白田 りか

感染症で世の中が変わった影響で
自衛官の道へ

陸上自衛隊 北部方面システム通信群 第101基地システム通信大隊

プロフィール

3等陸曹 白田 りか
一般曹候補生 出身

新型コロナウィルス感染症で、世の中の「当たり前」が大きく変化した時期が就職活動の時期に重なった白田さん。
お父様が自衛官だったこともあり、公務員という職務に魅力を感じて入隊されたそうですが、今ご自身が感じているやりがいや手応えについて伺いました。

どちらかと言えばなりゆきで、
自衛官を選んだけれど

──元々、自衛官を強く希望していた訳ではなかったそうですね。

はい。私は大学在学中からダンスが大好きで、教室の先生として活動していました。
卒業後はできれば専業でダンス教室の先生になれれば…と思っていましたが、新型コロナウィルス感染症の影響もあり、その道はかなり難しくて。
とはいえ大学を卒業したら働かなければいけないので、漠然と就職活動をしていました。

──自衛官を選んだ理由をお聞かせいただけますか?

就職活動中の大学生の立場では、感染症によって世の中が大きく変わってしまっていた状況の中で「安定」は魅力に感じました。
自衛官は公務員という職務で働けます。安定した給料をもらえることひとつ取っても、学生だった当時の私にとっては非常に魅力的でした。

──入隊する前、自衛官にどんなイメージをお持ちでしたか?

パッと思い浮かぶのは「強い人」ですね。体力・筋力があって、精神的にも強い人が自衛官になるんだろうなと思っていました。

でも、実際に自分が入隊してみると、自衛隊には驚くほどたくさんの職種があり、また役職も様々なので、「強さ」だけが求められるのではないんだなと思いました。
隊員それぞれの「個性」を活かして働けるのが自衛官という仕事なんだ、という認識に変わっていきました。

また、入隊前にその人が経験していたことを色んな形で活かせる場面もあります。例えば私も、ダンス教室で先生をしていた経験が、後輩隊員の指導をする時に役立っていると感じます。

白田 りか

環境によって、
自分が変わる・成長できる実感

──入隊前と入隊後で、ご自身が「成長したな」と感じることはありますか?

はい、あります。入隊前の私は、規則正しい生活ができないタイプでした。早寝早起きや、毎日きちんと勉強する習慣が身についていませんでした。でも入隊後は、同期と寮生活をし、毎日の教育・訓練を経ることで、自然と規則正しい生活を送れるようになりました。

あと、自衛官は様々な事態に直ちに対応することが求められるため、健康状態や体調管理にも気を付けるようになりましたね。

──「働く」ということについて、ご自身の中で何か変化はありましたか?

入隊前の私は、大学に通いながらいくつかのアルバイトを経験したことがありました。ただ、「働く」と言っても「色んな人と接してみたい」「お小遣いが欲しい」くらいの思いしかなかったんです。自分の中で目標を設定することもなく、ただ漠然と働いていました。

でも、自衛官になってからは「誰かのために働くこと」にやりがいを感じるようになりました。自分が新しく覚えた知識や技術を発揮して部隊に貢献したり、後輩の面倒を見たり、毎日仕事に熱中することができて、とても充実しています。

仕事にも趣味にも、
やりがい・手応え・成長・充実感

──自衛官になると伝えた時、周囲の方の反応はいかがでしたか?

家族は、何か特別な反応というのはなかったです。私の父親が自衛官なので、家族も自衛官という仕事がどういうものかを理解していたからだと思います。

ただ、仲の良い友達からは心配されました。
学生時代の私を見ていた友達からすれば、規則正しい生活が苦手で、ダンス以外で汗をかくことは嫌だという私が、「本当に自衛官としてつとまるのか?」と思うのは自然なことだと思います。

入隊後はみんなに「しっかりしたね」と言われるようになりました。
特に仲の良い友達にとっては、朝起きるのが苦手だった私がしっかり早寝早起きができていることは驚きだったようです。

──もし今、入隊前の大学卒業を控えたご自身にメッセージを伝えるとしたら、どんなことを伝えたいですか?

「自衛隊にはなんとなく入隊したけれど、今では目標をもって充実した日々を過ごせています。同期や先輩との出会いや、楽しいこともたくさんあるし、趣味でダンスも続けているよ!」と伝えたいですね。とても充実しています。

白田 りか
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