防衛省・東北防衛局がおくる日本の防衛Q&A
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(6月放送内容)



 

テ−マ:報道官について

 
 

パーソナリティー:
 本日は、東北防衛局報道官の宮崎かおりさんにお話を伺います。
 よろしくお願いします。

報道官:
 東北防衛局報道官の宮崎と申します。よろしくお願いします。
 

パーソナリティー:

 東北防衛局に報道官という役職があるのですね。  
 報道官というと、報道対応ですよね。例えば記者会見のようなこともされるのでしょうか。
  

報道官:

 私が、直接記者会見を行うことはありませんが、報道機関に対する窓口となり、電話などで取材があった場合には、それに回答をしています。


パーソナリティー:

 はい、取材を受けたりする場合、緊張などされませんか。
 
報道官:
 はい、私の話したことが、東北防衛局や防衛省の言葉として、紙面に掲載されたり、放送で流れたりすることになるので、とても緊張しますが、丁寧で正確な対応を心がけています。
 記者の方とのやり取りは、緊張もしますが、何度か同じ方と話をしていると、「今年は、雪が多くて大変じゃないですか」や「仙台での勤務は初めてですか」など、少し世間話のようなこともできるようになってきます。先日は、たまたま歳が2つ違いだということが分かり、学生時代に聞いていた音楽の話で少し盛り上がってしまいました。ちょっとした雑談から相手の方の人となりも何となくわかってくると、取材対応の際の緊張感も少し和らぎますね。


パーソナリティー:

 確かに、親しくなると気持ちもほぐれ、平常心で対応できるようになりますよね。
 報道対応のほかには、どのような業務があるのでしょうか。

報道官:
 ほかには、広報に関する業務があります。東北防衛局についての広報紙を年4回程度発行しています。東北防衛局は東北6県を管轄していますが、そのすべての地方公共団体、大学、専門学校、高校や、図書館などに配布しています。
 

パーソナリティー:

 広報紙には、どのような記事を掲載しているのでしょうか。  

報道官:
 最新号では、東北防衛局の活動を紹介しています。例えば、米軍の訓練において自治体への情報提供や騒音測定をしたこと、緊急事態に対応するための訓練を実施したこと、若手職員の研修の様子などを掲載しています。また、採用試験の案内も載せています。
 その他に「ようこそわが街へ」や「防衛関連企業シリーズ」という連載コーナーもあります。

パーソナリティー:

 それぞれ、どのようなコーナーでしょうか。

報道官:
 はい、「ようこそわが街へ」は、東北6県の市町村の方に記事をご寄稿いただくコーナーで、その市町村の特産品や観光名所、お祭りなどを自由に紹介していただいています。防衛施設のない市町村からもご寄稿をいただいており、これをきっかけに広報紙を手に取っていただけるといいなと思っています。
 また、「防衛関連企業シリーズ」は、防衛省と契約している会社を紹介しており、最新号では、山形県内にある老舗の安全靴を製造している会社を実際に私が取材をして、記事を書いています。
 東北防衛局管内には、自衛隊の制服や迷彩服、靴、海上自衛隊の艦艇など色々な装備品を製造している会社があり、その製造工程を見せていただけるのはとても興味深いです。また、直接、社長さんなどから、製品や社員の方への想いや地域への貢献などのお話もお聞きできるので、大変勉強にもなります。単に会社の業務紹介というだけはなく、このような想いも記事にできればと思って取材しています。

パーソナリティー:

 実際に工場見学をして記事を書かれているのですね。
 私の手元に広報紙がありますが、表紙が福島県三春町の三春滝ザクラでとてもきれいですね。

報道官:
 はい、広報紙をたくさんの方に手に取ってもらえるよう、季節に合わせた風景や、ブルーインパルスなどの装備品の写真を使用しています。これからも防衛省や自衛隊に興味を持っていただけるような広報紙を作っていきたいと思います。
 次の発行は、6月下旬を予定していますので、是非、ご覧いただきたいと思います。
 また、ホームページでは、最新号だけでなく過去の広報紙も掲載しています。

パーソナリティー:
 ホームページは、他にどのようなことが掲載されているのですか。
 
報道官:
 先程、お話した広報紙以外に東北防衛局の業務紹介、採用情報、入札・契約情報などが載っています。
 文字だけではなかなか目に留まらないので、トップページに最近の東北防衛局の活動を写真で掲載し、その写真をクリックすると詳細が分かるようにしています。また、防衛白書や防衛計画の大綱などは防衛本省のホームページにリンクするようになっており、興味を持ってくださった方には、より詳しく知っていただけるようになっています。
   

パーソナリティ:

 広報紙やホームページ以外で東北防衛局の活動を知る方法はありますか。
 

報道官:

 はい、防衛省が編集に協力をする自衛隊のオフィシャル・マガジン「MAMOR」という雑誌が出版されていますがご存じですか。

パーソナリティ:

 いえ、正直知りませんでした。
 ただタイトルがアルファベットで「MAMOR」ということで、タイトルからするとしゃれているというかそうみえます。
 

報道官:

 ありがとうございます。
 毎月、日本の防衛に関する旬な話題や、自衛隊の基礎知識など、写真やマンガでわかりやすく紹介する雑誌で、独身隊員を紹介してパートナーを募集する「マモルの婚活」は、特に人気があると聞いております。
 また、地方防衛局の業務を紹介するコーナーもあり、年1回程度、記事を投稿しています。
 「MAMOR」は、全国の大きい書店で取り扱われています。 他には、「朝雲新聞」という専門紙もあります。「朝雲」は、毎週発行されており、月1回地方防衛局の特集面があり、ほぼ毎月、記事を投稿しています。

パーソナリティ:

 はい、毎月投稿はすごいですね。ネタ探しも大変じゃないですか。
 

報道官:

 そうですね・・
 東北防衛局の職員のみんなは広報の大切さを知っているおかげで、コンスタントな投稿が出来ていると思いますが、みんなの顔を見るたびに、広報紙や朝雲に「記事、書かない?」と声掛けしているので、ちょっとうとましく思われているかもしれません。

パーソナリティ:

 いや、そんなことはないと思うんですけれども・・・
 そのほかに何か特徴はありますか。
 

報道官:

 はい。「朝雲」では、掲載された記事や写真を表彰する制度があり、1年間で最も投稿の数が多かった部隊や機関に授与される「掲載賞」があります。東北防衛局は、この「掲載賞 地方防衛局部門」を6年連続で受賞しています。
 ここまで連続で受賞していると、周りから「7年目を目指さないとね」と言われるので、結構プレッシャーです。「これだけ連続受賞したのだから、『殿堂入り』にしてもらって、賞レースからは引退したい」と言うのが正直な気持ちです。

パーソナリティ:

 はい、記事作りにも、おのずと気合が入るというところでしょうか。プレッシャーをはねのけて、今年も頑張ってください。
 ところで、このラジオにご出演いただく方は男性の方が多く、女性の出演者は珍しいですね。
 

報道官:

 確かに、今までは、男性の出演者が多いみたいですね。
 でも、私の前任の報道官も女性でしたし、最近は、女性の職員もとても増えています。転勤もして、係長や課長補佐など役職に就いている者もいます。同じ女性として、後輩たちの活躍を心強く思っています。これからは、私以外の女性の出演者も増えてくるのではないでしょうか。
 

パーソナリティ:

 それは、楽しみですね。
 本日は、報道官のお仕事について、東北防衛局報道官の宮崎さんにお話を伺いました。ありがとうございました。

報道官:

 こちらこそ、どうもありがとうございました。


パーソナリティー:

 このコーナーでは、よりよい内容にしていくため、ラジオをお聞きの皆さまからご意見・ご感想を募集しております。お聞きのコミュニティ放送局までご連絡ください。

 
 
  
 
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