「一般曹候補生」の良さとはどんな点ですか?
もともと人を助ける仕事に就きたいと思っていました。
自衛隊は日本国民全員を守ることが仕事なので、大きなスケールで活動できるんじゃないかなと思うようになりまして。
高校卒業後の進路を決める時は少し迷いましたが、その時点で一番興味があったのが自衛隊だったので決意しました。
自衛隊の中で定年まで勤めることができ、キャリアアップもできるのが一般曹候補生という入り口だと聞いたので、そこへ入隊することを決めました。
普段の訓練について教えてください。
「曹」というのは部隊の主力であり、後輩の「士」の教育指導を行う存在です。(応募資格:18歳〜32歳が対象)
自衛隊に関する基本知識の座学、教練、体育などの授業があります。
私にとっては教練が一番大変で、今までしたことのない動きがたくさんあったので、その動きに慣れるのが大変でした。
学校の体育の授業でもやる「右向け右」や、自衛隊独自の「敬礼」など、自衛官の行動の基本となるものを身につけるのが教練です。
私はもともと部活で走ったりしていたので体力的にきついと感じることはあまりなかったのですが、銃を持って走る訓練や長い距離を1日で歩く訓練があって、それはすごく大変でした。
小銃を持って走ったり、実弾を装填して撃ったりする訓練で、初めて引き金を引いた瞬間に、振動が体に伝わってきて怖いなぁと思ったことが印象に残っています。