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パーソナリティー：
本日は東北防衛局長の熊谷昌司局長からお話を伺います。熊谷局長、よろしくお願いします。
局長：
はい、よろしくお願いします。
パーソナリティー：
本日は、防衛省職員の採用についてお話を伺います。
局長：
はい。防衛省・自衛隊と言いますと制服を着ている自衛官を思い浮かべる方が多いと思いますが、防衛省には、自衛官のほか、行政・事務職の「事務官」、技術職の「技官」などの防衛行政に携わる防衛省職員が多種多様な業務を担っていまして、全国で２万人を超える事務官・技官などの防衛省職員が勤務しています。
事務官・技官などは、自衛官と異なり、自衛隊特有の戦闘訓練等を行うことはありませんが、防衛省の中央機関や全国各地にある部隊や機関におきまして、国の平和と独立を守り、国の安全を保つために必要な法制度の整備に関する事務や予算案の策定などの事務から、皆さんが報道などで目にする機会もある、災害派遣や国際平和協力活動などに必要な物資の調達など、多種多様な業務に携わっています。
本日は、防衛省の事務官及び技官の採用についてお話させていただきます。
パーソナリティー：
はい、東北防衛局にも事務官や技官が勤務しているのですか？
局長：
はい。東北防衛局では、自衛官も勤務していますが、多くの職員は、事務官及び技官です。
パーソナリティー：
そうなんですね。東北防衛局の事務官や技官はどういった業務に携わっているのでしょうか。
局長：
はい。東北防衛局は、全国に８つある地方防衛局のひとつで、東北６県を管轄しています。地方防衛局は、自衛隊や在日米軍の活動基盤となる防衛施設の安定的な使用を確保し、防衛施設の整備を行い、また、自衛隊や在日米軍の活動が円滑かつ効果的に実施されるように地方公共団体や地域住民の皆さんの理解や協力を得るという任務を担っています。
地方防衛局の事務官は、防衛政策や自衛隊・米軍の活動などについての理解を得るため、地方公共団体などに対する情報提供や説明を実施し、また、防衛施設用地の取得や管理、訓練に伴う障害の軽減や損失に対する補償など、多岐にわたる業務に携わっています。
また、技官は、主として自衛隊や在日米軍が使用する防衛施設を建設するための建築・土木・設備工事の計画策定、設計、施工監理など技術業務に携わっています。
パーソナリティー：
では、防衛省の事務官や技官に採用されるためには、どうしたらいいのでしょうか。
局長：
はい。防衛省の事務官や技官は国家公務員ですので、採用されるためには、基本的に人事院が実施している国家公務員採用試験を受験する必要があります。
このほか、英語などの外国語が得意な方は、語学職員として事務官に採用される道もあり、この場合、防衛省が実施する専門職員試験を受験する必要があります。
パーソナリティー：
はい、人事院が実施している国家公務員採用試験には種類などがあるのでしょうか。
局長：
国家公務員採用試験には、総合職試験と一般職試験があります。総合職試験には院卒者試験と大卒程度試験が、一般職試験には大卒程度試験と高卒者試験、社会人試験があります。
２０２０年度の国家公務員採用試験の日程は人事院から公表されています。詳しくは人事院のホームページの「国家公務員試験採用情報ＮＡＶＩ」で確認することができます。
パーソナリティー：
はい、では、国家公務員採用試験を受験してから、防衛省の事務官や技官に採用されるまでの流れを教えていただけますか。
局長：
はい。防衛省では、本省内部部局、陸・海・空自衛隊及び地方防衛局などの機関ごとに事務官や技官の採用者を決定しています。
国家公務員採用試験を受験し、最終合格しましたら、志望する機関の採用面接を経て、内定、そして概ね翌年４月に採用という流れになります。
パーソナリティー：
はい、防衛省職員の採用情報はどこで確認できますか。
局長：
防衛省の事務官や技官の採用については、防衛省・自衛隊のホームページに防衛省全体の「採用情報」を掲載しているほか、東北防衛局のホームページの「お知らせ」にも掲載しています。
また、昨年から国家公務員採用一般職試験や防衛省専門職員採用試験を受験する方や受験を検討している方へ向けて、ＬＩＮＥ＠（ラインアットマーク）を開設していますので、是非友達登録をして採用情報を確認いただければと思います。
パーソナリティー：
はい、それでは、最後にメッセージなどがありましたらお願いします。
局長：
防衛省では、事務官及び技官が全国各地において、自衛官と相互に協力しながら、それぞれの能力を最大限に発揮して活躍しています。防衛省では、わが国の防衛をともに支えてくれる方を心待ちにしています。
国家公務員を志す方を対象に様々な業務説明会も実施しています。 業務説明会の情報や防衛省専門職員採用試験などについても、防衛省・自衛隊のホームページや当局のホームページで確認することができます。
防衛省の事務官や技官の仕事に興味・関心がおありの方は、ホームページを確認していただき、是非業務説明会にも参加していただきたいと思います。
パーソナリティー：
詳しくご紹介いただき、ありがとうございました。
局長：
こちらこそ、どうもありがとうございました。
パーソナリティー：
本日は東北防衛局の熊谷昌司局長からお話を伺いました。
このコーナーでは、よりよい内容にしていくため、ラジオをお聞きの皆さまのご意見やご感想を募集しておりますので、お聞きのコミュニティ放送局までご連絡ください。
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