたいと思います。