3等空曹 加藤 卓

社会人の一歩目は自衛官。
人と出会うことで、将来の目標を見出した。

航空自衛隊 中部航空警戒管制団

プロフィール

整備補給群 車両器材隊 1等空士 加藤 卓
陸上自衛隊に一般陸曹候補生として入隊後、自衛官候補生として航空自衛隊に再入隊。

幼い頃の航空機への憧れが忘れられず、陸上自衛隊から航空自衛隊に入隊し直したという加藤さん。現在は車両整備のお仕事についていて、そこで感じる陸自と空自に共通の「求められる素養」などについてお話しを伺いました。

幼い頃から航空機が好きで、
「誰かの為になる仕事」をしたくて自衛官に。

──自衛官になったきっかけは何ですか?

幼い頃から航空機が好きで、漠然と自衛官になりたいなと思っていました。
学生時代に、自衛隊入隊を考えている人をサポートしてくださる広報官にお話しを聞く機会がありまして。その方から「陸上自衛隊なら、災害派遣や幅広い分野での経験が得られるよ」という説明を受けて、『誰かの為になる仕事の機会が多い』のではないかと思い、陸自に入隊することにしました。
でもやっぱり、航空機への想いを断ち切れなくて。
空自は領空侵犯に対処するため、24時間365日空の安全を守っています。これも『誰かの為になる仕事の機会が多い』と言えるのでは?と考えるようになり、航空自衛隊に入隊し直すことにしたんです。

──入隊前と入隊後のイメージにギャップはありましたか?

はい。ありました。
入隊前は、プライベートの時間や自由な時間は無いと思っていました。朝から夕方まで休憩なく訓練や業務を行った上で、いつでも不測の事態に備える必要があるのだろうなと思い、それ相応の覚悟で入隊しました。
でも意外と個人の自由に出来る時間があり、趣味や体力練成に時間を費やすことができているので、その点では嬉しいギャップでした。

陸自でも、空自でも、
チームワークとコミュニケーションが大切。

──陸自ではどんなお仕事をされていたのか教えてください。

野戦特科隊員として勤務していました。
前線で戦う普通科や機甲科隊員に対して火力支援をするために、火砲の操作や関連機材の取り扱い要領について訓練を実施する仕事です。
複数人で1門の火砲を操作するため、必然的に高いチームワークが要求されます。この訓練のおかげでチームワークの重要性を深く理解し、その高め方も身についたと思います。

──空自でどんなお仕事をされているのか教えてください。

今は車両器材隊員として勤務しています。
各種装備品の整備に必要となる動力器材や、特殊車両を含めた様々な種類の車両を整備する部隊で、私は主に車両整備を担当しています。安全かつ安心に車両運行できるよう、外からは見えない箇所の点検整備も厳正かつ的確に実施するよう心掛けています。
また、車両整備はチームで整備を行うため、コミュニケーションを密に取りながら作業をする必要があり、この点では陸自も空自も同種の素養が求められます。

私個人としては、陸自と空自の両方の経験が生きており、複雑な作業でも他の隊員と上手く連携を取りながら作業を進められている手応えを感じています。

──共同作業を意識するきっかけになった出来事などがあれば、お聞かせください。

入隊して最初の頃に、米軍との共同訓練(実爆訓練)を見学したことは、自分の中でチームワークを意識するよい機会になったと感じています。
滑走路が攻撃を受けたことを想定した復旧作業訓練があったのですが、空自・陸自の隊員が米軍と連携し、速やかに作業を行っている姿が印象に残りました。
組織の壁・言葉の壁を越えて、ひとつの目的の為に最善を尽くすことの大切さを学んだように思います。

設備の充実や風通しの良さが、
昇任へのモチベーションに。

──お仕事のやりがいについてお聞かせください。

車両の整備を主な任務としている部隊なので、定期検査や部品交換で使用する工具は勿論、板金塗装や溶接、さらには車検をする設備など、様々な整備道具や設備が充実しています。
腕を磨くには絶好の環境だと思います。

また、自分の職場は分からない事を何でも質問できて、納得いくまで調べることのできる風通しの良い職場です。例えば、より深く知りたいことがある場合、しっかりと調べる時間を作ってもらえます。そういった職場環境や人間関係の良さが、昇任へのモチベーションにもつながっていると感じます。

すべての空士隊員にとって最初の目標である、現場における部隊活動の中核を担う立場の3等空曹に「早く昇任したい」と思うようになりました。昇任を目指して鋭意努力中です!

──応募を検討している方にメッセージをお願いします。

自衛隊で働く場合、全国各地に基地があり転勤は不可欠ですが、その分様々な地域で多くの仲間を作ることができ、人との繋がりという財産を築くことができるのが良いところだと思います。

例えば、入隊時から苦楽を共にした同期は、仕事やプライベートで困ったときに一番頼りになる存在ですし、時に厳しくも部下・後輩のために惜しみなく動いてくれる上司や先輩もいます。

その上司・先輩方の指導や教えを素直に受け止めながら、毎日の実務を着実に行うことで、あなたもきっと、一歩ずつ成長している手応えを実感できると思います。

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