令和7年1月吉日
処員の皆さん、そのご家族の皆様、そして日頃から多大なるご支援をいただいている第3補給処OB会、並びにOH会及び輸入懇話会をはじめとする関連企業の皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
昨年の元旦は能登半島地震が発生し、9月には同被災地で記録的な大雨による河川の氾濫や土砂崩れが発生するなど、お亡くなりになられた方々のご冥福と被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り致します。また、日本を取り巻く安全保障環境を振り返ると、中国・ロシアによる領空侵犯や中国海軍空母による接続水域航行など、災害も敵も我々の都合は聞いてくれない、待ってくれないことを再認識させられた一年でした。
現在推進している防衛力の抜本的強化の目標である、装備品の可動率向上と継戦能力の確保について、それらの具現化は後方部署、とりわけ補給処の双肩にかかっていると言っても過言ではありません。部品の取得、分散・保管、そして運用部隊への適時の配分といった補給処の機能発揮が目標達成の条件です。我々は、諸先輩の築かれた伝統を受け継ぎつつ、取り巻く環境の変化に対応し、更なる発展向上の努力を重ねる決意をもって、今できることに全力で取り組み、着実にその歩みを前進させていく所存です。OB会をはじめ、関連企業の皆様には、目標達成に向け、第3補給処に対する引き続きのご支援ご協力をいただければ幸いです。
最後に、関係各位の皆様のご多幸をお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
航空自衛隊第3補給処長 空将補 甲斐 隆裕略 歴