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当隊では、創設以来、「飛行安全幹部課程」教育を実施しています。本課程は主として航空自衛隊の安全担当者等としての勤務が予定されている隊員を対象としていますが、陸上自衛隊及び海上自衛隊の隊員も教育に参加しています。
座学教育、招聘講師等による講話の他、研修や課題研究等も実施しており、幅広い視野で安全について学ぶ機会を設けています。
教育目標 | 飛行運用幹部又は操縦幹部等として飛行安全及び航空事故調査に必要な知識及び 技能の修得 |
学生の資格 | 操縦士等又は飛行に関する職務に従事する幹部自衛官 |
期間 | 約7週 |
主要教育項目 | 技術の教育(飛行安全、航空工学、その他)、精神教育及び体育 |
航空自衛隊の飛行安全の確保に寄与すべく、航空事故防止等に関する調査研究を実施しています。近年では、ヒューマン・ファクターズ、安全管理を主たるテーマとしています。
[主な対外業績]
著書
片寄隆正(第1章第2節を分担) (2019). 藤田真敬(監修) 宇宙航空医学入門 鳳文書林出版
仲村彰 (2015). 事故調査のための口述聴取法 海文堂出版
学術論文
仲村彰・高城雅裕 (2017). 学生操縦士のNTS評価指標開発に関する事例研究, 安全工学56(3), 206-213.
仲村彰 (2015). 認知面接の航空事故調査への適用 安全工学, 54(3), 193-198.
仲村彰 (2015). 航空事故調査のための口述聴取教材の開発 安全工学, 54(1), 42-50.
仲村彰・岡野晃二・相羽清彦 (2012). ヒューマン・ファクター分析技法J-HFACS作成に関する研究 安全工学, 51
(4), 241-247.
学会発表等
高城雅裕・杉森絵里子 (2019). メタ記憶における内的表象抑制の影響 日本認知心理学会第17回大会
片寄隆正 (2015). 航空自衛隊における飛行安全活動について 日本人間工学会航空人間工学部会第97回例会
相羽清彦・岡野晃二・橋田藍子 (2014). 航空事故調査用の口述聴取ハンドブックの作成 日本教育工学会第30回大会
相羽清彦・仲村彰・岡野晃二・橋田藍子 (2014). 航空事故調査におけるヒューマンファクター(人的要因)の分析要
領等の標準化に向けた取り組みについて 安全工学シンポジウム2014
令和2年8月26日(水)から開始し、令和2年10月16日(金)に無事卒業式を迎えました。今期は、陸上自衛官3名、海上自衛官1名を含む16名の学生が入校し、各種教育を通じて、飛行安全及び航空事故調査に必要な知識を修得するとともに、陸海空自衛隊の組織の垣根を超え交流し、知見を深めることができました。
卒業式 | 座学教育 |
課題研究 | 事故現場での研修 |