
「創設50周年に寄せて〜伝統の『襷』をつなぎ、次の50年へ〜」
秋涼の候、ホームページをご覧の皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より、航空自衛隊第4補給処の活動に対し、深いご理解と温かいご支援を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
本日、令和8年10月1日、第4補給処は昭和51年の創設から半世紀となる「創設50周年」の大きな節目を迎えました。
当処が今日まで50年の歩みを重ねることができましたのは、歴代処長をはじめとする諸先輩方のたゆまぬ努力はもとより、本処及び高蔵寺、東北、木更津の各支処が一体となり、それぞれの持ち場で誠実に任務を果たしてきた結晶であります。また、各種調達・契約業務等で日頃より多大なるご協力を賜っております取引企業の皆様、部外協力団体の皆様、そして地域社会の皆様の長年にわたる温かいご支援の賜物であり、あらためて深甚なる感謝を申し上げます。
前回の40周年からの10年間を振り返りましても、安全保障環境の変化に伴い、立川支処が担っていた保管機能を木更津支処へ移管するなど、より効率的かつ効果的な補給・整備・調達態勢の構築を推進してまいりました。時代や環境が変化しようとも、第一線の部隊が任務を完遂できるよう「確実・迅速・安全」を本分とし、平素から万全の備えを整えるという補給処の重要な使命に変わりはありません。補給本部の精神的支柱である『後方魂』−「平時の備えがいくさを決し、後方なくして勝利なし」のもと、隊員一人ひとりが「後方のプロフェッショナル」として精度の高い実務を積み重ねております。
私は、この50年の歩みを想うとき、「襷(たすき)」という言葉を思い浮かべます。駅伝において一人ひとりが自らの区間で責任を果たし、次の走者へ襷をつなぐように、歴代の先人から受け継いだ責任と使命の「襷」を、私たちは今、預かっております。
安保三文書の改定に向けた検討が進められているとともに、令和8年度中に予定される「航空宇宙自衛隊」への改編など、航空自衛隊は今、大きな歴史的転換期を迎えています。このような変革期にある中、第4補給処は、変化を恐れず、隊員一人ひとりが自ら考え動く「考動力」を発揮し、本処と各支処が一致団結して航空自衛隊の持続性・強靱性を支える後方基盤であり続けてまいります。
我々は、創設50周年を過去を振り返るだけの節目とするのではなく、次の50年へ向けた新たな出発点といたします。先人から託された襷を私たちの世代でさらに前へ進め、将来にわたって国民の皆様から信頼される補給処であり続けるよう、隊員一同より一層精進してまいります。
皆様におかれましては、今後とも変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝とご多幸を心より祈念いたしまして、創設50周年に寄せてのご挨拶といたします。
令和8年10月1日
第4補給処長 空将補 澤田 裕之