防衛省・東北防衛局がおくる日本の防衛Q&A
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(7月放送内容)



 

テ−マ:東北防衛局における若手職員(技官)の活躍について

 
 


パーソナリティー:
 本日は、東北防衛局の業務内容や職場環境等について身近に感じていただくため、若手の技術系職員3名の方々にお越しいただきました。
 では早速自己紹介と業務内容の紹介についてお願いします。

畠山:
 土木課の畠山涼麻です。採用され今年で7年目を迎えます。
 私は、現在、三沢米軍基地と航空自衛隊、陸上自衛隊が使用する防衛施設の土木工事に関する監督官等の業務に従事しています。特に、施工状況の確認や部隊、業者等との調整及び必要な資料収集・整理等を行っています。

佐藤:

 設備課の佐藤潤弥です。今年で6年目を迎えます。  
 私は、現在、庁舎や隊舎、病院、飛行場など多種多様な防衛施設の電気・通信に関する工事の監督業務を主に行っています。

福島:

 採用3年目の福島拓朗です。建築課に配属されています。
 私は、同じく防衛施設の建築工事に関する設計業務や監督することが主な仕事です。

パーソナリティ:
 はい、ありがとうございます。
 それでは、皆さんが今までに技術系職員として「やりがい」を感じた業務や印象に残ったエピソードについて福島さんから教えていただけますか。

福島:

 はい、「建物を作る。」この目的を達成するために設計事務所やゼネコンが受注した業務・工事に対して「監督官」として適正な舵取りをしなければなりません。
 自分の年齢以上の経験を積まれたプロ相手なので、時には指導していただきながら、この目的を達成するために日々、努力を重ねています。 単純に「建物を作る。」と言っても、横並びに土木と電気・機械・通信の設備があります。
 この3工種のどれか一つが欠けても「建物」として機能しません。先行して建築だけが工事を進めることはできないため、自分が「主体」の意識を持って総合調整を行わなければなりません。
 限られた予算の中で部隊運用に支障が出ないよう、工期に留意しつつ、総合的な調整を行い、工事が無事に完了した時、とても大きな達成感を得るとともにその経験が自信や知識となって自分の中に蓄えられていると実感できます。

パーソナリティ:
 では続いて、佐藤さんお願いします。  

佐藤:
  はい、自衛隊をはじめ、防衛省の附属機関や在日米軍の活動が円滑かつ効果的に実施されるためには、活動の拠点となる防衛施設が不可欠です。そのために日頃から部隊運用に支障がでないように工程通りの施工やユーザーが使いやすいような施工を心がけ、監督業務を行っています。
 また、監督業務を行う際の調整先は工事受注者、消防等の諸官庁、ユーザー等多岐に渡るため、時には調整が難航することもありますが、上司等と連絡を密に取ってより良い防衛施設となるように努めています。
 実際に建物が完成した際には安全保障の一翼を担っていることを実感でき、大きな達成感を得ることできます。

パーソナリティ:
 はい、では続いて畠山さんお願いします。
   

畠山:

 はい、中国四国防衛局で勤務していた時のことですが、離島における庁舎新設工事や、水中無人機等の研究施設新設に係る設計、宇宙状況監視システム事業の敷地造成に係る設計を担当し、防衛技官としてやりがいを感じる幅広い業務に携わることが出来ました。
 また、山口県岩国市の愛宕山地区において運動施設の新設工事に携わったことがあります。完成した陸上競技場で米軍関係者と市民の方々が笑顔でトラックを走っている姿や野球場で広島カープの2軍戦が行われるなど市民と一体となる機会を得ることができたことは強く印象に残っています。

パーソナリティ:
  プロ野球が行えるような球場も建設されるのですね。ちょっと驚きました。皆さん日々の仕事にやりがいを感じて取り組んでいらっしゃるのがよく伝わってきました。では、職場の雰囲気や環境はいかがですか。


佐藤:

  私が所属している設備課は、比較的年齢が若い職員が多く活気あふれた雰囲気が漂っています。また、上司や先輩に専門的な知識を必要とする課のため、質問等をよくするのですが、わかりやくアドバイス等をくれるため、とても仕事がしやすい職場です。   ワークライフバランスにも力を入れており、休暇を取得して自身の趣味を楽しんだり、局内のサークルでランニングやマラソン、ツーリングなど部署や年齢を超えて様々な人と仕事以外でも交流を持つことができます。

畠山:

 私が勤務する土木課はとても風通しの良い職場です。
 分からないことや調整事項が生じた際は、上司に相談しやすく、一緒になって問題を解決していただけます。また、係内だけでなく課内全体を通して相談できる環境で安心して業務に集中することができています。普段の何気ない会話もあり、職場の雰囲気は明るいです。
 東北防衛局では、働き方改革の一環として、労働時間短縮対策の取組として業務改善の取組を行っており、仕事と生活の両立に積極的に取り組んでいるのも魅力の一つです。
 私は、現在1歳の息子がいますが、出産、育児に伴う休暇の際も快く受け入れていただきました。
 家族との時間を大切にし、仕事とプライベートを両立することができています。  


福島:

  私が勤務する建築課は10人の組織編成となっており、少数精鋭で業務を遂行しています。
 非常に風通しの良い職場環境で、報告・連絡・相談が日常的に実施されているため、良い意味で隠し事ができません。常に情報共有が図れることから、心の負担が少ないです。
 プライベートでは、妻が妊娠した時に育児休暇を検討する前に課長から「育児休暇を取りなさい。」とお話を頂いたので、前々から計画をすることができました。3月に無事に産まれたので、直属の係長と調整しながら育児休暇取得をしたいと考えています。
 また、育児休暇とは別に月に一回程度のリフレッシュ休暇を取得しているため、趣味のキックボクシングの時間に充てています。

パーソナリティ:
 皆さん仕事だけでなく、プライベートも充実されているようですね。出産や育児に伴う休暇も制度があるだけではなくて実際に積極的に取得できる環境というのは、とても素敵ですね。
 最後に代表して福島さんから国家公務員を目指すリスナーの方々にメッセージをお願いします。


福島:

  はい、私の信念の中には「誰かの生活の一助となりたい。」という思いが常にありました。
 私の仕事が回り回ってどこかの誰かの助けとなるような、そんな仕事がしたい。とはいえ、昔から「ものづくり」が好き・・・。
 今の職場はこの思いが達成される数少ない天職だと思っています。
 「自衛官が職務を達成するための施設を作って引き渡す。」この当たり前なサイクルは今後も必要不可欠だと思っています。技官という立場で「ものづくり」の楽しみを感じつつ「国防」の礎となる。
 防衛省でしか感じることのできない達成感を得た先にきっと国民の皆さんの笑顔があります。
 この放送を通じ少しでも防衛省・東北防衛局に興味を持っていただければ幸いです。


パーソナリティ:

 本日は、東北防衛局の若手職員の方々にお話を伺いました。皆さん、ありがとうございました。

全員:

 ありがとうございました。


パーソナリティー:

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