対空実射訓練
第13高射特科中隊は8月、静内対空射撃場(北海道)において、81式短距離地対空誘導弾の射撃を実施しました。コロナ禍においても日々の訓練において妥協することなく、射撃練度を向上させて実射に挑み、見事迎撃に成功しました。
射撃に臨む隊員に対し訓示する渡邉中隊長
射撃に臨む隊員
シミュレーション訓練において敵機を迎撃
シミュレーション訓練において敵機を捕捉
敵機接近に緊迫する隊員
迅速・正確な動作で射撃準備
新着任部隊長
8月の定期異動により新たに着任した部隊長を紹介します。
第13飛行隊長兼ねて防府分屯地司令
小野 恭良(おの やすよし)2佐
第13施設隊長
能見 高史(のうみ たかし)2佐
第13特殊武器防護隊長
務台 真将(むたい まさゆき)3佐
映像写真担当者集合訓練
旅団は8月16日(月)から数日間、海田市駐屯地において映像写真担当者集合訓練を実施し、機材の取り扱い要領から撮影、編集要領について教育しました。
訓練を撮影し良い写真が撮れているか評価
第13音楽隊 J1サッカー 音楽演奏支援
第13音楽隊は8月28日(土)、エディオンスタジアム広島において開催されたサンフレッチェ広島と大分トリニータ戦において選手に対する激励演奏を行いました。また、スタジアム周辺において装備品展示を行いました。
Jupiterなど3曲を演奏
演奏終了後、笑顔の記念撮影
サンフレッチェサポーターも自衛隊に興味津々
YouTube撮影に快く応じる子供たち
第13旅団YouTube開設
旅団は8月17日(火)にYouTubeを開設しました。今後、様々な動画をUPしていきます。ぜひチャンネル登録を!よろしくお願いします。
第17普通科連隊 新識別帽完成
第17普通科連隊は、新シンボルマークを元に作成した識別帽をツイッターで公開しました。「白狐連隊」として日本一強い連隊を目指すとのことです。
山口市の象徴の1つである「白狐」と駐屯地所蔵の「元帥刀」をモチーフとして、
任務に対する誇りと団結、即応性の保持を表現したデザイン
「向けられる視線」
第46普通科連隊長
貝岐 賢二 1佐
まだ神戸で大学生をやっていた頃、阪神大震災が起きて自宅が全壊しました。朝がきて明るくなってみると、あたり一帯が同じようにつぶれていました。あちこちで崩れた民家が屋根だけの姿をさらし、救いを求める声が聞こえてきました。信号が消えた道路には亀裂が広がり、あちこちで事故が起きていました。まるで焚火のようにそこかしこで火災の黒煙が立ち上っていました。救急車や消防車のサイレンはやむことなく響き続けていましたが、姿をみることはありませんでした。最初の日は被災した者同士で助け合うしかありませんでした。
ホコリにまみれ飲まず食わずで丸一日。
翌朝、暁の神戸の空に爆音がひびきました。目をやると上空には救援に飛んできた陸自の大型輸送ヘリの姿がありました。
機体に描かれた迷彩柄と日の丸の赤を目にしたとたん、わたしの中でいきなり熱いものがこみ上げてきました。そこに理屈はありません。自衛隊の姿を目にしただけで「助かった」と思い、安心に包まれた自分がいたのでした。
『迷彩柄を目にして、涙を流す人がいます』
その人は、きっと過酷な状況のなかで恐怖と不安に囚われているはずです。
その人にとって、迷彩服を着た隊員は「救い」であり「希望」なのです。
わたしはその人のために、己をみがき、即応態勢を維持しています。
自衛隊を「希望」と信じてくれる人たちを決して裏切らないために。
「挨拶」
第13特殊武器防護隊
先任上級曹長
畠山 勤雄 准尉
皆さんこんにちは。またこの様な機会を頂きましたので一言述べたいと思います。今回は「挨拶」です。海田市駐屯地では挨拶と敬礼は問題になってますよね?先ずは挨拶とは何か調べてみました。
「挨拶」 人に会ったときや別れるときに取り交わす礼にかなった動作や言葉、相手に対して敬意や感謝などを表すことなどと出てきます。
挨拶は日本人特有なものではありません。表現の仕方などで多少なりとも違いはありますが世界中の人々が行っています。では何故挨拶は必要なのでしょうか、私は、自衛官は元より社会人として人として基本のマナーだと思います。言葉は違いますが世界中に通じるものです。自衛官は、武器を扱い、時には己の危険を顧みず命をかけて任務を達成することを求められた集団です。そのために一般社会人よりも高いモラルが求められるのです。その自衛官が社会人としての第一歩である挨拶ができない。一般の方々が聞いたらどう思うでしょうか?またそんなことを聞かれても恥ずかしいですよね?ではどうしたら良いのでしょうか?
答えは一つ。
「しましょう、挨拶」
自分から率先して気持ち良く挨拶することで必ず伝わります。挨拶されて気分が悪くなる人はいないでしょう。待ちモードではなく、先ずは自分から、専守防衛が義務付けられている自衛隊ですが、常に先手をとってモラルの高い社会人として率先して挨拶をしていきましょう。やればできる!
第13偵察隊
齋藤 光稀 士長
齋藤士長は島根県益田市出身で平成28年度入隊し、現在は小隊本部通信手として勤務しており、そのほかにも部隊の銃剣道・拳法・初級化学・補助担架等の戦技能力を活かし活躍しています。
Q1 自衛隊に入隊したきっかけは?
体力に自信があり、体を動かす仕事に就きたいと思ったからです。
Q2 趣味・休日の過ごし方は何ですか?
キックボクシングと野球です。特にキックボクシングの得意技は三日月蹴りとバックスピンキックです。
Q3 これだけは誰にも負けないことは?
継続力です。小学生から空手を続けており、毎日トレーニングで体を鍛えています。
Q4 今後の目標は?
陸曹候補生試験に合格して、陸曹となりBIGな男になりたいです。
「救難飛行艇の任務」
島根県隊友会平田支部長
濱村 聡
US-2
「出展:海上自衛隊ホームページ」
「救難飛行艇」という海上自衛隊が保有する航空機のことを一度は見聞きされたことがあると思います。私は広島県呉市生まれ、海上自衛隊生徒出身で一時期救難飛行艇US-1Aの搭乗員として勤務していたことがあります。私の配置は機上通信員で主に機外通信の担当で救助や救難に直接関わることはありませんでしたが、チームとしてまたクルーとして何をなすべきかということを教えられました。
「他人(ひと)を活かすために」
「訓練で泣き、実動で笑おう」
を合言葉に連日厳しい訓練に明け暮れてました。現場まで航空機を進出させて捜索して着水、救助ボートで遭難者を収容後離水して、応急処置をしながら最寄りの飛行場まで搬送し、医療機関に引き渡します。文章で書けばたったこれだけですが、この過程において全力発揮するために日頃から過酷な訓練を課します。海は魔物です。一つ間違えば大変なことになります。
機上救助員、機上救護員が救難飛行艇の主役です。他人(ひと)を活かすために基本を徹底的に叩き込まれますが彼らは絶対に音をあげません。私達通信員も確実な通信を身につけるよう指導されます。
これは陸海空問わず言えることだと思います。災害派遣や訓練検閲等において基本を徹底的に覚えることによって、自分の与えられた部署において全力発揮できることだと。
航空機も新型機体が開発されUS-2という機種に代わり、航続距離や機能、居住性が向上し任務の多様性にも対応できるよう搭乗員は連日訓練に励んでいます。
努力は裏切りません。必ず結果が出ると思います。
【訂正】7月号のベテランズコーナーにおいて投稿者の名前に間違いがございました。
椿 正春とありましたが、正しくは「椿 正昌」です。
訂正して、お詫び申し上げます。