


令和7年で築117年のこの建物は、明治41年に第30旅団司令部として建てられたもので、昭和20年8月終戦までの間使用されたものである。
当時は、真っ白な外観に大きな上下開閉式の窓を有する気品高い建物であった。
また、外部から司令部への入口は、駐屯地とは別に建物正面に正門が設けられ、旅団司令部として独立性を保持していたことが伺える。
終戦後、大蔵省(現財務省)の管理するところとなったが、昭和39年7月、防衛庁(現防衛省)に所管替えとなり、昭和41年3月隊舎の新設に伴い駐屯地資料館として整備され、先人の遺勲の品々が展示してある。
現在も屋根の両脇には、歩兵銃の照星を模った飾りが残っており、また外壁板も当時のままであり、明治の面影を伝える貴重な建物である。