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北関東防衛局は「防衛省」の地方支分部局で、東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、新潟県、長野県の1都7県を管轄しています。

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 北関東防衛局広報第77号(平成26年5月発行)

特集!不発弾処理隊

~関東地区を不発弾から守る第102不発弾処理隊(朝霞駐屯地)~

目次

1 特集!不発弾処理隊
2 白壁兵舎広報史料館落成式 ~新発田駐屯地~
3 市長からの手紙 ~栃木県宇都宮市~
4 火曜コンサートのお知らせ ~さいたまスーパーアリーナけやき広場~
5 講師派遣のお知らせ


特集!不発弾処理隊

 不発弾処理とは?

地方公共団体等からの要請を受けて自衛隊が不発弾処理を実施

 昨年、東京都北区や品川区、静岡県浜松市等で不発弾が発見され、テレビや新聞で大きく報道されました。

 これらの不発弾については、地方公共団体等からの要請を受けて、陸上自衛隊が、安全化や爆破等の処理を行っており、平成23年度は、陸上自衛隊全体で約1580件(平均週約30件)を処理しました。これは量にすると約38トンにもなります。

 関東地域で発見される不発弾については、幕末頃から日清・日露戦争、太平洋戦争等、幅広い年代のもので、その種類についても、陸上兵器用、艦船用、航空機用に加え旧軍の開発段階のものもあり、製造国も様々です。

また、工事現場で発見されることが最も多く、遺品や収集品として民家等から発見されることや産業廃棄物や海岸への漂流物からも発見される場合があります。



 不発弾処理の流れは?

不発弾を正確に識別することが重要

 不発弾が発見された場合、警察から不発弾処理隊に通報されます。この際、緊急性が高い場合は、警察から師団や旅団の司令部に要請がなされ、不発弾処理隊は、速やかに発見現場に出動し不発弾の識別や処理を行います。

 危険性が低い場合は、警察が不発弾を一次的に保管し、後日、不発弾処理隊が回収し処分します。不発弾の処分までの流れについて、最初に、不発弾処理隊が不発弾を識別・調査しますが、この不発弾の識別を正確に行うことが最も重要であるといわれています。

 識別・調査の結果、不発弾の運搬が可能な場合は、回収し後日処分します。運搬が不可能な場合は、地方公共団体と、現地で爆破処分を行うか、信管除去等を行うかを協議し決定。最終的には、自衛隊と地方公共団体が、現地処理の日時や双方の役割分担等の協定を締結し、現地での処分が行われます。なお、信管除去された不発弾については、不発弾処理隊が運搬・保管し処分を行います。



 関東地区を不発弾から守る第102不発弾処理隊

これまで約5850件、約345万発の不発弾を処理

 陸上自衛隊には、4つの不発弾処理隊がありますが、関東地区の不発弾処理を担当しているのは、朝霞駐屯地に所在する「第102不発弾処理隊」で、平成6年の創隊以来、約5850件、約345万発の不発弾を処理しています。

 同部隊は、隊本部と2つの処理班で編成され、約20名の弾薬の専門家で構成された部隊です。また、常時3名が部隊に待機しており、24時間365日、いつ緊急出動要請があった場合も、出動決定から20分以内、勤務時間外でも1時間以内に出動できる即応態勢を維持しています。

 実際に、不発弾が発見された場合、部隊において処理方法を検討しますが、第102不発弾処理隊では、隊長以下全員が集まってミーティングを行い、識別や処理方法等について徹底的に議論し、最終的に最も「安全」且つ「確実」に処理出来る方法を隊長が決定します。この全員参加のミーティングにより、隊員同士の信頼関係が強固となり、士気が高くまとまりのある部隊となっているそうです。



 まさに命がけの不発弾処理作業

「100%安全に処理できる自信があるので緊張はしません」

 不発弾は、何らかの理由で爆発しないまま残留している爆弾のため、いつ起爆装置が作動するか分からず、不発弾処理はまさに命がけの作業です。

 そこで、第102不発弾処理隊で処理班長の経験もある運用訓練幹部の高橋1尉に「信管を抜く時など緊張しないんですか」と聞いたところ「初めて現場で作業した時は、大変緊張しました。ですが、最も安全・確実に処理できる方法を考察した上で処理にのぞみ、100%安全に処理できる自信があるので緊張はしません。淡々と手順どおりやるだけです。」とのこと。これまで多くの不発弾を処理してきた自信でしょうか、頼もしい限りです。

 また、高橋1尉は「むしろ部隊を出発して現地へ緊急走行で向かう時の方が緊張します。警察、消防の様にサイレンを鳴らして走る訳ですが、交通事故を起こしたら大変なので」と話してくれました。

 第102不発弾処理隊は、関東地区の不発弾を処理するため、隊員全員が「安全」「確実」を肝に銘じ、不発弾処理の訓練や緊急走行の訓練を行い、日々の出動に備えています。


白壁兵舎広報史料館落成式~陸自新発田駐屯地~

 明治期のフランス風旧兵舎を忠実に移築・復元

 陸上自衛隊新発田駐屯地(新潟県新発田市大手町)の「白壁兵舎」は、明治7年に建設され、旧陸軍の歩兵第16連隊等が使用、その後、昭和44年に史料館となりましたが、今般、総事業費約10億円で、新発田城址公園の近くに「白壁兵舎広報史料館」として移築・復元されました。

 移築前
の旧兵舎は、現存する兵舎として国内最古と云われており、19世紀のフランス陸軍の兵舎をモデルとして各所に西洋建築の様式が用いられる一方、日本建築の様式も取り入れられ、明治初期の建築技術を示す歴史的評価の高い貴重な建物です。そのため、移築工事を担当する北関東防衛局は、当時の手法に準じ、可能な限り既存の木材や同じ材料を使用するなど、明治期のフランス風旧兵舎を忠実に復元するように努めました

 特
に、2階の合掌造りは、有名な富岡製紙工場と同じ構造で、非常に貴重な小屋組みが復元され、更に、2階展示室の天井の一部を無くし、この合掌造りが見れるようにしています。



 5月11日(日)から一般公開

 3月15日(土)、陸自新発田駐屯地において、「白壁兵舎広報史料館」の落成式が、防衛省・自衛隊や自治体等の関係者約40人により行われました。

 落成式は、最初に新発田駐屯地の廣岡司令が「市民に末永く愛される施設にしたい」と式辞。続いて、冨樫第12旅団長、江口東部方面総監部幕僚長、渡邉北関東防衛局長、二階堂新発田市長が祝辞を述べました。その中で、渡邉北関東防衛局長は、「白壁兵舎が多くの地域住民から愛され、親しまれる事で地域コミュニティーが強化され、防衛基盤がより一層充実していくように願っています」と話していました。

 その後、式典参加者は、同史料館に展示されている旧陸軍の歩兵第16連隊の軍旗や遺品及び災害派遣や国際平和維持活動等で使用された自衛隊の装備品や活動写真を見学しました。白壁兵舎広報史料館は、5月11日(日)から入館無料で一般公開されており、年間約6万人の来場者を見込んでいます。



市長からの手紙 ~栃木県宇都宮市~

 餃子・カクテル・ジャズ・自転車の街!宇都宮

 宇都宮市は、栃木県のほぼ中央に位置し、古い歴史と美しい豊かな自然に恵まれるとともに、市内を新幹線や高速自動車道が貫通する交通の要衝で、多様な産業が集積する北関東の中枢拠点として発展してきた都市です。

 餃子専門店が多く、“餃子の街”として全国的に知られており、餃子の1世帯あたりの購入額に関する総務省の家計調査においても3年ぶりに日本一となりました。また、“カクテルの街”や“ジャズの街”としても広く知られています。さらに、アジア最高位の自転車ロードレースである「ジャパンカップ・サイクルロードレース」の開催地として、年間を通して多くのサイクリストが訪れる“自転車の街”でもあります。
 
 現在、本市では、100年後の都市の繁栄を目指し、「みんなが幸せに暮らせる」、「みんなに選ばれる」、「持続的に発展できる」まちづくりを進めています。このため、「住めば 愉快だ 宇都宮」というブランド・メッセージを活用し、市内外へ情報を発信するなど、独自の都市ブランド戦略を展開しています。


 自衛隊と連携を図り災害に対応

 このような本市には、陸上自衛隊の宇都宮駐屯地と北宇都宮駐屯地があり、駐屯地では、創立記念行事や航空祭などを一般開放するとともに、納涼盆踊りを地域と共同で開催するなど、市民との交流が盛んに行われています。

 また、平時から本市や関係機関との連携強化に努めていただいており、自衛隊・県・警察・市・消防で構成する「国・県・市災害対策連絡協議会」において、豪雨による冠水災害や林野火災を想定した訓練を合同で実施しています。平成23年3月の東日本大震災においては、駐屯地からの連絡員がいち早く市役所に来庁し、緊密な連絡体制を築くことができました。

 自衛隊は、わが国の平和と安全を守る重要な役割を担い、日夜厳しい訓練を行っていると認識しています。本市では、災害などに迅速な対応ができる自衛隊が駐屯していることを大変心強く感じており、今後とも、自衛隊との連携を図りながら、本市のまちづくりを推進してまいります。



INFORMATION

 屋外コンサートのお知らせ

 さいたまスーパーアリーナけやき広場において、今年も自衛隊や米軍によるコンサートを開催いたします。このコンサートは、陸海空各自衛隊や在日米軍の音楽隊が交代で出演するもので、陸上自衛隊東部方面総監部が企画し、北関東防衛局も支援しています。コンサートは、以下の日程で何れも12時10分~12時50分の間に行いますので、近くにお越しの際は、楽しい演奏でお昼の一時をお楽しみください。


○問い合わせ先:北関東防衛局企画部地方協力基盤整備課 ℡048-600-1800(内線2262)


 講師派遣のお知らせ

 北関東防衛局では、管内(東京都・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・長野県)において、講師の派遣を行っています。職場の研修や学校の授業などの場で、防衛政策全般や防衛施設行政などの話をお聞きになりたいという希望がありましたら、ご気軽に相談下さい。ご希望の内容に応じて、防衛省・自衛隊から講師を派遣いたします。なお、謝礼や交通費等は必要ありません。


○問い合わせ先:北関東防衛局企画部地方協力基盤整備課 ℡048-600-1800(内線2262)