第1特科団(団長:梶原将補)は平成27年4月14日から17日までの間、北千歳駐屯地及び北海道大演習場千歳地区、東千歳地区、柏台地区において、基礎となる部隊以下(班・組等)の練度向上を図り、じ後の訓練の基礎を確立することを目的として、平成27年度第1特科団戦技競技会を実施しました。 競技会に先立ち統裁官(団長)は「各人の役割の自覚と実践」「基本・基礎の確行と安全の確保」の2点を要望し、「競技参加部隊が団結して競技に臨み、これまでの練成成果を最大限に発揮することを期待する。」と訓示しました。 競技会では、射撃統制、射撃指揮及び有線通信の3競技が実施され、それぞれ平成22年度以来5年ぶりとなりました。 射撃統制競技には、3個の地対艦ミサイル連隊から、12個の射撃中隊が参加、各4名の12個の射撃統制組(FCU)が一斉に迫力ある陣地進入を行い、対艦戦闘における射撃統制を競いました。 射撃指揮競技には、203mm自走榴弾砲装備の4個大隊が参加し、補佐幹部以下9名で12個課目を実施、約4時間にわたり陣地防御における大隊射撃指揮班の射撃諸元算定の速度及び精度を競いました。 有線通信競技は、参加部隊が合計26個中隊という第1特科団ならではの大規模なものであり、地対艦ミサイル連隊中隊の部と群・直轄中隊の部で行われました。地対艦ミサイル連隊中隊の部には、15個中隊が参加し、班長以下4名による車両構成及び徒歩構成を競い、群・直轄中隊の部には、11個中隊が参加し、班長以下6名を車両構成組と交換組に分け、車両構成、徒歩構成及び指揮所地域内の構成を競いました。 閉会式において統裁官は、「各隊員が自らの役割を果たすべく強い信念を持って競技に挑む姿を見て心強く感じた。」「今後、より一層の練度向上を期待する。」と訓示し、最後に競技会参加者の健闘をたたえるとともに、統裁部の労をねぎらい、4日間にわたる競技全日程を終了しました。 成績は以下の通り 射撃統制 優勝 第3地対艦ミサイル連隊第4中隊(3連覇) 2位 第2地対艦ミサイル連隊第3中隊 3位 第3地対艦ミサイル連隊第3中隊 射撃指揮 優勝 第4特科群第120特科大隊 2位 第4特科群第104特科大隊 有線通信 SSM中隊の部 優勝 第3地対艦ミサイル連隊第3中隊 2位 第2地対艦ミサイル連隊第3中隊 3位 第3地対艦ミサイル連隊第2中隊 群・直轄中隊の部 優勝 第4特科群本部中隊 2位 第1特科団本部中隊 3位 第4特科群第131特科大隊 |
団本部中隊 湯浅士長の選手宣誓 | 12個の中隊が一斉に開始(射撃統制) |
対艦戦闘射撃(射撃統制) | 9人が一丸となって算出(射撃指揮) |
図板による諸元算出(射撃指揮) | 埋設(有線) |
雨の中での徒歩構成(有線通信) | 絡車交換(有線通信) |
射撃統制の部 優勝 第3地対艦ミサイル連隊第4中隊 |
射撃指揮の部 優勝 第4特科群第120特科大隊 |
射撃統制の部 優勝 第3地対艦ミサイル連隊第4中隊 |
有線通信(群・直轄中隊)の部 優勝 第4特科群本部中隊 |
〒066-8668
北海道千歳市北信濃724番地
TEL 0123-23-2106(内線225)