防衛省・東北防衛局がおくる日本の防衛Q&A (2月放送内容) |
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テ−マ:国家安全保障戦略と大綱、中期 |
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パ−ソナリティ−: |
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早速ですが、今日はどういったお話をいただけますでしょうか? |
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昨年の12月に国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、平成26年度からの中期防衛力整備計画という非常に国の防衛に係る重要な3つの文書が決定されましたので、この3つの文書について、お話しをしたいと思います。 |
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はい。わかりました。 | |
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また、安倍総理は、最近よく「国際協調主義に基づく積極的平和主義」という言葉を口にされていますけれども、これも、この「戦略」の中で、日本の安全保障上の基本理念として挙げられてるものなんですね。 |
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東日本大震災の際には、全国から集まった統合部隊が活動していましたよね。 | |
中村局長: |
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そのとおりです。実は、3年前の「大綱」これは震災の前に作られたものですけれども、「動的防衛力」という考え方があったのですけれども、「統合機動防衛力」は、統合運用の考え方をより徹底をして、装備ですとか人の面での質と量の確保も重視をするということにしています。このために、新しい装備品の導入ですとか情報通信機能、さらには人事施策といったような後方支援基盤の確保までも視野に入れたものになっています。 |
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東北地方には陸上自衛隊の部隊がたくさんありますが、どうなっていくんでしょうか。 |
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東北方面総監部の下に、第6と第9の2つの師団の体制というものが基本的に維持をされます。ただし、第6師団については、機動部隊に改編される予定ですので、役割が若干変わってくるということになります。また、個別の部隊について見た場合には、戦車については現在の700両を全体300両に削減した上で、北海道と九州に集約をしますので、基本的に東北地方から戦車部隊はなくなってしまうと言うことになります。また、火砲が削減されるという影響もあると思います。 |
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パ−ソナリティ−: |
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戦車がなくなってしまうのは、なんだか寂しい感じがしますね。 |
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中村局長: |
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そうかもしれませんね。その代わりと言っては何なんですが、イメージとしては戦車のキャタピラの部分を大きな8つの車輪になった機動戦闘車が全体で300両導入されますので、近い将来、東北地方でも、この機動戦闘車を見ることができると思います。 |
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パ−ソナリティ−: |
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はい。日本の南西方面では特に最近色々な問題が起こっておりますし、自衛隊の皆さんには、必要な組織、そして装備で、きっちりと領土領海領空、私の生活を守っていただきたいと思います。 |
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中村局長: |
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はい。そういう防衛力を作っていくための5年間の計画が、中期防衛力整備計画になります。中期計画というのはこれまで何度か作られてきたのですけれども、最近は、予算規模の削減が続いていました。ところが、今回の計画は、5年間の経費総額24兆6700億円、前の計画に比較して毎年平均1.8%の予算の伸びが認められています。26年度予算はこの5カ年計画に基づいて既に政府の案が出来上がっていますけれども、今後も、この計画に基づいて、各年度の予算が作られていくということになります。 |
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パ−ソナリティ−: |
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はい。わかりました。これから私も勉強していきたいと思います。本日は、どうも有り難うございました。 | |
中村局長: | |
こちらこそ、どうも有り難うございました。 | |
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