陸上自衛隊 第1飛行隊 航空操縦士 1等陸尉 小山 恭平

防衛大学校学生で
得られる経験。

専門的な知識を、
「特別職公務員」として学ぶ
防衛大学。

プロフィール

陸上自衛隊 第1飛行隊
航空操縦士 1等陸尉 小山 恭平

防衛大学での授業・訓練はどんな様子ですか?

学部は文系の人文学部と理系の理工学部があり、学科でそれぞれがさらに細かく分かれています。
例えば、理工学部通信工学科では、通信の基礎的な勉強からネットワークの4GやLTE回線についての研究を行うなど、専門的な知識が身に付きます。

日中は授業や部活動があり、夜になると自習の時間があります。
カリキュラムは一般の大学で学ぶ内容に加えて「防衛学」が加わります。
訓練については、1学年で自衛隊の基礎的な訓練を受けます。
訓練内容は「基本教練」と呼ばれる、気を付け・敬礼の動作・隊列を組んで行進する、などの基礎的なものです。
2学年では陸・海・空に分かれてより具体的な訓練をします。
授業は毎日ですが、訓練は週に一回。
あとは夏に1ヶ月間の長期訓練があります。

防衛大学時代はどんな生活でしたか?

防衛大学の学生の身分は「特別職国家公務員」といって、学びながら毎月学生手当をいただくので自立した生活が送れます。
衣食住については基本的に無料で、これらの待遇は非常にありがたかったですね。
普通の大学と違うのは、各学年2人ずつ・8人部屋で先輩後輩が一緒に共同生活※をすることです。
1年に3回×4年間メンバー替えをしますので、陸海空それぞれの要員・いろんな学年の人と繋がりができます。

私も最初は集団生活の経験がなく不安でしたが、先輩や後輩・同期が志を一つにして一緒に生活することで、仲間意識が強くなります。みんなで助け合って生活するので、徐々に不安は無くなりました。
防衛大学校は、一流の教授陣が在籍し、資質と能力を涵養(かんよう)することができる、幹部自衛官を目指す人たちにとっては最高の教育機関だと思います。

※その年によって異なります。

一覧に戻る