防衛省・東北防衛局がおくる日本の防衛Q&A
 自衛隊百科 
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(7月放送内容)



 

テ−マ:東北防衛局のラジオ放送
(視聴者の方からのご意見を紹介)

 
 

パーソナリティー:
 本日は、東北防衛局の市川道夫局長からお話を伺います。
 市川局長、よろしくお願いします。

局長:
 よろしくお願いします。
 今日はですね、この番組に、リスナーの方から寄せられた感想やご意見について、紹介したいと思います。
 ちなみに、東北防衛局がおくる日本の防衛Q&Aというこの番組は、平成22年に放送を開始しました。もうすぐ丸12年が経とうとしています。
 

パーソナリティー:

 放送開始から12年になるのですね。
 ところで、東北防衛局でラジオ番組を始めたきっかけというか、ねらいは何だったのですか。
  

局長:

 はい。ラジオ番組のねらいは、何といっても、多くの方、男女を問わず、幅広い年代の方に、防衛省・自衛隊のことを知っていただきたい、興味を持っていただきたい、という思いからです。この番組は、東北6県のコミュニティ放送、合計で31の放送局で放送されています。
 また、このラジオ番組を通じて、東北防衛局の仕事の内容ですとか職場の雰囲気などを紹介して、新たな人材を確保したい、そういう思いもありました。実際、この放送を聞いて東北防衛局の採用説明会に参加した、という人もおられました。


パーソナリティー:

 そうなんですね。
 ところで、先ほど放送開始から12年がたつとのことですが、過去の放送で反響が大きかったものは何でしょうか。
 
局長:
 はい。過去12年間に放送された番組の内容は、すべて東北防衛局のホームページに掲載されています。この中で、昨年度、最もアクセス数が多かったのは、「自衛隊と軍用犬」という番組と「自衛隊の専門用語の解説」でした。
 海上自衛隊と航空自衛隊には、それぞれの基地に警備犬がおります。いるというより、配備されていて、基地警備の任務に従事しています。そうした警備犬の中には、国際救助犬の試験に合格して、災害の時に活躍している犬もいることを紹介しています。
  専門用語の解説では、例えば、午前11時を「ひとひとまるまる」と読んだり、アルファベットのA(エー)B(ビー)C(シー)を、(アルファ)、(ブラボー)、(チャーリー)と言ったりすることを紹介しております。


パーソナリティー:

 午前11時がひとひとまるまるですか。

局長:
 はい。数字の「いち」と「しち」(ななですね。)が聞き分けづらいとそう思ったことはないでしょうか。緊急の場面や聞きづらい場面での聞き間違いをなくす、こういうために、「いち」を「ひと」といいます。街中で、こんな言い方をしている人がいたら自衛官かもしれないですね。
 私は、ちなみに事務官ですので、「ひとひとまるまる」とは言わずに「午前11時」といいます。
 

パーソナリティー:

 自衛官の方と事務官の方では言い方が違うのですね。
 では、そろそろ、リスナーの方からのご意見を紹介していただきたいと思います。

局長:
 宮城県60代女性の方からですが、「オリンピックの話がとても面白かった。当時小学生で東京に住んでいて、1964年の東京オリンピックを実際に見に行ったので、懐かしくなりました」という感想をいただきました。これは、昨年8月に放送された「自衛隊とオリンピック」と題した放送でしたが、私が防衛局長に着任して初めてのラジオ出演でございましたので、「とても面白かった」といってもらって大変うれしく思います。
  この回は、収録が7月だったため、自衛官の選手17名が、オリンピックの10競技に参加します、ということだけ紹介して、競技の結果については放送できませんでした。ちなみに競技の結果は、柔道、レスリング、それからフェンシング団体で金メダル、柔道団体で銀メダル、ボクシングで銅メダル、合計5個のメダルを、自衛官選手が獲得しました。

パーソナリティー:

 メダル5個ですか、すごいですね。名実ともに輝かしい成績とはこういうことを言うんでしょうね。
 他にはどんな感想がよせられているんですか。

局長:
 青森県40代女性の方からは「事務官・技官の業務内容を詳しく知ることができて、子供の進路の参考にしたい」という御感想、ありがとうございます。山形県30代の男性からは、「防衛局内に建築系の仕事を専門に行う職員がいることを初めて知りました。普段耳にしない仕事のことが知れて、身近に感じました」、それから福島県20代女性からは、「若手の方々が業務内容や職場環境のことを説明していて、自衛隊という職について身近に感じることが出来ました」という感想をいただいております。

パーソナリティー:

 最近では局長以外の方がラジオ放送を担当される事も多いですよね。

局長:
 そうなんです。若手職員が出演して、現場のリアルな声をお届けするということも、引き続き、やっていきたいと思っています。プラス評価のご意見ばかりを紹介してしまったのですけれども、中には、「若い人たちの話は分かりやすいのに、局長の話は硬い」、という意見ですとか、「もう一歩踏み込んだ内容を期待します」といったご意見もありました。若い職員を見習って、私も分かりやすい、柔らかい話題を深く掘り下げて、リスナーの方に提供していきたいと思っています。

パーソナリティー:

 やわらかい話題ですか。では、さっそく何か一つお願いいたします。

局長:
 早速ですか。では、自衛隊の料理に関するお話をしたいと思います。海上自衛隊には、毎週金曜日にはカレーを食べる習慣がありますけれども、今さん、どうしてだと思いますか。


パーソナリティー:

 スパイシーな質問ありがとうございます。
 これは、私も聞いたことがあるんですけれども、正確な答えではないかもしれませんが、航海をしていて、曜日感覚がちょっと乏しくなってしまうので、曜日を決めて、毎週金曜日にカレーを食べるということを習慣付けていることではないでしょうか。

局長:
 今さん、知りすぎていますね。正解です。私が答えを言う場面がなくなってしまったので、もう1問出したいと思います。
 航空自衛隊の名物料理は鶏の唐揚げなんですけれども、これは、空の自衛隊、航空自衛隊がより上を目指すという意味を込めて、「空」と「上」、その2つの字を合わせて「空上げ」と読ませています。そこで質問です。全国の航空自衛隊で、月末の何曜日にこの「空自空上げ」を食べるか分かりますか。ひらめきで答えてください。

パーソナリティー:

 空上げだけにフライデーということで、金曜日でしょうか。

局長:
 いやあ、わかりすぎちゃっててちょっと残念なんですけれども、正解です。金曜日に空上げを食べるというのが、航空自衛隊の習慣になっています。
 今日は、リスナーの方の番組への感想を紹介させていただきましたが、日本の防衛Q&Aというこの番組のねらいの一つは、国の防衛に関する情報の発信です。今、国際社会では、ロシアによるウクライナの侵略が続いています。武力を使って国境線を引き直す、力によって今の状態を変えようとする試み、国家によるそういった試みは、日本としてこれを認めることはできません。もし、それが認められてしまえば、ウクライナで起こっていることが、このアジアの地域でも起きてしまうかもしれません。 そういう国の防衛にかかわるお話も、次回以降、分かりやすくお話をしていきたいと思います。
 

パーソナリティ:

 どうぞよろしくお願いします。
 本日は、東北防衛局のラジオ放送について、東北防衛局の市川道夫局長から、お話しをお伺いしました。市川局長、どうもありがとうございました。

局長:

 ありがとうございました。


パーソナリティー:

 このコーナーでは、よりよい内容にしていくため、ラジオをお聞きの皆さまからご意見・ご感想を募集しております。お聞きのコミュニティ放送局までご連絡ください。

 
 
  
 
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