防衛省・東北防衛局がおくる日本の防衛Q&A
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(6月放送内容)



 

テ−マ:東北防衛局における若手職員(事務官)の活躍について

 
 


パーソナリティー:
 本日は、東北防衛局の業務内容や職場環境等について身近に感じていただくため、若手職員4名の事務官の方々にお越しいただきました。
 はじめに自己紹介と業務内容の紹介をお願いします。

阿部:
 防音対策課の阿部雅也です。今年で7年目を迎えます。
 防音対策課では自衛隊等の航空機の離陸、着陸により音響状況が著しい場合、学校等へ行う防音工事に補助しております。学校等へ防音工事を行う場合、防音工事の内容が適切かどうかの審査業務を行っております。

鈴木:

 総務課の鈴木杏菜です。今年で6年目を迎えます。
 私は、局内の行政文書の管理業務、幹部職員の予定管理、総務部内の物品の管理、本省からの依頼事項のとりまとめ等、一般的にいう総務、庶務の業務を行うほか、秘書の役割を担っています。

阿保:

 地方調整課の阿保健太郎です。今年で3年目を迎えます。
 私は、自衛隊及び在日米軍の訓練や、基地の運用について、地方自治体等に御説明し、自衛隊及び在日米軍の活動について御理解を得るための業務を行っています。
 

小林:

 契約課の小林実早希です。今年で3年目になります。
 私は、自衛隊施設に係る工事等の公共事業を請け負う業者を決定するまでの入札手続きに関する業務を主に行っています。具体的には建設業者から提出される申請書の審査や業者からの質問対応、最終的に請負業者を決定する開札作業等の業務を行っています。

パーソナリティ:
 皆さんは採用されてから3〜7年目ということですが、今までに「やりがい」を感じた業務や印象に残ったエピソードについて、阿部さんから順に教えてください。

阿部:

 はい、防音工事を行う場合、地方公共団体へ補助金を支払うため、地方公共団体とやりとりをすることが多く、補助金の申請時に不明な点の確認や、防音工事内容が適切か申請内容を審査する場合、わかりやすい言葉で相手に説明するよう努めております。
 防音工事を補助した学校等が完成した際には、自分の業務が防衛施設の運用により障害を感じている方々に多少の助けになったのではないかと感じました。

鈴木:
 私の係は、総務、庶務、秘書の役割がありますので、業務の幅が広く、様々な問い合わせに対応するための知識を習得することが求められる部署だと思います。特に行政文書の管理については、その中心的な役割を担っていることから、本省からの作業の依頼や、それに関する局内からの問い合わせも多く、問題解決のため、根拠やマニュアルを参照し、本省や上司に確認しながら知識を増やしています。  
 また、秘書の役割もありますので、来客の方や目上の方などと接する機会も多く、緊張を感じますが、滞りなく予定が進むことに達成感があります。

阿保:
 以前、ベテラン事務官の方から「自衛官は毎日命をかける思いで働いている」というお話を聞きました。東北防衛局の業務には「土地を取得・整備し、その上に建物を建て、設備を整え、その防衛施設を管理し、運用について関係機関と連絡調整を行い、障害があれば、周辺自治体や住民の方へ補償等を行う」という一連の大きな流れがありますが、私はこの中の関係機関との連絡調整業務のほんの一部を行っています。これは小さな事務仕事ですが、自分の一つの業務が自衛官の方をサポートする事に繋がり、それが国を守ることに繋がっていると理解したとき、大きなやりがいを感じました。
 

小林:
 適正な手続きが求められる入札業務は、参加業者の審査や質問対応等、一つ一つの業務を慎重に行っていく必要があるため、無事に請負業者の決定ができた時が一番やりがいを感じます。
 また、実際に基地等へ足を運んで、完成した自衛隊施設を見た際は、自衛隊の活動環境をよりよくしていくことにつながる業務であることを実感して、仕事のモチベーションにつながりました。
   

パーソナリティー:

 皆さん日々の仕事にやりがいを感じて取り組んでいらっしゃるのですね。職場の雰囲気や環境はいかがですか。


阿部:

 防音対策課では20名弱の職員が所属しております。防衛省というと自衛官のイメージがあると思いますが、東北防衛局の職員はほとんどが事務官や技官です。また、若手職員から経験豊富な先輩方まで幅広い人が所属しているため、さまざまな価値観が存在します。上司と部下や若手職員同士で頻繁に仕事内容について分からないことを聞いたり、意見交換したり、活気のある職場だと思います。
 繁忙期は、どうしても残業をすることもありますが、働き方改革として職場全体で残業を減らすことを目指しているので、私達の課でも業務内容の改善に努めています。

鈴木:

 私の所属している総務課は、普段から雑談も含め会話の多い部署で、そのため、よく耳にする「ほうれんそう」が自然にできる雰囲気のある職場です。些細なことでも、身近な人にすぐ相談することができるので、一人で悩むことはなく仕事ができています。  
 また、育児にも理解のある職場で、私は小学生の子供がおりますが、採用時から、周囲の方の理解のおかげで急な発熱等で休暇をいただいたり、定時で帰ることができています。

阿保:

 防衛省だからとても厳しい…ということは全く無く、毎日、仕事や趣味の話などを上司や先輩、後輩と気兼ねなく話して過ごしています。休暇も取りやすく、平日、趣味のソロキャンプに行くこともあります。  
 また、東北防衛局ではレクリエーションとして、芋煮会や、ボーリング大会を開催しており、横だけではなく縦のつながりも深めやすい環境にあると思います。  
 加えて、防衛省はキャリア・アップの点で優れており、国家総合職だけで無く、国家一般職の職員も東京・市ヶ谷にある本省で勤務する機会を得ることができるため、国家公務員の醍醐味であるスケールの大きな仕事を経験しやすい環境にあると思います。


小林:

 私が所属している契約課は、職員が10名と比較的少人数ですが、それゆえに職員同士で会話がしやすく、アットホームな雰囲気の職場です。また、女性職員の割合が高く、女性にとっても働きやすい環境となっています。
 業務を行う過程で問題等が発生した場合は、係の枠を超えて問題解決に向けて取り組むことが多く、困った際に一人で抱え込むような事態になりにくい環境だと感じています。

パーソナリティ:
 とてもアットホームで働きやすそうな職場ですね。では最後に代表して鈴木さんから国家公務員を目指すリスナーの方々にメッセージをお願いします。 


鈴木:

 はい、防衛省はとても大きな組織ですので、幅広い仕事があります。何かこれをしてみたいという明確な目標のある方も、まだ自分のやりたいことが見出せないでいる方も、自分のやりがいにつながる業務が見つかるかもしれません。
 東北防衛局の仕事内容や職場の様子などを詳しく知りたい方は東北防衛局の業務説明会等にお越しください。


パーソナリティ:

  業務説明会などの詳細な日程は、東北防衛局のホームページでご確認ください。
  本日は、東北防衛局の若手職員の方々からお話を伺いました。皆さん、ありがとうございました。

全員:

 
 ありがとうございました。


パーソナリティー:

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