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第38代 第1高射隊長兼習志野分屯基地司令

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このたび、第38代第1高射隊長兼ねて習志野分屯基地司令を拝命しました。

航空自衛隊における高射部隊の生みの地である習志野分屯基地において栄えある第1高射隊長の任を受けたこと、身に余る栄誉ととらえるとともに、何物にも代えがたい国民の生命と財産を守り抜く重責を受け、身の引き締まる思いです。  

第1高射隊は、昭和39年、陸上自衛隊第101高射大隊が航空自衛隊に移管され、誕生しました。誕生当時の主要装備品はナイキシステムであり、その後平成4年にペトリオットシステムに換装、平成19年にPAC-3ミサイルが配備され、現在に至ります。  

このように、第1高射隊は防空に供する装備品の種類を変遷させながら習志野分屯基地において歴史を重ねてまいりましたが、北朝鮮による弾道ミサイル等発射をはじめ、わが国を取り巻く安全保障環境は決して良好とはいえず、また今後明るくなる確証もありません。  

しかしながら第1高射隊は誕生した時より一貫して国民の皆様の生命と財産を守り抜くという任務の下、皆様の安全と安心のため、日々鍛錬に励んでいます。  

これまで積み重ねてきた歴史はまた、第1高射隊が所在する自治体の皆様のご理解とご協力があって初めて成り立ってきたものであり、当分屯基地の所在自治体及び周辺自治体の方々にはこの場を借りまして改めて御礼申し上げます。そして今後もまた、国民の生命と財産を守り抜くためにもご支援を賜りたく存じます。  

私の隊長としての勤務方針は、自主・自律・自由です。「自主」とは、自分の人生における主人公は自分自身であることを自覚の下、隊員個々が活躍し、輝ける将来を築けること、そして自分と関わる全ての人もまた、その人の人生の中の主人公であることを理解し、相互に尊重しあうことの重要性に鑑みたものです。  

「自律」については、この世で律することができるものは唯一自分だけであることを自覚の下、決して他律的な状況に陥らないこと、そして自分の良き心も悪しき心も律することこそが自衛官たる者の基礎であることに鑑みたものです。  

「自由」については、無秩序で荒唐無稽なものを指すのではなく、自然の法則や各種法令に則りつつも、決して旧例にとらわれることのない、真に内心と発想の自由を追求することが今後求められるであろうことに鑑みたものです。  

以上の勤務方針を基礎とし、第1高射隊は一丸となって与えられた任務を遂行してまいります。

               第1高射隊長兼習志野分屯基地司令 2等空佐 辻 修平