自 衛 隊 百 科
9月放送内容)


テ-マ:防衛省・自衛隊の広報施設について


パーソナリティー:
 本日は東北防衛局の熊谷昌司局長からお話をお伺いします。熊谷局長、よろしくお願いいたします。

局長:
 はい、よろしくお願いいたします。

パーソナリティー:
 本日は、防衛省・自衛隊の広報施設についてお話を伺いたいと思います。

局長:
 はい、防衛省・自衛隊の広報施設は全国に数ヶ所ありまして、防衛省・自衛隊の様々な取組や活動、役割などについての紹介・資料展示を行っております。  
 主なところをご紹介いたしますと、東京都の防衛省本省の敷地の中には「市ヶ谷記念館」があります。そのほか、陸・海・空の各自衛隊の広報施設が埼玉県朝霞市、広島県呉市、静岡県浜松市などに所在しております。

パーソナリティー:
 はい、全国に様々な広報施設があるんですね。
 まずはじめに、防衛省の広報施設について詳しく教えていただけますか。

局長:
 はい、防衛省の市ヶ谷地区には、極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)の法廷となった大講堂などを移設・復元した市ヶ谷記念館などがあり、防衛省庁舎とともにツアー形式で見学することができます。

パーソナリティー:
 こちら防衛省の中に入って見学できるんですね。
 ツアーの具体的な内容を教えていただけますか。

局長:
 はい、市ヶ谷記念館や議場広場などのほか、午前のツアーでは、殉職者慰霊碑を、午後のツアーでは、月曜日から木曜日までは陸・海・空各自衛隊の装備品を展示する広報展示室、金曜日には防衛研究所が保管する戦史史料の見学をご案内しています。
  なお、市ヶ谷台ツアーは月曜から金曜までの午前午後の各1回で事前の予約申込が必要となります。 詳しくは防衛省のホームページでご確認ください。

パーソナリティー:
 はい、定期的にツアーを開催しているのですね。  
 では続いて、陸上自衛隊の広報施設について詳しく教えてください。

局長:
 はい、埼玉県の朝霞駐屯地内にある陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」では、災害派遣など国内における活動や国外における国際平和協力活動などの状況を、多くの写真や資料とともに紹介しており、最新鋭の戦闘車両「10式戦車」をはじめとする多数の装備品を館内・屋外に展示しています。

パーソナリティー:
 はい、多数の装備品を見ることができるのですね。 ほかには何かありますか。

局長:
 はい、館内には、臨場感溢れる映像が楽しめる3Dシアターや、ヘリコプターの操縦を疑似体験できるシミュレーターのほか、90式戦車や対戦車ヘリコプターの操縦席に座って写真が撮れるなどの体験ができ、お子様から大人まで楽しめる施設となっております。

パーソナリティー:
 はい、体験も可能な施設なのですね、とても楽しそうです。  
 では次に海上自衛隊の広報施設についても教えて下さい。

局長:
 はい、海上自衛隊呉史料館「愛称:てつのくじら館」は、広島県呉市にあり、潜水艦の発展と現況や掃海艇の功績などに関する歴史的な展示資料を通して、海上自衛隊の歴史や、呉市と海上自衛隊の歴史的な関わりについて紹介しています。
 また、魚雷や掃海艇などの装備品、機雷を除去する掃海作業の様子についても展示しているほか、平成3年に実施したペルシャ湾での掃海活動についても紹介を行っています。

パーソナリティー:
 はい、海上自衛隊の様々な活動についても紹介しているのですね。  
 こちらも、体験コーナーはあるのですか。

局長:
 はい、実物の潜水艦「あきしお」を屋外に展示しており、潜水艦に乗艦し、艦内で潜航中の環境や生活を疑似体験できるほか、現役隊員やOBとふれあいながら見学することができる貴重な史料館です。  
 また、てつのくじら館の向かい側には、呉市海事歴史科学館の「大和ミュージアム」という施設がありまして、こちらは呉市が運営しておりますけれども、戦艦大和を中心とした展示や近代化の礎となった造船を始めとする各種科学技術などが紹介され、地域の教育・文化・観光の振興に大きく役立っています。
  
パーソナリティー:
 はい、現役隊員やOBの方とのふれあいは貴重ですね。  
 では最後に、航空自衛隊の広報施設について教えて下さい。

局長:
 はい、航空自衛隊浜松広報館「エアーパーク」は静岡県浜松市にあります。
 この広報センターは、「見て体験して楽しむ」をコンセプトとした航空自衛隊のテーマパークです。
 歴代ブルーインパルスをはじめとする多数の航空機の実物が展示されているほか、直径15メートルの大スクリーンに映し出される迫力満点の全天周シアターや、パイロット訓練生と同じく飛行コースを体験できるシミュレーターなど、大空を飛ぶパイロットの気分を満喫することができます。
 わが国の空を守ることを任務とする航空自衛隊の「防空のための作戦の一例」について分かりやすく説明するなど、航空自衛隊を幅広く知っていただくことができます。
 また、これまで紹介しました広報施設以外にも、自衛隊の駐屯地や基地には、見学のできる史料館等がありますので、お近くの駐屯地などにもお問い合わせいただければと思います。  
 皆さんも機会がありましたら、ぜひ、足を運んでいただき見学を楽しんでいただければと思います。

パーソナリティー:
 はい、本日は東北防衛局の熊谷昌司局長から、防衛省・自衛隊の広報施設についてお話をお伺いしました。熊谷局長ありがとうございました。

局長:
 こちらこそ、どうもありがとうございました。

パーソナリティー:
 このコーナーでは、よりよい内容にしていくため、ラジオをお聞きの皆さまからご意見・ご感想を募集しております。お聞きのコミュニティ放送局までご連絡ください。



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