ホームトピックス 米軍航空機事故対応に関する日米合同による図上訓練の実施について

米軍航空機事故対応に関する
日米合同による図上訓練の実施について


平成2523日、青森県六ヶ所村文化交流プラザにおいて、米軍航空機による墜落事故を想定した「日米ガイドライン」に基づく事故発生時の消火活動や人命救助などの初動体制を確認する図上訓練が行われました。

日本側からは警察、消防、八戸海上保安部、六ヶ所村及び三沢防衛事務所、米側からは米軍三沢基地所属部隊の関係者が参加しました。その中で、三沢防衛事務所は、米軍三沢基地への事実関係の照会と確認、事故発生地所在自治体、青森県、関係市町村及び関係機関への情報提供の対応などの役割を担いました。

今回の訓練は、訓練中の米軍三沢基地所属のF−16戦闘機が、エンジントラブルにより飛行が困難となり、管制タワーに「異常」を伝える連絡を行った直後、パイロットは海上に脱出、機体は六ヶ所村の「むつ小川原港」に墜落し、住人等が負傷、付近の建物が炎上したとの想定の下に行われ、119番通報等により事故発生を認知した日米当局が連携し、「日米ガイドライン」による共同での初動活動を確認しました。

また、訓練では、スクリーンの進行に合わせ、図上でミニチュアを使い各機関の動きを表示しながら、負傷した住民に対してケガの状況に応じて緊急度を識別するトリアージを実施、応急措置を施した後、各医療機関への搬送も行われました。

実動訓練に向けた図上訓練は平成24年2月の三沢市に続き回目で、参加した関係機関は真剣な表情で訓練に臨みました。

本図上訓練を踏まえ、日米の関係機関で、平成26年度に六ヶ所村において実動訓練を実施する予定としております。


 

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