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米軍再編に係る嘉手納飛行場から三沢基地への訓練移転
   
 米軍再編に係る嘉手納飛行場から航空自衛隊三沢基地への訓練移転(共同訓練)が、平成27年12月1日(火)から17日(木)までの間実施されました。
 三沢基地における航空機の訓練移転の実施は、日米間の相互運用性を向上させるとともに、在日米軍飛行場周辺地域における訓練活動の影響を軽減することを目的とした米軍再編の一部です。
 東北防衛局では、米軍の支援に加え、周辺住民の安心、安全を図るため、三沢防衛事務所内に訓練移転対策本部現地連絡本部を設置し、関係機関等への情報提供、騒音測定を行うなど、訓練の円滑な実施に努めました。
 なお、他の米軍飛行場から空自三沢基地への訓練移転は、今回で7回目で、また、米軍三沢飛行場から他の基地への訓練移転は、現在まで13回実施されています。
 

  訓練移転概要 (公表時)
 
 期間 平成27年12月1日(火)~12月18日(金)(土日を除く) 
参加部隊 【米   軍】第18航空団(嘉手納)
    【航空自衛隊】第3航空団(三沢)
       第2航空団(千歳)
       北部航空警戒管制団(三沢)
使用基地 三沢基地 
演練項目 戦闘機戦闘訓練等 
使用訓練空域 三沢東方空域、秋田西方空域 
参加規模 【米   軍】F-15×12機、空中給油機×1機、
       早期警戒管制機×2機、 人員約300名
    【航空自衛隊】F-15×4機、F-2×4機

                                          地方協力確保に関する業務
 
 
米軍との事前調整会議 現地連絡本部開所(現地連絡本部長)
 
訓練部隊との打ち合わせ 局長による現地連絡本部視察
   
指揮官による東北町長表敬 騒音測定の実施
   
訓練に向かう航空自衛隊 訓練に向かう嘉手納部隊
   
米軍再編に係る訓練移転とは 

 米軍再編に係る訓練移転とは、日米間の相互運用性を向上させるとともに、在日米軍飛行場の周辺地域における訓練活動の影響を軽減することを目的として、在日米軍航空機が自衛隊施設において共同訓練を行うことです。
 平成18年5月、日米安全保障協議委員会(いわゆる「2+2」)において取りまとめられた、「再編実施のための日米ロードマップ」(注1)に基づき、平成19年3月以降、在日米軍の3飛行場(注2)の航空機が、航空自衛隊の6基地(注3)において訓練移転を実施しています。
 
 なお、平成23年1月には、航空機訓練移転の拡充のため日米合同委員会合意において、移転先として新たにグアム等が追加され、グアムでの訓練についても実績を重ねています。さらに平成26年3月、三沢対地射爆撃場を使用した空対地射爆撃訓練を追加することについて、日米合同委員会で合意しました。この訓練は、日米間の相互運用性の向上に資するとともに、本来であれば沖縄県嘉手納飛行場へ飛来して鳥島射爆撃場などで実施されていた空対地射爆撃訓練の一部を移転するものであり、沖縄の負担軽減に資するものです。
(注1)再編実施のための日米のロードマップ(平成18年5月1日)
   「当分の間、嘉手納飛行場、三沢飛行場及び岩国飛行場の3つの米軍施設からの航空機が、千歳、三沢、百里、小松、築城及び新田原の自
    衛隊施設から行われる移転訓練に参加する。双方は、将来の共同訓練・演習のための自衛隊施設の使用拡大に向けて取り組む。」

(注2)三沢飛行場(青森県)、岩国飛行場(山口県)、嘉手納飛行場(沖縄県)
(注3)千歳基地(北海道)、三沢基地(青森県)、百里基地(茨城県)、小松基地(石川県)、築城基地(福岡県)、新田原基地(宮崎県)

   
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