防大タイムズNo.221

2021年01月19日

掲載内容一覧
・令和2年度第1回産学交流セミナーを開催
・本科学生が定例のゴミ拾いボランティアを実施
・第27回 現代の安全保障講座を開催
・令和2年度第2回産学交流セミナーを開催
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令和2年度第1回産学交流セミナーを開催

 令和2年10月31日、横須賀市産業交流プラザ(横須賀市本町)において、本校 国際関係学科 宮坂 直史 教授による「横須賀の危機管理と産学官連携」と題した、令和2年度第1回産学交流セミナー(主催(公財)横須賀市産業振興財団)が開催されました。セミナーでは、産学官が連携して特徴的な訓練を積み重ね横須賀を守っている状況や、感染症時代のリスク思想を通じた危機管理の在り方についての分かりやすい講義でした。特に地元横須賀で実施されている宮坂 教授が監修を担当した国民保護訓練についての内容紹介に聴講者の関心も高く、横須賀市の取り組みをより身近に感じることができました。

本科学生が定例のゴミ拾いボランティアを実施

走水観音崎遊歩道のゴミを拾う学生

海岸沿いのゴミを拾う学生

回収したゴミの集積

清掃後における顕彰碑への拝礼

 令和2年11月7日、防衛大学校学生隊は近隣においてゴミ拾いボランティアを実施しました。当活動の計画、実施は学生が主体であり、毎年約3回、休日の早朝に行っています。今回のボランティアには前回の倍以上に相当する536名もの学生が参加し、学校周辺に始まり海岸や公園等様々な場所の清掃を実施しました。また、最後には志半ばに殉職した防大卒業生及び在校生に感謝と敬意の念を示すために顕彰碑の清掃や殉職者に対する黙祷を実施しました。
 本ボランティアの企画を担当した学生隊学生長付の学生は「コロナ禍という情勢を踏まえ、一定地域に大人数が留まる活動の回避やマスク着用及びソーシャルディスタンスの確保を徹底しました。早朝の活動であるにも関わらず参加してくれた学生やご理解、ご協力をいただいた地域住民の方々に感謝したいです。日頃の感謝を示すことで、本校が地域に愛される存在であり続けるよう活動していきたいです。」と述べました。

第27回 現代の安全保障講座を開催

国防論教育室 河上 康博 教授

航空宇宙工学科 田中 宏明 教授

 令和2年11月24日、ホテルグランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)において、本校 国防論教育室 河上 康博 教授(1等海佐)、航空宇宙工学科 田中 宏明 教授が講師となり、第27回 現代の安全保障講座(主催 全国防衛協会連合会)が開催されました。本年は、河上 教授が『現代の国防論 -現代の日本の防衛に必要不可欠な作戦術について-』と題して、「戦略」と「戦術」を橋渡しする「作戦術」の重要性について、田中 教授が『宇宙安全保障に関する宇宙技術の基礎』と題して、人工衛星等による宇宙利用の状況、宇宙ゴミの問題、自衛隊の宇宙安全保障分野における今後の宇宙利用について、それぞれ講演を行いました。

令和2年度第2回産学交流セミナーを開催

 令和2年12月12日、横須賀市産業交流プラザ(横須賀市本町)において、本校 機械システム工学科 洞出 光洋 講師による「社会で活躍する髪より細いマシン」と題した、令和2年度第2回産学交流セミナー(主催(公財)横須賀市産業振興財団)が開催されました。セミナーでは、ナノテクノロジー技術の紹介とこの技術を応用した細胞の硬さを診断する研究内容についての講義でした。また会場では、この研究に実際に使用したものと同じ人工毛細血管の展示もありました。

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