防衛省・東北防衛局がおくる日本の防衛Q&A
(5月放送内容)



 

テ−マ:政策広報について

 
 


パーソナリティー:
 本日も東北防衛局の深澤雅貴局長からお話をお伺いします。深澤局長、本日もよろしくお願いします。

局長:
 はい、よろしくお願いします。
今回は、政策広報についてお話したいと思います。

パーソナリティー:
 はい、このラジオ放送もそうですよね。

局長:
 はい、そうですね。
 自衛隊や在日米軍の活動が円滑かつ効果的に実施されるためには、地方自治体や地域住民の方々の理解と協力が不可欠です。
 そこで、当局では、広く防衛施策についての理解を得るために様々な業務を行っています。例えば、防衛白書の地元説明、防衛セミナーの開催、日米交流事業などがあります。

パーソナリティー:
 はい、では色々とあるようですので、少し詳しく教えていただけますか。

局長:
 はい、まず、「防衛白書の地元説明」ですが、これは、防衛省の各種施策について地方自治体の方々に理解を深めていただくとともに、防衛省・自衛隊と地方自治体との連携強化を図ることを目的に、都道府県知事、市町村長等に対して、直接、出向いて防衛白書の内容を説明しています。
 29年度は、9月から11月にかけて自衛隊地方協力本部等と協力し、261の地方自治体等に説明を行いました。
 知事さんや市町村長さんからは、「日本を取り巻く安全保障環境が極めて厳しいことや弾道ミサイル対応やスクランブルなどの自衛隊の活動状況などがよくわかった」といったコメントを、直接いただきました。

パーソナリティー:
 はい、皆さんと直接対話できるいい機会にもなっているのですね。では、「防衛セミナー」は、どのようなものでしょうか。

局長:
 はい、「防衛セミナー」は、防衛政策や自衛隊の活動について広くご理解を頂くため、地域住民の方々を対象として、年3回程度、開催しています。
 29年度は、青森県つがる市、岩手県盛岡市、宮城県東松島市の3ヶ所で、「弾道ミサイルへの対応」や「朝鮮半島情勢」、更には「防衛力を支える人的基盤」などをテーマに、専門家や部隊指揮官などを講師に招き開催しました。
 また、防衛セミナーの規模を小さくし、参加された方との意見交換の場を設けることで、より防衛政策等への理解や親しみを持っていただくことを目的にミニセミナーも実施しており、例えば、最近の例では、宮城県内の県立高校で総合的な学習の一環として、「弾道ミサイル発射に対する自衛隊の活動等」をテーマに選択した学生に対して、説明を実施しました。
 今年度の防衛セミナー等の開催予定につきましては、決定し次第、随時、東北防衛局のホームページに掲載いたしますし、また、セミナー開催後には、東北防衛局のホームページにおいて会場の様子などを公開しておりますので、そちらもご覧いただければと思います。

パーソナリティー:
 はい、私もホームページを確認して、近くで開催される際には、聴講に伺いたいと思います。
 では、もう一つ「日米交流事業」のお話もありました、どのような事業なのでしょうか。

局長:
 はい、これは、在日米軍と地域住民の方々との良好な関係を構築することを目的として実施しています。
 29年度は、3ヶ所で実施しました。青森県つがる市においては、地元の小学生と車力通信所の米軍人の混合チームで、それぞれ創意工夫を凝らして「かかし」を制作し、出来映えを競い合いました。各チームが制作したオリジナルの「かかし」は、つがる市内に展示をし、市民の方々にも投票という形で参加していただき、その結果で表彰を行うということで実施しました。
 また、青森県三沢市においては、「アイスホッキー」という地元の小学生と三沢基地の子供たちとで三沢市の特産物である「にんにく」、「長芋」、「ホッキ貝」を模した道具を使用して、点数を競い合うアイスホッケーの交流を実施しました。
 青森県東北町においては、地元の小学生の親子と三沢基地の親子で「ひな祭り」という文化交流を実施しました。これは、親子でひな祭りにちなんだ工作や料理を体験し、餅つきや琴の演奏を楽しむというものです。

パーソナリティー:
 はい、私は以前アイスホッキーを楽しむ子供たちの写真を見せていただいたことがあるのですが、皆さん本当にとても楽しそうな笑顔だったのが印象的でした。また、その他のイベントも楽しそうですね。

局長:
 はい、参加者の皆さんには、「楽しかった」「また、参加したい」等の感想をいただいております。

パーソナリティー:
 はい、ではその他には、どのような広報活動をされているのですか。

局長:
 はい、駐屯地や基地の行事等を利用した広報ですとか、学校等の教育機関や各種団体への講師派遣、更には、広報紙やマスメディア等の媒体の活用など、様々な機会を積極的に利用し、防衛政策や自衛隊の活動等に対する地域住民の方々の理解を深める活動を行っています。
 例えば、このラジオ放送もそうですし、先月には、宮城県に所在する船岡駐屯地や仙台駐屯地、山形県に所在する神町駐屯地の創立記念行事や桜祭りにおいて、政策広報として、東北防衛局の広報誌をお配りしたほか、防衛白書の内容をパネルにして展示し、それがヒントになるような防衛白書クイズを実施しました。

パーソナリティー:
 はい、とても面白そうなのですが、防衛白書クイズはどのような様子でしたか?

局長:
 この3日間で600名を超える方に参加いただき、全問正解された方には、戦車やブルーインパルスのポストカードや缶バッジなどのオリジナルグッズをプレゼントし、小さなお子様から大人の方まで大変ご好評をいただきました。

パーソナリティー:
 とても楽しい取り組みですね。それでは、駐屯地の行事等での政策広報の今後の予定を教えていただけますか。

局長:
 今後も、部隊の創立記念日や航空祭など、機会あるごとに実施することとしており、決定し次第、随時、東北防衛局のホームページに掲載いたしますので、そちらの方をご覧頂きたいと思います。
 自衛隊や在日米軍が円滑かつ効果的に活動するためには、地方自治体や地域住民の方々の理解と協力が極めて重要であると考えています。
 当局といたしましては、これからも様々な機会をとらえて、創意工夫を凝らし、防衛政策や自衛隊の活動等に対する理解を深めて頂くための施策を実施していきたいと考えております。
 是非、お近くで防衛セミナーや自衛隊のイベントなどが開催される場合には、足をお運びいただければと思います。

パーソナリティー:
 局長、本日はありがとうございます。本日のテーマは、「政策広報について」と題しまして、お話をお伺いしました。
 本日も東北防衛局の深澤雅貴局長からお話をお伺いしてまいりました。深澤局長、どうも、ありがとうございました。

局長:
 はい、こちらこそ、どうもありがとうございました。

 

 
 
  
 
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