自衛官候補生
自衛官候補生とは
採用後「自衛官候補生」(特別職国家公務員)に任命され、自衛官となるために必要な基礎的教育訓練に専念する新しい採用制度です。自衛官候補生として所要の教育を経て3ヶ月後に2等陸・海・空士(任期制自衛官)に任官します。
任期制自衛官とは、陸上自衛官は1年9ヶ月(一部技術系は2年9ヶ月)、海上・航空自衛官は2年9ヶ月を1任期(2任期目 以降は各2年)として勤務する隊員のことです。教育訓練を受けた後に各部隊・基地等に配属されます。約9ヶ月後、1等陸・海・空士に昇任し、さらに1年 後、陸・海・空士長に昇任します。
募集要項
応募資格 | 18歳以上33歳未満
ただし、32歳の者にあっては、採用予定月の1日から起算して3月に達する日の翌月の末日現在、33歳に達していない者に限る。 |
---|---|
受付期間 | 年間を通じて受付 |
試験科目 | 筆記試験、口述試験、適性検査、身体検査及び経歴評定※
※経歴評定とは、多様な経歴を有する受験者の能力を総合的に評価するものです。 |
試験日程 | 受付時にお知らせします |
合格発表 | 試験時にお知らせします |
入隊時期 | 採用予定通知書でお知らせします |
自衛官候補生関連動画
応募から受験までの流れ
Step 4:受験・合格発表
自衛官候補生の試験は筆記試験と口述試験、身体検査が行われます。
- 試験
- 筆記試験(国語、数学、地理歴史及び公民、作文)
- 口述試験
- 身体検査
- 採用候補者への通知
- 選抜基準に達した者には、採用候補者名簿記載通知書を送付します。
- 採用予定者への通知
- 採用候補者は、採用候補者名簿に記載されます。
- 事後採用枠に応じて採用予定通知書を送付します。
- 通知時期については、試験時にお知らせします。
Step 5:入隊
随時採用の日をもって、陸上・海上・航空自衛隊それぞれの自衛官候補生に任命されます。
入隊後の流れ
陸上自衛隊
海上自衛隊
航空自衛隊
各種処遇について
手当 | 142,100円(月額) ※自衛官候補生手当については、法律の改正により改正される場合があります。 |
---|---|
任用一時金 | 221,000円 ※2士に任官する際に支給します。また、自衛官任用後、 1年3ヶ月未満で退職した場合、償還金を償還しなければなりません。 |
各種手当 | 扶養手当が該当者に支給されます (それ以外の手当は支給されません)。 |
勤務時間 | 8:15~17:00(勤務地により異なります。) |
休日等 | 年次休暇のほか、年末年始等の特別休暇等があり、 週休2日制が実施されています。 |
俸給 | 179,200円(高卒)、198,100円(大卒) ※学歴、職歴等により、異なります。 ※大卒者の初任給は、複数年かけて段階的に引き上げられる予定であり、令和2年度に入隊する2士大卒者は188,800円になる予定です。 |
---|---|
昇給 | 年1回 |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
退職手当 | 任期を満了した際には、2年間の勤務で約58万円、 3年間の勤務で約95万円、2任期目で約145~151万円支給されます。 |
勤務地 | 各都道府県の駐屯地又は基地など |
勤務時間 | 8:15~17:00(勤務地により異なります。) |
休日等 | 年次休暇のほか、年末年始等の特別休暇等があり、 週休2日制が実施されています。 |
取得機会のある資格について
【車両関係】
●自動車整備士(1〜3級)
●大型自動車運転免許(1種)
(自衛隊以外の大型自動車運転には限定解除が必要)
●大型特殊運転免許
●けん引免許
【船舶関係】
●小型船舶操縦士
●潜水士
【航空関係】
●航空管制官
●航空無線通信士
【医療関係】
●救急救命士
●准看護師
●臨床検査技師
●診療放射線技師
【その他】
●危険物取扱者(乙種第4種)
●公害防止管理者(第1〜4種)
●ガス溶接(アーク溶接)技術者資格2級ボイラー技士
●電気工事士
●パソコン検定(3・4級)
●英語検定(2・3・4級)
●ワープロ検定(3・4級)
●情報処理(1・2級)
●調理師免許
●栄養士