パーソナリティー:
本日は東北防衛局総務部長の北澤直樹部長からお話を伺います。北澤部長、よろしくお願いします。
部長:
はい。よろしくお願いします。
パーソナリティー:
本日は、防衛省職員の採用試験についてお話を伺います。
部長:
はい。防衛省・自衛隊と言いますと「自衛官」を思い浮かべる方が多いと思いますが、防衛省・自衛隊には、自衛官のほか、全国で約2万1千人の事務官、技官などが防衛省職員として勤務しています。
事務官や技官などは、自衛官と異なり、自衛隊特有の訓練などはなく、他省庁の職員と同じような勤務形態で、防衛省の中央機関や全国各地にある部隊や機関におきまして、一般的な行政事務とか技術的な業務を行っています。
私どもの勤務する東北防衛局など地方防衛局の職員は、ほとんどが事務官や技官です。
パーソナリティー:
防衛省の事務官や技官になるためには、どうしたらいいのでしょうか。
部長:
はい。防衛省の事務官や技官は国家公務員ですので、一般的には、まずは人事院が実施している国家公務員採用試験を受けていただく必要があります。このほか、英語などの外国語が得意な方は、語学職員としての採用の道もあり、これには防衛省専門職試験というのがあります。
パーソナリティー:
人事院が実施している採用試験の種類は一つなのでしょうか。それとも、いくつか種類があるのでしょうか。
部長:
人事院で実施する採用試験には大学院卒、大学卒、高校卒、社会人などの区分ごとに「国家公務員採用総合職試験」、「国家公務員採用一般職試験」のほか数種類の試験があります。
パーソナリティー:
防衛省の事務官や技官になるためには、具体的にどのような試験を受けたらいいのでしょうか。
部長:
防衛省の事務官や技官のほとんどは、人事院で実施する試験のうち、「国家公務員採用総合職の院卒者試験と大卒程度試験」、それから「国家公務員採用一般職の大卒程度試験と高卒者試験」の合格者から採用者を決定していますので、これらのいずれかの試験を受ける必要があります。
パーソナリティー:
試験の申込時期は、いつになるのでしょうか。
部長:
はい。各試験の申込受付期間や日程は人事院から公表されておりまして、2019年度の「総合職試験」の申込受付期間は3月29日から4月8日まで、「一般職の大卒程度試験」は4月5日から4月17日まで、「一般職の高卒者試験」は今後人事院から公表される予定です。
パーソナリティー:
どのように申し込んだらよろしいのでしょうか。
部長:
申込方法については、インターネットになります。インターネットを使って自分で必要事項を入力して申し込むこととなります。
詳しくは人事院ホームページの「国家公務員試験採用情報NAVI」に試験・採用情報が掲載されていますので、そちらをご覧いただきたいと思います。
パーソナリティー:
申込みをしてから採用までの流れを教えていただけますか。
部長:
はい。東北防衛局で採用している事務官や技官につきましては、人事院で実施しております「一般職の大卒程度試験」と「一般職の高卒者試験」の二つの試験からになります。「一般職の大卒程度試験」は、まず第1次試験を受け、第1次試験に合格しましたら、第2次試験を受け、最終合格しましたら、東北防衛局に官庁訪問してもらって、その後、内々定、内定、採用という流れになっています。
また、「一般職の高卒者試験」も「一般職の大卒程度試験」とほぼ同じ流れです。
パーソナリティー:
お話の中で「官庁訪問」といった言葉が出てきましたが、どのようなものなのでしょうか。
部長:
はい。「官庁訪問」は、受験者が採用を希望する官庁を訪問し、自分をアピールする場となっているものです。
どちらも、国家公務員となるためには大切なプロセスですので、今後、希望官庁のホームページで日程等をチェックし、積極的に参加してほしいと思います。
採用試験については、当局のホームページに「お知らせ」を掲載しますので、是非、ご覧ください。
また、防衛省・自衛隊のホームページにも防衛省全体の「採用情報」を掲載しているほか、昨年から「国家公務員採用一般職試験」や語学職員を採用する「防衛省専門職員採用試験」を受験する方や受験を検討している方へ向けて、LINE@(ラインアットマーク)を開設していますので、是非友達登録をして随時採用情報を確認いただければと思います。
最後になりますが、国家公務員を志し、そして、国民のために働きたいという志をもった皆さん、是非、私たち防衛省、東北防衛局の業務にも関心を持っていただきたいと思います。意欲溢れる皆さんを心待ちにしています。
パーソナリティー:
詳しくご紹介いただき、ありがとうございました。
部長:
こちらこそ、どうもありがとうございました。
パーソナリティー:
本日は東北防衛局の北澤直樹総務部長からお話を伺いました。
このコーナーでは、よりよい内容にしていくため、ラジオをお聞きの皆さまのご意見やご感想を募集しておりますので、お聞きのコミュニティ放送局までご連絡ください。
|