防衛省・東北防衛局がおくる日本の防衛Q&A
(12月放送内容)



 

テ−マ:車座ふるさとトークについて

 

 

パ−ソナリティ−:
 本日も東北防衛局の齋藤雅一局長にお話しをいただきます。局長よろしくお願いいたします。

齋藤局長:
  はい。よろしくお願いいたします。

パ−ソナリティ−:
  今日は、どのようなお話しをしていただけるのでしょうか

齋藤局長:
 はい。今日は、今年10月23日に秋田県秋田市で行われた「車座ふるさとトーク」をはじめ、防衛省・東北防衛局の広報活動のお話しをしたいと思います。「車座ふるさとトーク」は、関係省庁の大臣、副大臣、政務官が地域に赴き、テーマを決めて、地域の方々と少人数での車座、いわゆる輪になって対話を行い、生の声をつぶさに聞いて、安倍内閣の政策に活かすとともに、安倍内閣が取り組んでいる重要な政策について説明するため各省庁が実施しているもので、防衛省では、平成25年に富山県入善町(にゅうぜんまち)で第1回を開催し、今回の秋田市で5回目の開催となります。
  秋田市で行われた「車座ふるさとトーク」には、熊田(くまだ)裕通(ひろみち)防衛大臣政務官が赴き、「自衛隊と地域社会の信頼を深める」をテーマに、市役所や自治会、防災関係者などのほか、自衛官募集相談員の方など自衛隊と関わりのある方など12名の参加者と意見交換が行われました。

パ−ソナリティ−:
政務官と直接対話するというのは貴重な機会ですね。

秋田市では、「自衛隊と地域社会の信頼を深める」をテーマにして開催されたようですが、具体的にどのようなお話があったのですか。

齋藤局長:
  はい。大きく分けて、「防災」と「自衛隊との交流」の二つのお話がありました。
  一つ目の防災に関しては、「災害において、自ら助ける自助、隣近所と共に助け合う共助、自衛隊や警察・消防といった機関に助けてもらう公助とありますが、やはり自助が大事であるということから、防災訓練についても住民が観覧するだけの観覧型訓練ではなく、住民が参加する参加型の訓練の重要性」や、「自主防災組織の取り組み及びその重要性」についての意見交換、「建設業者等と一緒に防災訓練をする機会があればよい」や、「訓練や防災において、以前より各機関が連携して取り組んでいると感じている」といったお話をいただきました。
  東北防衛局でも、自衛隊や自治体などが主催する防災訓練に積極的に参加しており、最近では、11月11日の秋田県国民保護図上訓練に参加しています。防災訓練に参加したことにより、直接住民の方から訓練などにおける連携について一定の評価をいただくことはありがたい限りです。
  また、「防災訓練で出される自衛隊のカレーが美味しい」といったお話があり、熊田防衛大臣政務官からは、出身地である愛知県で2000年に発生した東海豪雨の際、避難者が最初に喜んだものが温かい食べ物で、災害などに立ち向かうにも十分効果があったとお話をされておりました。
  
パ−ソナリティ−:
  自衛隊のカレーは有名ですからね。私も機会があれば食べてみたいです。「自衛隊との交流」ではどのような意見があったのですか。

齋藤局長:
  はい。「自衛隊との交流」に関しては、「色々な機会を通じてもっと交流したいので、自衛隊を知る機会を増やして欲しい」、「自衛隊が地域に溶け込むことは、災害派遣時、現場に赴くために家を空けた自衛官の家族を守ることにもつながる」といった意見や、「様々な広報を通じて、自衛隊を紹介してほしい」といったお話もありました。
  これらのお話に対し、熊田防衛大臣政務官は、「自衛官も、非番の時などに地域のボランティアなどに参加して、地域となじむことも大事なこと」と、自衛隊と地域との連携の重要性について述べました。
  防衛省としては、今回いただいた様々なご意見も参考に検討を行い、今後の取り組みを進めていくこととしております。

パ−ソナリティ−:
  これまでも、十分に自衛隊と地域の交流は深められていると思いますが、交流を深めることは大事なことですよね。
  今年7月のラジオ放送でも東北防衛局の政策広報活動についてお話がありましたが、やはり広報活動は重要なんでしょうか。

齋藤局長:
  はい。国の防衛は国家存立の基本であり、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つという防衛省・自衛隊の任務は極めて重要ですが、我が国の防衛は、ひとり自衛隊のみで果たせるものではなく、広く国民的基盤に立ち、国民各層の自衛隊に対する理解と支持があってはじめて成り立つものです。こうした国民各層の認識と理解を深め、支持を広げるためには、国民にとって分かりやすい広報活動を積極的に行い、国民から信頼と協力を得られるよう努めなければなりません。身近な広報活動としては、青森県にある航空自衛隊三沢基地で開催される航空祭や、駐屯地などで記念日行事と併せて開催される一般開放が代表的です。
  今回開催された車座ふるさとトークも広報活動の一環であり、その他にも防衛省では各種イベントへの参加、パンフレットやDVDの作成・配布、広報誌「MAMOR」への編集協力、Facebookなどを活用した広報などといった様々な広報活動をしております。
 最近上映された映画「図書館戦争 THE LAST MISSION」は宮城県仙台市にある宮城県図書館が撮影場所の一つになっていますが、実は、防衛省・自衛隊でも広報活動の一環、映画協力という枠組みで、埼玉県にある航空自衛隊入間基地や熊谷基地を撮影場所として提供しているほか、隊員が出演者の所作、演技指導などに協力しています。その他にも最近公開された映画では、「日本のいちばん長い日」や、「S−最後の警官−」にも協力しております。

パ−ソナリティ−:
  防衛省・自衛隊が映画に協力しているのは知りませんでした。様々な広報活動をされているのですね。
 東北防衛局の広報活動はいかがでしょうか。

齋藤局長:
  はい。東北防衛局でもホームページや広報紙「かなめ」をはじめ、新聞への寄稿、イベントなどの際に報道機関へ取材機会を提供するなどの広報活動を実施しています。特にホームページへの掲載は、これまで掲載されていないような建設工事の紹介や周辺対策事業などの紹介にも力を入れ、東北防衛局を一層理解していただけるよう工夫しているところです。
  また、広報活動とは少し離れますが、11月8日に開催された第5回仙台リレーマラソンに14名の職員有志と東北防衛局の名前入りTシャツを着て参加しました。車座ふるさとトークで熊田防衛大臣政務官が述べられた「非番の時などに地域のボランティアなどに参加して、地域となじむことも大事」といったことは、私自らも実践しています

パ−ソナリティ−:

熊田防衛大臣政務官がこれから進めていこうとしていることを既に実践されているのですね。これまでのお話をお聞きすると、東北防衛局でも様々な広報活動をしているのですね。

齋藤局長:
  はい。防衛省・自衛隊の様々なイベント情報は、防衛省ホームページに掲載しておりますので、ご覧いただき、駐屯地や基地などに足を運んでいただければと思います。

パ−ソナリティ−:
  はい。本日は、「車座ふるさとトーク」をはじめ広報活動について、東北防衛局の齋藤局長からお話を伺いました。どうもありがとうございました。



齋藤局長:
  はい。こちらこそ、ありがとうございました。

 

 

 
  
 
このペ−ジのTOPに戻る
 
   


日本の防衛Q&ATOPページ