防衛省・東北防衛局がおくる日本の防衛Q&A
(9月放送内容)



 

テ−マ:防衛セミナー

 
 


パーソナリティー:
 本日は東北防衛局の熊谷昌司局長からお話を伺います。熊谷局長、よろしくお願いします。

局長:
 はい。よろしくお願いします。
 本日は、東北防衛局が実施している政策広報活動の一つである「防衛セミナー」についてご紹介したいと思います。
 「防衛セミナー」は、防衛省・自衛隊の各種政策や自衛隊の活動などについて、地域の皆様に広くご理解とご協力を得るために、講演などを通じて紹介しているもので、全国に8つある地方防衛局が、それぞれの管轄区域において実施しています。 東北防衛局におきましても、管轄する東北6県において、平成19年度に宮城県仙台市で開催して以来、40回のセミナーを行っています。

パーソナリティー:
 10年以上も続けられているのですね。 セミナーでは、どのようなお話を聞くことができるのでしょうか。

局長:
 はい。防衛セミナーのテーマとしては、主に我が国の防衛政策や防衛省・自衛隊の活動、例えば、災害派遣活動、国際平和協力活動などを取り上げています。最近では、厳しさを増す「我が国を取り巻く安全保障環境」を取り上げる機会が多くなっています。また、身近な話題として、「駐屯地と地域との関わり」について解説をしています。

パーソナリティー:
 防衛省・自衛隊の活動について詳しくお聞きすることができる貴重な場ということですね。前回はどちらで開催されたんですか。

局長:
 はい。前回の防衛セミナーは、今年の1月に宮城県仙台市で開催し、約140名の方々が参加されました。
 このセミナーでは、防衛省整備計画局防衛計画課の谷本充也(たにもと あつや)企画調整官から、「防衛計画の大綱・中期防衛力整備計画」について、東北方面総監部幕僚長(兼ねて仙台駐屯地司令)の牛嶋築(うしじま きづき)陸将補からは、「陸上自衛隊の取組と仙台駐屯地と地域との関わり」というテーマで講演がありました。

パーソナリティー:
 具体的には、どのような内容をお話しされたのでしょうか。

局長:
 はい、谷本企画調整官からは、我が国を取り巻く安全保障環境と防衛大綱・中期防衛力整備計画がどのような関係になっているか、現在の日本の置かれている現状と今後の防衛力強化の方針について解説がありました。
 また、牛嶋陸将補からは、東北方面隊の任務、部隊の紹介、地域とのつながりや、昨年10月に発生した台風19号による災害派遣に伴う捜索や救助活動などについて解説がありました。
 防衛政策というと普段なじみのうすい方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような方にも、見やすく、分かりやすい内容となるよう努めています。

パーソナリティー:
 なるほど、たしかに興味深い内容ですね。
 参加された方々からは何か意見などはあったのでしょうか。

局長:
 はい。参加された皆様からは、「安全保障について理解が深まった」、「地元協力への実態が良く分かった」、「防衛計画の大綱・中期防衛力整備計画の大きな視点と、仙台駐屯地に関する身近な視点から学ぶことができた」といった感想をいただきました。

パーソナリティー:
 参加された方々からの印象もすごく良いのですね。
 ちなみに、防衛セミナーに参加する際は、参加料などはかかるのでしょうか。

局長:
 いいえ、防衛セミナーでは聴講料等はいただいておりません。また、参加の際には事前申込みも必要ありません。どなたでもお気軽に参加いただけますので、是非開催の際は足を運んでいただき聴講いただければと思います。

パーソナリティー:
 わかりました。東北防衛局では、防衛セミナー以外にも市役所や学校でセミナーを開催されていましたよね。

局長:
 はい。ご紹介いただいたとおり、東北防衛局では、防衛セミナーだけでなく、参加者をある程度特定させていただいて「ミニセミナー」という出前形式の講演も行っております。 このセミナーでは、テーマについても参加される方の関心に沿った内容を設定するようにしていまして、また、参加された方との意見交換の場を設けており、防衛政策や自衛隊の活動を通して安全保障等について理解を深めていただくとともに、一緒にお考えいただけるよう留意しています。 
 学校でのミニセミナーとしては、昨年9月、宮城県の県立高等学校の生徒を対象に「自衛隊の災害派遣」についてお話をさせていただきました。また、今年の2月には、海上自衛隊大湊基地が所在する青森県むつ市で、市職員を対象に「防衛白書」をテーマにお話しさせていただいてました。

パーソナリティー:
 防衛省の方々と意見交換しながら安全保障体制について学ぶことのできる防衛セミナーやミニセミナーは、日本の防衛について理解を深める絶好の機会ということですね。   防衛セミナーやミニセミナーの今年度の開催予定について教えていただけますか。  

局長:
 はい。今年度も防衛セミナーやミニセミナーを開催したいと考えておりますが、未だ新型コロナウィルス感染症の流行が続いている状況ですので、今年度のセミナーの開催については、慎重に検討を重ねているところです。今後、具体的な開催計画が定まりましたら、東北防衛局のホームページなどでお知らせしたいと考えてます。

パーソナリティー:
 はい。本日は、東北防衛局の熊谷局長から「防衛セミナー」についてお話を伺いました。局長、ありがとうございました。

局長:
 こちらこそ、どうもありがとうございました。

パーソナリティー:
 このコーナーでは、よりよい内容にしていくため、ラジオをお聞きの皆さまからご意見・ご感想を募集しております。お聞きのコミュニティ放送局までご連絡ください。

 
 
  
 
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