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F-2帰還 Return To MATSUSHIMA AB
   
 航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)のF-2操縦士の教育部隊である第21飛行隊は、平成28年3月9日(水)、航空自衛隊三沢基地(青森県三沢市)からの帰還を開始しました。  
 松島基地は、3.11東日本大震災の津波により甚大な被害を受けました。
 F-2などの航空機も例外ではなく機体に大きなダメージを受けました。その後、施設の復旧に併せ、基地を一部高台化し、市の防潮堤と接続させ周辺地域の津波対策に貢献できる施設整備が進められました。一方、第21飛行隊は、平成23年4月から三沢基地に移動し規模を縮小して教育訓練を続け、平成27年4月からは修復を終えたF-2やT-4を徐々に加えつつ、松島基地に帰る日を待ち続けておりました。  
 この度、松島基地は災害に強い基地として生まれ変わり、待望の第21飛行隊の松島基地への帰還に向けて、F-2及びT-4が帰投を開始しました。
 このことは、単に震災前と同様の基地運用が始められるということだけではなく、松島基地復興のシンボルであり、更には復興途上にある基地周辺地域の方々に大きな勇気をもたらすことでしょう。
 
 
   [特別塗装機] 垂直尾翼の右側に三沢市の市花「サツキ」と「Many Thanks To MISAWA AB」が、
          左側に東松島市の市花「さくら」と「Return To MATSUSHIMA AB」が描かれています。
 

航空自衛隊三沢基地

 3月9日、三沢基地では、移動訓練隊長(第21飛行隊長)が移動訓練終了を申告、第3航空団司令訓示に続いて、12時50分頃に約400名の基地隊員に見送られ、松島基地に向けて離陸しました。
 

航空自衛隊松島基地

     
   
  松島基地では、約200名の隊員等が見守るなか、14時00分頃にF-2航空機が無事着陸しました。そして、移動訓練隊長(第21飛行隊長)が移動訓練の終了を申告し、第4航空団司令兼松島基地司令が訓示を行いました。
 同飛行隊の帰還は、3月17日に無事完了しました。
 なお、松島基地では、3月20日(日)に関係隊員の労をねぎらうとともに、これまで多くのご協力、ご支援をいただいた部内外の方々に感謝の意を表すべく、帰還行事が催されました。
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