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北関東防衛局は「防衛省」の地方支分部局で、東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、新潟県、長野県の1都7県を管轄しています。

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 北関東防衛局広報第76号(平成26年3月発行)

特集!国際平和協力活動

~自衛隊唯一の国際任務先遣隊 中央即応連隊が宇都宮に所在~


派遣先のハイチ共和国で切手となった写真

目次

1 特集!国際平和協力活動
2 日米交流合同音楽会 ~東京都立川市~
3 米軍航空機事故図上演習 ~在日米軍横田基地~
4 在日米軍横田基地の活動を動画配信
5 講師派遣のお知らせ


特集!国際平和協力活動

 国際平和協力活動への取組

国際平和協力活動は自衛隊の本来任務

 防衛省・自衛隊は、紛争・テロなどの根本原因の解決などのための政府開発援助(ODA)を含む外交活動とも連携しつつ、国際平和協力活動に積極的に取り組んでいます。これまでに、①国連平和維持活動(いわゆるPKO)への協力をはじめとする国際平和協力業務、②海外の大規模な災害に対応する国際緊急援助活動、③旧イラク人道復興支援特措法に基づく活動、④旧テロ対策特措法(同法の失効後は旧補給支援特措法に基づく活動)を行っています。


 新たな安全保障環境においては、国際社会の平和と安定が我が国の平和と安全に密接に結びついているという認識を踏まえ、平成19年に、従来は付随的な業務とされていた国際平和協力活動に、我が国の防衛や公共の秩序の維持といった任務と並ぶ自衛隊の本来任務に位置づけられました。


 現在、防衛省・自衛隊は南スーダンにおいて国連平和維持活動(PKO)に従事しているほか、昨年は、フィリピン共和国の台風被害に対する国際緊急援助活動も行いましが、これらの活動は、国際社会からも高い評価を得ています。




 国際平和協力活動の体制

先遣隊として中央即応連隊を派遣し迅速に対応

 自衛隊が国際平和協力活動に積極的に取り組むためには、引き続き、各種体制の整備を進めるなど平素からの取り組みが重要です。


 陸上自衛隊は、平成19年7月から各方面隊等の持ち回りで派遣の候補となる要員をあらかじめ指定し、派遣ニーズに迅速且つ継続的に対応できる態勢を維持しています。また、平成20年3月には、陸上自衛隊の中央即応集団の隷下に「中央即応連隊」を新編し、派遣が決定された場合に速やかに先遣隊が派遣先国に展開し、活動準備を行うことができる体制が整えられました。

 更に、同年以来、毎年1回、国際平和協力活動派遣に関する一連の活動の訓練などを行うことにより、迅速な海外展開能力や海外における的確な任務遂行能力などの維持・向上を図っています。


 中央即応連隊とは?

自衛隊唯一の国際任務先遣隊が宇都宮に所在

 中央即応連隊は、国際平和協力活動等に迅速に対応するため、派遣部隊の先遣隊として現地に派遣され、主力部隊到着までの間、活動基盤を準備する自衛隊唯一の国際任務先遣隊です。また、国内で不測事態等が生じた場合、増援部隊として各方面隊を支援し、大規模災害が発生した場合には災害派遣を行います。

 同連隊は、栃木県宇都宮市に所在しており、その組織は、部隊指揮の中枢となる連隊本部、国際任務において情報収集・宿営地等の設営・補給・衛生・装備品の整備等を行う本部管理中隊、国際任務において宿営地等の警備を行う普通科中隊(3個中隊)で編成されており、部隊規模は約700名です。

 所属隊員は、英語に堪能な者や格闘に優れた者が多く、正に精鋭部隊。なお、格闘については、海外で警備を行う際に、武器は携行するものの可能な限り使用せずに警備を行うため、部隊では厳しい格闘訓練が行われています。また、装備品は、通常の武器や装備の他に鉄条網構築用の車両及び冷暖房付きの天幕等の国際任務専用の装備品を保有しています。




 先遣隊ならではの苦労や努力

現地との信頼関係の構築を重視

 実際に派遣された中央即応連隊の隊員に、現地における活動について聞いたところ、先遣隊ならではの様々な苦労や努力があるようです。普通科中隊の坂本2尉は「やはり食事と風呂です。特に食事については、食材の確保や調理が困難であるため、主力部隊が到着するまでの間、レーション(携行食)のみとなり、時には数ヶ月続く場合もあります」とのこと。

 本部管理中隊の近藤2尉は「派遣先では、英語を話せない現地の方もいるため、身振り手振りの調整に大変苦労しました」と答えてくれました。また、先遣隊は、現地の人々と打ち解け、信頼関係を築くことを重視しており、文化交流や孤児院訪問等を積極的に行っているほか、
派遣先の風習や宗教上の理由から、時には水や煙草などを制限することもあるそうです。

 この中央即応連隊の苦労や努力によって、主力部隊の受け入れやその後の活動がスムーズに行えると考えると頭が下がる思いです。最後に、二人は「この様な苦労も、交流や活動によって現地の人々に感謝されることにより、喜びに変わります」と話してくれました。


日米交流合同音楽会 ~東京都立川市~

 音楽でこころをつなぐ国際交流

 2月2日(日)、たましんRISURUホール(東京都立川市市民会館)において、北関東防衛局の主催による「日米交流合同音楽会in立川~心のかようハーモニー」が開催されました。

 当局では、米軍人、軍属及びその家族と米軍基地周辺の住民の方々との交流を深めてもらうことを目的とした交流事業の一つとして、平成21年から毎年音楽会を開催しています。

 音楽会には、立川市第九小学校、日米交流よさこい富士見連、ジョン ケイ・メンデル小学校、立川市立
やき台小学校、立川市立立川第一中学校、立川市立立川第七中学校、米国空軍太平洋音楽隊-アジアの計約240名が出演しました。
 当日は、約750名が来場し、2時間を超える歌や演奏、そして踊りが披露されました。最後には、出演者全員により「イッツ・ア・スモールワールド」が演奏され、来場者も一緒に合唱し、盛大なフィナーレとなりました。

 交流会や合同練習での交流

 2月2日の日米交流合同音楽会の約2ヶ月前から、交流会や合同練習が計4回行われました。12月5日には、立川市第九小学校とジョン ケイ・メンデル小学校の5年生全員による交流会が行われ、参加した児童達は、一緒に和太鼓を叩き、すっかり打ち解け合っていました。

 けやき台小学校、立川第一中学校及び立川第七中学校には、米空軍太平洋音楽隊が訪問し、合同練習及び音楽隊による音楽指導や演奏が行われました。中でも立川第一中学校では、特別授業として音楽隊のミニコンサートが行われ、生徒や父兄はそのパフォーマンスに感動していました。

 北関東防衛局としては、この日米交流合同音楽会をきっかけとして、米軍人、軍属及びその家族と米軍基地周辺の住民の方々との新たな交流が始まればと考えております。


米軍航空機事故図上訓練~在日米軍横田基地~

 計33機関・約160名が参加

 1月31日(金)、在日米軍横田基地において、北関東防衛局及び米空軍第374空輸航空団の主催により「平成25年度米軍航空機事故図上訓練が行われました。

 この訓練は、横田基地の近傍において、米軍機の墜落事故が発生したという想定の下、初動対応等及び情報共有の在り方等を検討するもので、東京都及び横田基地周辺5市1町、警視庁、東京消防庁、米軍、北関東防衛局、関係自衛隊等、計33機関、約160名が参加しました。

 訓練の最初に、午前の部として、基地内の駐機場において、第374空輸航空団による航空機事故対処要領の説明会が行われ、米軍の航空機の特性や運用及び過去の航空機事故対応の事例等について説明があり、関係者は熱心に聴き入っていました。



 本番さながらの真剣な議論

 次に、午後の部として、当局伊藤管理部長及び横田基地副司令ルークス大佐からの挨拶の後、日米の初動対応者である横田基地消防隊・憲兵隊、昭島警察署、昭島消防署、自治体及び横田防衛事務所が、事故発生から30分刻みで初動対応を発表、それに対して第374空輸航空団、警視庁、東京消防庁及び自治体から質問や確認がなされ、初動対応者が協議・回答するという形式で進められました。質問を受けた初動対応者全員が中央に集合し、短い時間の中で本番さながらの真剣な議論が行われ、対応を速やかに決定していた姿が印象的でした。

 約3時間行われた図上訓練を通じ、初動対応者による相互理解が深化すると共に問題点が抽出されたことで課題を確認することができ、関係者にとって有意義な訓練となりました。今後、日米の参加機関から意見及び反省点等を聴取の上、評価を行い、改善案等を作成する予定です。

 北関東防衛局としては、今後ともこのような訓練を企画し、万が一米軍機の事故が発生した場合の対処に万全を期して行きたいと考えています。



INFORMATION

 在日米軍横田基地の活動を動画配信!

 在日米軍横田基地第374空輸航空団は、これまで様々な人道支援活動を行っていますが、同航空団広報部が、これらの活動を広く知ってもらうため、「ダマヤン作戦」と「クリスマス・ドロップ作戦」の動画(日本語)を配信しています。是非ご覧下さい。


【ダマヤン作戦】
 昨年11月8日、フィリピンのレイテ島を中心とした地域に超大型台風30号が直撃し、甚大な被害が発生した。このため、横田基地は「ダマヤン作戦」を始動し、11月16日までに同基地からフィリピンへ輸送機5機と90人以上の隊員を派遣し、人道支援活動を行った。
動画リンク先:


【クリスマス・ドロップ作戦】
 昨年12月10日から17日の間、横田基地第36空輸中隊の輸送機が、ミクロネシアの57の島々へ総重量約15トンの衣類、学用品、食糧等の生活物資を投下する「クリスマス・ドロップ作戦」を行った。この作戦は、米軍で最も長く行われている人道支援活動として知られており、今回で62年目となる。
動画リンク先:

写真提供:横田基地第374空輸航空団広報部




 講師派遣のお知らせ

 北関東防衛局では、管内(東京都・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・長野県)において、講師の派遣を行っています。職場の研修や学校の授業などの場で、防衛政策全般や防衛施設行政などの話をお聞きになりたいという希望がありましたら、ご気軽に相談下さい。ご希望の内容に応じて、防衛省・自衛隊から講師を派遣いたします。なお、謝礼や交通費等は必要ありません。


○問い合わせ先:北関東防衛局企画部地方協力基盤整備課 ℡048-600-1800(内線2262)