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北関東防衛局は「防衛省」の地方支分部局で、東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、新潟県、長野県の1都7県を管轄しています。

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 北関東防衛局広報第83号(平成27年6月発行)

特集!海自館山航空基地

~海自航空基地発祥の地 千葉県館山市~

滑走路に向かう哨戒機SH-60K(館山航空基地)

目次

1 特集!海自館山航空基地 ~海自航空基地発祥の地 千葉県館山市~
2 基地周辺対策に関する部隊等との連絡会議
3 レイクタウン防災フェスティバル ~埼玉県越谷市~
4 火曜コンサート ~さいたまスーパーアリーナけやきひろば~
5 お知らせ


特集!海自館山航空基地 ~千葉県館山市~

 海上自衛隊航空基地発祥の地

 館山航空基地は、昭和5年に館山海軍航空隊として開隊された航空基地です。戦後はアメリカ陸軍の駐留や高校の施設等でも利用されましたが、昭和28年に海上自衛隊の前身である保安庁警備隊の館山航空基地として開隊され、平成20年3月26日の部隊改編により、今の第21航空群の姿になっています。
 
 館山航空基地は、哨戒ヘリ部隊の第21航空隊、輸送救難ヘリ部隊の第73航空隊、航空機の整備等を行う第21整備補給隊、基地機能の維持、管理を所掌する館山航空基地隊から構成されており、主に横須賀を定係港とする護衛艦にヘリコプターを搭載し、艦艇と一体となって海上防衛にあたるとともに、周辺海域における警戒監視、離島からの急患輸送、各種災害派遣など、多様な任務を担っています。また隷下には、第23航空隊(京都府舞鶴市)、第25航空隊(青森県むつ市)を擁しています。
 
 哨戒機SH-60J、SH-60Kを運用する第21、第23、第25航空隊は海外での任務行動も行っており、平成21年から始まったソマリア沖・アデン湾における海賊対処活動では、派遣海賊対処行動水上部隊に航空機と隊員を派遣し、現在21次隊が現地で活躍しています。

【写真2枚目】昭和5年に建設された本部庁舎は平成27年2月まで運用されていましたが、新庁舎の建設が完了し運用が開始されたのに伴い、現在解体作業を実施中です(手前が新庁舎)。


 第73航空隊による救難救助活動

離島急患の頼みの綱

 救難輸送ヘリのUH-60Jを運用する第73航空隊の主任務は自衛隊の航空機に事故が発生した場合、搭乗員の捜索救助を行う航空救難です。副次任務として陸上及び艦艇間の人員及び物資の輸送、急患輸送や地震偵察、行方不明船舶・船員の捜索救助、空中消火などの災害派遣に対応しています。パイロット、メディック(機上救護員)及び整備員が365日24時間、常に救難待機を行い、いつでも対応できる態勢にあります。第73航空隊の隷下には硫黄島(東京都)及び大湊(青森県)に航空分遣隊があり、特に、伊豆諸島及び小笠原諸島の急患輸送には数多く対応しています。

 平成20年3月に現在の部隊編成となった以降、平成27年5月1日までの間に、館山の飛行隊、硫黄島及び大湊の航空分遣隊あわせて356回の災害派遣に出動しています。東京都知事からは、部隊改編前の急患輸送も含め、平成24年7月に「小笠原急患輸送750回」、平成25年2月に「伊豆諸島急患輸送1600回」の表彰を受けています。第73航空隊の庁舎には、急患として輸送した方から寄せられたお礼の手紙が展示されています。





 第73航空隊のメディックとは?

複数の資格を保有 航空士=降下救助員=機上救護員(メディック)

 第73航空隊のUH-60Jに搭乗する航空士(操縦士以外の搭乗員)には、船上や海上にホイスト・ケーブルで降下し遭難者等を救助する降下救助員と、救助した遭難者等に対し機上において救護及び医療の補佐を行う機上救護員がいますが、現在の第73航空隊の航空士は、全員が、航空機に搭乗して任務を行うための航空士資格のほか准看護師以上の資格を保有し、機上救護を行うことができるとともに、遭難者等を救助することができる降下救助員の資格を有しています。

 第73航空隊の航空士は救護員=救助員であることから、搭乗できる人員及びスペースが限られたヘリコプターの機内で救助から救護までの一連処置を少人数で対応することが可能となっています。さらに、海上自衛隊内の資格であるHRS(Helicopter Rescue Swimmer)の資格を持つ隊員が約10名所属しています。HRSは、海上等におけるホイスト・ケーブルの利用に制限されない救出行動に必要な知識技能を有し、多様な場面に対応することが可能となっています。

 第73航空隊の航空士は、航空士資格、准看護師資格、降下救助員資格、HRS資格など複数の資格を取得するための厳しい訓練、検定等を経て遭難者等の頼れる守護神となっていきます。




 あらゆる現場を想定して訓練を行う

日々の訓練を継続することが大切

 第73航空隊の古谷田匡樹2曹及び田村真也2曹に救難活動において苦労した点、気を付けている所はありますかと伺ったところ、「災害派遣において我々が出動を要請されるのは、救助に緊急性があり、かつ他に救助する代替手段がない場合等であり、厳しい気象海象の条件下で救助を実施することが多く、特に小さな船舶での救難は降下できる場所が限定されるため、適確な状況把握と迅速な判断が要求されます。これは、通常の救難任務も同じことが言えます。日々の飛行作業に加え、地上でのトレーニングを欠かさず、対応能力の維持向上に努めています。」とのことでした。

 また、新宮俊克3佐も「我々は、救難活動が困難になる事を想定し日々訓練していますが、遠く離れた硫黄島の分遣隊のように地域特性から訓練環境が限定される場合もあります。その硫黄島からも東日本大震災では、派出された航空機と隊員が救難活動に従事しました。これは硫黄島だけでなく大湊の分遣隊も同じですが、どの様な場所で勤務していても、あらゆる面を想定し訓練の実施と必要な環境整備に努め練度の維持向上を図っています」と話してくれました。



 基地周辺対策に関する連絡会議を開催

 4月24日、北関東防衛局において、管内に所在する部隊、機関等の担当者が集合し、基地周辺対策に関する連絡会議が開催されました。この会議は、局の管内に所在する防衛施設の安定的な運用を確保するための情報共有と意見交換を行うために開催されたもので、32部隊・機関の担当者55名が参加しました。局側は、島眞哉企画部長、奥村晶一防衛補佐官、企画部の各担当課長等、各事務所長等が出席しました。

 会議の冒頭、島企画部長が「防衛施設の設置・運用において生じる障害を軽減する施策として周辺対策事業があるが、部隊等の担当者である皆様からの御意見等も十分踏まえて、地元の御要望にできるだけ応えられるように努力していきたいと考えており、本日の会議が有意義なものになるようにしたい。」と挨拶。
 また、奥村防衛補佐官からは「多様化する自治体や周辺住民の方々のニーズを実現するためには局と部隊側が現状を認識して情報を共有し、防衛省が一体となって取り組んで行く姿勢が大切であるので、この会議で忌憚のない意見交換を行い実のある会議にしよう。」と挨拶しました。
  
 その後、局の各担当課長が周辺対策事業の内容について説明を行い、陸、海、空自衛隊の各部隊からも、部隊運用等における地元との関わりについて説明があり、活発な意見交換が行われました。



 防災フェスティバルを後援

 5月16日、17日の2日間、埼玉県越谷市で「レイクタウン防災ウィーク2015」が開催されました。この催しは、レイクタウン防災ウィーク実行委員会が「防災・減災」「安心・安全」をキーワードに防災を楽しく学び、防災意識を高めようと、埼玉県の越谷レイクタウンで平成24年から開催しており、今年で4回目となりました。会場では埼玉県や県警、自衛隊、消防、日赤、企業などがブースを構え、災害への取り組み、東日本大震災被災地の活動をパネルなどで紹介していました。

 自衛隊関係では、埼玉地方協力本部の協力により東日本大震災で実際に活躍した特殊車両の展示や高機動車への体験乗車等が行われ、体験乗車は整理券を配るほどの人気でした。
 
 本フェスティバルを後援した北関東防衛局も展示ブースを出し広報活動を行いましたが、たくさん用意した広報用冊子等が短時間でなくなるほど盛況でした。

 1日目の午前中は雨模様でしたが、2日目は快晴となり、多くの家族連れでにぎわっていました。(主催者発表:5万4千人来場)



火曜コンサート
~さいたまスーパーアリーナけやきひろば~

 今年の一番手は陸上自衛隊東部方面音楽隊

 5月12日(火)12:10~12:50、さいたまスーパーアリーナけやきひろばにおいて、陸上自衛隊東部方面音楽隊による「火曜コンサート」が行われました。
 
 このコンサートは、東日本大震災の発生に伴い、さいたまスーパーアリーナに一時避難していた被災者の方々に対し、陸自東部方面音楽隊が行った慰問演奏会をきっかけに、平成23年6月から開始されました。
 
 その後、毎年5月~10月までの間に10回程度、さいたまスーパーアリーナけやきひろばにおいて、陸自東部方面総監部の主催、北関東防衛局の支援により、陸海空自衛隊や在日米軍の音楽隊が、交代で火曜日のランチタイムにコンサートを開催しています。

 今年度1回目となる今回は、台風の接近により天候が心配されましたが無事開催され、ご年配の方から赤ちゃんを連れたお母さんまで、集まった様々な観客を楽しませました。 


 各楽器をフィーチャー! サイポンから花束も

 今回のコンサートは、まず「ジャパニーズグラフィティ~G・Sコレクション~」と題した「ブルー・シャトウ」など懐かしのグループサウンズのヒット曲メドレーから始まり、続いて「クラリネット」「シロフォン(木琴)」「トロンボーン」と、1つの楽器を中心とした楽曲が順番に演奏されました。
 
 特にクラリネット4重奏「ブガティー・ステップ」では、女性隊員4名による華やかな演奏が披露され、会場を沸かせていました。
 
 また、コンサート半ばでは、自衛隊埼玉地方協力本部のマスコットキャラクターである「サイポン」から、今年7月で退官される田原曹長へ花束が贈呈され、会場から温かい拍手を受けていました。
 
 最後に、昨年の紅白でトリを務めた松田聖子メドレーで、大いに盛り上がった後、アンコールの声に応えて運動会の季節を感じさせる「コバルトの空」が演奏され、久しぶりの火曜コンサートを爽やかに締めくくりました。

 今後も10月まで各音楽隊の特色を生かしたコンサートで、昼のひとときに彩りを添える予定です。


INFORMATION

 けやきひろば火曜コンサートのお知らせ

 さいたまスーパーアリーナけやき広場において、今年も自衛隊や米軍によるコンサートを開催いたします。このコンサートは、陸海空各自衛隊や在日米軍の音楽隊が交代で出演するもので、陸上自衛隊東部方面総監部が企画し、北関東防衛局も支援しています。コンサートは、以下の日程で何れも12時10分~12時50分の間に行いますので、近くにお越しの際は、楽しい演奏でお昼の一時をお楽しみください。


※天候、その他の都合により中止となることがあります。

問い合わせ先:北関東防衛局企画部地方協力基盤整備課 TEL:048-600-1800(内線2262)


 講師派遣のお知らせ

 北関東防衛局では、管内(東京都・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・長野県)において、講師の派遣を行っています。職場の研修や学校の授業などの場で、防衛政策全般や防衛施設行政などの話をお聞きになりたいという希望がありましたら、ご気軽に相談下さい。ご希望の内容に応じて、防衛省・自衛隊から講師を派遣いたします。
 なお、謝礼や交通費等は必要ありません。


○平成24年10月以降の派遣実績



問い合わせ先:北関東防衛局企画部地方協力基盤整備課 TEL:048-600-1800(内線2262)