第46代西部航空方面隊司令官
稲月 秀正
(INATSUKI Hi\detada)
防大35期
埼玉県出身
令和5年3月 現職に就任
みなさん、こんにちは。
西部航空方面隊司令官の稲月です。
本日もホームページにアクセスいただき、ありがとうございます。
今年の福岡の冬は寒暖差の著しい陽気で、衣服選びも難しい状況です。そんな折、基地内に所在する梅の木が開花し、春の訪れをいち早く知らせてくれました。
石川県能登地方で発生しました地震・津波災害から、はや1か月が過ぎてしまいましたが、ここであらためて被災された方々に対しまして、衷心よりお悔やみ申し上げます。
航空自衛隊輪島分屯基地の仲間達もその被災者であり、彼等自身が苦境に置かれているにもかかわらず、発災日より現在においても地域のために捜索救助活動や生活支援活動にあたっています。仲間達を本当に誇りに思いますし、引き続きしっかりと支援していく所存です。
さて、先月中旬、令和5年度3四半期までの9か月間にわたる緊急発進実施状況が公表されました。この期間における我が国全体での緊急発進回数が555回であり、平成25年度以降、緊急発進回数が高い水準で推移し続けている傾向は変わっていません。
特に、東シナ海上空における中国機の活動が常態化しており、推定を含めた対象国では中国が全体の約7割を占めています。
航空自衛隊は、24時間365日、警戒監視と待機態勢を維持し、必要に応じて任務機を緊急発進させることで、この地域の「空」の守りを維持しています。
あらためまして、皆様におかれましては航空自衛隊及び西部航空方面隊へのご理解をよろしくお願い申し上げます。そして今も日本の安心・安全を守るための活動に従事する隊員達へ、益々の応援を頂けたら幸いです。
令和6年2月1日
西部航空方面隊司令官
空将 稲月 秀正